青春18きっぷで紀伊半島をぐるりと回って大阪から名古屋へ移動する鉄道旅の最終回です。
紀勢本線
紀伊田辺13時42分発新宮行きの普通電車に乗りました。
日置川を渡ります。
見老津付近の枯木灘。周参見ー串本間はなかなかの絶景が続きます。
串本には15時07分の到着。3分の停車時間です。
本州最南端の駅の看板がありました。この時期、天気予報を見ていると串本がいちばん涼しかったりします。房総半島の館山と同じか。
清流の古座川を渡ります。
下里駅付近の海岸です。
紀伊浦神駅付近。入り江が漁港になっています。
観光地の太地、紀伊勝浦などを電車は通って行きます。
新宮駅に16時12分到着。2分の乗り換え時間で接続する多気行きのディーゼルカーに乗り換えます。
新宮から先はJR東海管内なのでオレンジのラインの入った車両になります。
16時50分、熊野市駅の一つ手前の有井駅で下車しました。世界遺産の花の窟神社の最寄り駅になります。
花の窟神社
国道42号にそって10分ほど歩きました。昼間に紀伊田辺の街を歩いたときよりは、だいぶ涼しくなっています。
道の駅がありました。営業はすでに終えていましたがトイレ💩を借りました。ありがたいことにウォッシュレットでした。😄
道の駅のすぐ隣に花の窟神社があります。
碑には日本最古とあります。
花の窟は720年(奈良時代)に記された日本最初の歴史書である『日本書紀』の神代第一で「国産みの舞台」として登場しています。この地は熊野三山信仰に先立つ古代からの聖地「窟の熊野」として重要な意味を持っており、まさに日本人のルーツといえる場所です。
歴史書には花の窟から御神宝を本宮大社へ移したことが書かれています。日本書紀に記されている事柄そのままに、今も毎年2月2日と10月2日には、例大祭が行われ、多くの方が参拝に訪れます。
直径1mくらいはありそうな丸い石。
こちらは特に本殿や拝殿とかではなく社務所のようです。時間が遅いのか無人でした。この先へと進んでいきます。
花の窟神社の絵馬が掲げられていました。
花の窟神社です。この岩山自体がご神体なんですね。お社はありません。
代わりに柵に囲まれた柱が一本。うわー、なんかむちゃくちゃ神聖な感じがする。
沖縄の斎場御嶽もですが、そもそもの神社は大きな岩とか洞穴とか自然物から始まっているんでしょうね。
岩山の上には綱が何本か張られていました。
定期的に張り替えが行われるようですね。
獅子岩
花の窟神社を後にし、海岸沿いを歩きました。
これから向かう熊野市駅の方向。
反対側は七里御浜と呼ばれる長い長い砂浜です。
熊野のシンボル、獅子岩が見えてきました。
巨岩「獅子岩」は高さ25mの国指定名勝天然記念物で、世界遺産。古くから隣の神仙洞とともに熊野市山中の大馬神社の狛犬とされています。
でかい狛犬ですね。
このあと電車に乗ると食事ができないので、獅子岩の隣のすき家で早めの夕食にしました。
すき家のうなぎが気になりましたが、軽く1,000円オーバーでしたのでやめました。😅
熊野のもうひとつの観光スポット、鬼ヶ城海岸が見えます。楽しい遊歩道もあるみたいですが、また次回にしましょう。
山が迫る熊野の町並み。
熊野古道の標柱があります。一度歩いてみたいと思いますが、真夏は絶対に嫌です。
熊野市駅に到着しました。
さすがに有人駅です。
18時27分発のディーゼルカーに乗りますが、名古屋まで5時間かかります。