大阪と奈良の県境、生駒山地の最北端にある甘南備山に登ってみることにしました。
スタート地点はJR学研都市線の松井山手駅です。京阪電鉄が開発した比較的新しくできた街ですね。
北陸新幹線の京都ー大阪間の途中駅になるかもという話が出ています。
山手幹線という大きな道沿いにしばらく歩きます。
京田辺市野外活動センターのほうへ向かいます。
野外活動センターです。
ここから本格的に山の中の道になります。
とはいえ比較的歩きやすい道です。
ひとつめの鉄塔の下を通過します。
11月下旬なので変な虫もいなくて歩きやすいです。
左手にゴルフ場(田辺カントリークラブ)があるのでフェンスがあります。
右手にもゴルフ場。枚方カントリークラブで大阪府にあります。このあたり大阪と京都の県境尾根を歩きます。
ふたつめの鉄塔の下を通過します。
両サイド、ゴルフ場に挟まれた道を進みます。
左に滑り落ちそうになる唯一少し危ないかなと思った場所です。
危険な道はないですが、低山はいろいろなところから道が合流分岐してかなり迷いやすいです。要所で登山アプリYAMAPと見比べて歩を進めます。
標識類も少ないですね。
3つめの鉄塔の下を通過。
ちょっと開けた道にでました。案内板も出てきました。
三角点と神南備神社という神社があるようです。
三角点にやってきました。二等三角点で標高201.6m。
京都市方面の展望が開けています。
甘南備山頂上へは右側を進みます。
神南備神社が現れました。
古来、甘南備山は、「神南備」「神無火」などともいわれ、これには「神が隠れる場所」という意味があるとされる。甘南備山は「神が鎮座する山」、「神の降臨する山」として信仰の対象となっていた。
山頂付近には延喜式内社の一つである神南備神社が鎮座しており、また、北麓の大住池平にある月讀神社では、祭礼の都度、元々神南備神社の祭神でもあった月読尊を甘南備山から迎えて、これを行うこととしていたとされる。このように神聖な山と見られていたことから近世までは女人禁制の山であったという。
甘南備山は低い山ですが、確かにいろいろなところから見え目立つ山ではあります。
平安京を造成する時には北の船岡山と南の甘南備山を結ぶ線上に、大極殿、朱雀大路、羅生門を建設したそうです。
甘南備神社の裏に甘南備山の山頂(221m)がありました。
近くの展望台からは京田辺市の市街地が見えました。
下山します。
長閑な里山をしばらく歩きます。
京奈和自動車道の下を通過します。
モミジが鮮やかな一休寺にやってきました。ここで寄り道して観光。
さらに歩いて近鉄の新田辺駅がゴールです。