名鉄名古屋本線の藤川駅で下車し、駅からも見える牛乗山を目指すことにしました。
藤川は岡崎市の東部にある東海道五十三次藤川宿のある地区で、牛乗山は一幡山薬師寺のすぐ近くにある標高172mのかなり低い山です。
駅を出て国道1号線沿いに少し歩きます。
関山神社
10分ほどで関山神社に到着しました。
藤川地区の鎮守様だそうです。
神社脇に牛乗山登山口がありました。案内板によると登った先に関山神社の奥宮があるようです。
岩の多い山道ですが、それほど歩きにくいことはありません。
10分ほど歩くと関山神社奥宮に到着しました。
一畑山薬師寺
奥宮から進むとすぐに一畑山薬師寺が見えてきました。
もともと名古屋にあったようですが、昭和55年にこの地に移ってきたようです。
本堂です。本尊である一畑薬師瑠璃光如来をはじめ、日光菩薩、月光菩薩、十二神将、大日大聖不動明王が祀られているそうです。
瑠璃光殿です。
全長8.94mの一畑薬師瑠璃光如来様純金箔涅槃像が祀られています。拝観無料でした。
訪れた日は1月7日で、まだ初詣の客で賑わっていました。
「御霊泉開運うどん」や「良縁厄除けだんご」などが名物の喫茶コーナーも多くの人で賑わっていました。
奥には日帰り入浴施設の御霊泉があります。
境内地に湧き出るこの温泉は、地質学上99%不可能と言われた地層から湧出したことから「御霊泉」と名付けられました。
愛知県に正式に認可された飲用もできる温泉で、ほとんど腐ることのない良質なお水です。常に注ぎ出るお湯は100%源泉を使用し、毎日清掃とお湯の張り替えを行っています。
この御霊泉を入泉された方、飲用された方々より多くの喜びのお声やお礼のお手紙を頂いております。全国からこの温泉水を汲みに多くの方がご参詣されます。
多くの参拝客でにぎわう縁起物売り場です。稼ぎ時ですね。
おみくじがぎっしり。実はおみくじ、人生でほとんど買ったことがありません。
かなり商売っ気の強いお寺でした。
1,400台が止められるという無料大駐車場も、ほぼほぼ満車状態でした。
砂利駐車場
牛乗山へ向かうことにしました。
砂利の第2駐車場を通りますが、さすがにこちらは車はわずかしかとまっていませんでした。
奥三河の山々が良く見えます。右のほうが本宮山ですね。
おおらく豊田の寧比曽岳(1,121m)方面です。
ここで昼食にしました。左がヤマザキのランチパック、右がフジパンの類似品。ドラッグストアで買った時はどちらもランチパックだと思っていました。
牛乗山
駐車場の端から牛乗山への道が始まります。ただしすでに山頂近くまで登ってきているので、ほとんどフラットな道です。
ものの3分もしないうちに開けた場所に出ました。どうやらここが牛乗山のようです。
山頂は牛乗山第三紀末波蝕巨礫群として岡崎市天然記念物に指定されています。
藤川町の牛乗山の基盤は、領家変成岩類に属する石英片岩及び雲母片岩より成り、その浸食面上に第三紀の巨礫や砂礫から成る地層が不整合に重なっています。三河地方における地殻変動の様子を見ることができ、地質学上貴重なものです。
市指定:天然記念物 牛乗山第三紀末波蝕巨礫群 | 岡崎市ホームページ
岩がちな下山路には石仏が多くありました。
山道を下りた先は白馬山阿弥陀寺というお寺でした。
国道1号線沿いを藤川駅へと戻ります。約1時間半ほどのお手軽ハイキングコースでした。