JR山陽本線の宝殿駅です。加古川から一駅姫路寄りになります。
名所案内に石の宝殿こと生石(おうしこ)神社があります。駅名の宝殿は、どう考えてもこの石の宝殿に由来しているのでしょう。
ここの石の宝殿はかなりスゴいらしいですね。楽しみ。😀
ちなみに石の宝殿はここだけでなく、大阪と兵庫に合計5ヶ所あるらしいです。他の4ヶ所は
大阪府寝屋川市 打上神社
大阪府 金剛山
大阪府 葛城山
兵庫県 六甲山
寝屋川市は実家からも近いです。知らなんだ。😱
宝殿駅から生石神社までは1.7kmで徒歩25分。雨が降っていたので駅前のタイムズカーを借りようと思いましたが、誰かが借りていて断念。
レンタサイクルの駅リンくんもありましたが、コインロッカーに荷物の一部を預けて歩くことにしました。
生石神社まではほぼ一直線。目の前の山が石の宝殿のある宝殿山です。
たぶん山の中腹に見えているのが生石神社ですね。
左手には巨大な採石場があります。
生石神社へ行くには東参道と南参道があるみたいですが、東参道を通って行こうと思います。
石畳の道のほうを進みます。
神社に続く一直線の石段が現れました。
旧鳥居が放置されています。
鷹羽の紋が入った大きな石も転がっています。
大変そうに見えますが、そこまで長い石段ではありませんでした。
本殿の前に到着。
振り返ると加古川・高砂の街並みが良く見えました。
国の史跡であることを示す碑がありました。竜山石はこのあたりから産出する凝灰岩で古代から採掘されてきたそうで、石の宝殿周辺には多数の採石跡が残されています。
霊岩と名のついた巨岩がありました。
触ると神の偉大なる力が授かるようです。触るしかないでしょう。
岩を触った手で悪いところを触るんですね。頭髪がこれ以上薄くならないように頭を触りました。😀
日本三奇のひとつである石の宝殿。三奇の他の二つは霧島の高千穂山頂に立つ天之逆鉾、もうひとつは宮城県塩釜にある御釜神社の釜だそうです。
これが石の宝殿の御神体ですね。300トンはあると言われる5m角の巨石が水の上に浮いているように見えます。
岩の周りを一周できます。
パワースポットという陳腐な言葉を使いたくないですが、パワースポットと呼ばれるのも納得の雰囲気です。
ただの立方体ではなく、後部には謎のでっぱりがあります。
奈良時代にはすでに存在していたという巨石。誰が何のためにいつ作ったのかミステリーですね。
石の宝殿は、阿弥陀町生石にある生石神社のご神体で、「浮き石」や「日本三奇」の一つとも呼ばれています。
一辺5メートルを超える巨大な直方体の石造物で、背面には突起がついています。国内でも他に類例がなく、大変貴重な文化財です。生石神社境内にある建築や石造物、古墳(竜山1号墳)も、石の宝殿とあわせて、国指定史跡となりました。
奈良時代の『播磨国風土記』に、家の形をした「大石」として登場し、少なくとも1300年以上前から存在していたことがわかっています。しかし、なぜ、だれが、何のためにつくったのか、神がつくった神殿説や、大王の石槨(せっかく)説など、謎を残したまま、さまざまな諸説が展開されています。
比較的柔らかい凝灰岩とはいえ、これだけ岩を掘るには少なくとも鉄器が製造されるようになった後からでしょうか。
御神体を上から見てみようと思います。階段があります。
凄い光景ですね。なぜこのように岩を削ったのか不思議です。
来て良かったと思わせる景色。😀
日本三奇にふさわしいです。
さらに階段を登ると宝殿山の山頂です。
大正天皇行幸の碑がありました。
高砂の海岸沿いの工業地帯が見えました。