青春18きっぷを使用した串本経由の名阪大回り乗車の続きです。乗車時間16時間の過酷旅です。
11時28分御坊駅発の紀伊田辺行き普通電車に乗りこみました。
ローカル路線には似つかわしくないロングシート。
できればクロスシートでゆっくり景色を楽しみたい路線です。
御坊から約45分、紀伊田辺駅に到着しました。
弁慶生誕の地 田辺
紀伊田辺のある田辺市は和歌山県中南部の都市で、人口は約7万人。
次の新宮行きの普通電車まで1時間半の乗り換え待ちがあります。
ランチ+観光を楽しもうと思います。
田辺市は、諸説いろいろあるそうですが、武蔵坊弁慶の有力な生誕地だそうです。
駅の待合室の壁にも、田辺出身の偉人として植物学者の南方熊楠などと並んで武蔵坊弁慶の解説がありました。
市内ではあの手この手で弁慶の街をアピール。
弁慶通り。なぎなた通りもありました。
世界遺産の鬪雞神社
駅から徒歩10分ほどのところに世界遺産の鬪雞神社があります。
鬪雞神社は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素のひとつのようです。
熊野参詣道は山の中を通る中辺路と、海側を回る大辺路がありますが、こちらは大辺路とあります。
社伝によると允恭天皇8年(419年)に創建。
白河天皇の時代(1073~1087)に熊野三所権現を勧請し、熊野参詣の折には鬪雞神社に参拝して心願成就を祈願したと言います。
また、鬪雞神社に祈願して三山参詣に替えたという伝承もあり、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の別宮的存在として熊野信仰の一翼を担っていました。
社殿は熊野本宮大社が川の増水で流失する以前と同じ配置をしており、熊野信仰の歴史をいまに伝える貴重な場所です。
拝殿です。
中には入れませんがお社が四棟ならんでいます。
武蔵坊弁慶と源義経でしょうか。石像がありました。神社の名の由来となった闘鶏に使われたと思われる二羽の鶏もいます。
鶏二羽が描かれた絵馬。
鬪雞神社の名は平家物語壇ノ浦合戦の鶏合せの故事に由来します。
源氏と平氏の双方より熊野水軍の援軍を要請された武蔵坊弁慶の父であると伝えられる熊野別当・湛増(たんぞう)が、どちらに味方をするかの神意を確認するため、神社本殿の前で赤を平氏、白を源氏に見立てた紅白7羽の鶏を闘わせました。すると、ことごとく白(源氏)の鶏が勝利したため、源氏に加勢することを決め、熊野水軍200隻を出陣させました。熊野水軍の加勢が合戦の勝敗に結びついたともいわれます。
扇ヶ浜
せっかく和歌山に来たので海を見に行くことにしました。
これがちょっと失敗。距離はそれほどでもないですが炎天下の真っ昼間を歩くことになり、このあとちょっと体にダメージを負うことになりました。😭
(37.5度ほどの発熱と体のだるさ、2日間ほど続いた下痢症状)
大阪の枚方で39.8度を記録した日ですね。和歌山は海沿いだから、そこまで暑くないとたかをくくっていました。
目的地のビーチにやってきましたが、あまりの暑さのせいか、海水浴客もまばらです。
ふみきり食堂
鬪雞神社、ビーチを訪れる前には地元の食堂でランチにしました。
紀伊田辺駅西側の踏切です。
踏切の近くにあるふみきり食堂さんです。
お持ち帰りの弁当も人気なようで、電話注文を済ませたお客が頻繁に引き取りに来ていました。
メインのおかず2品を選べるセレクトランチ880円です。2品は鶏の唐揚げとエビカツにしました。
ドリンク付きでアイスコーヒーにしました。
ごちそうさまでした。