JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」はこだま限定になりますが、東海道新幹線がお得に乗れる旅行企画商品です。
ただし通常の切符と違うため、制約がいろいろあり、使用に注意しないといけません。
1.予約された乗車日・区間・列車・座席に限り利用可能。
自己都合で乗り遅れた場合はお金をドブに捨てることになります。事前の予約変更はできず、いったん取り消してから再予約。取り消しには一定のキャンセル料がかかります。
2.途中乗降できない。
気が変わって途中駅で下りようとすると「ぷらっとこだま」が無効になるだけでなく、もう一度発駅からの乗車券・特急券を支払わないといけないです。
3.座席は指定席です。自由席はご利用できません。
指定席で隣に気に食わないやつがいるからといって、勝手に自由席に移ったりしてはだめなんですね。
4.乗車区間は、予約された新幹線発駅から着駅までのみ(東京都区内、大阪市内といった特定都区市内乗車券部分は含まれません)。
ふつうに新幹線の切符を買ったときは、東京なら上野や赤羽とかで下車できますし、大阪なら天王寺や長居といった大阪市内のJR駅で下車できます。それらの料金も考えるとお得分は減ってきますね。
特に。危険なのは注意事項の1ですね。確実に予約した新幹線に乗る自信がある時にしか使えないですね。
ちょっとだけ飛行機のLCCと似ているような気がします。(LCCほどのお得感は無いですが・・)
ちなみに通常の料金だと新大阪ー名古屋間は5,940円です。ぷらっとこだまは4,990円で、約1,000円安くなります。乗り遅れた場合のリスクを考えると微妙な価格差です。
比較対象として、大阪ー名古屋間を近鉄特急で移動した場合、ぷらっとこだまと同じ4,990円です。時間は新幹線の2倍です。
ぷらっとこだまが有利でしょうか。行先が大阪でもミナミだったら、近鉄もまだ利用価値はありますね。
私はぷらっとこだまを何度か使用したことがありますが、今年の3月に仕様変更以降初めて使ってみました。利用区間は新大阪⇒名古屋です。
3月で大きく変わったのは、このチケットレス化ですね。あとはEXサービスおよびスマートEXの会員である必要があります。私は無料のスマートEXに登録しています。
私はパソコンでJR東海ツアーズのホームページから予約しました。予約後メールが送られてくるので、メールに記載されているリンクを開くと、このような画面が出てきます。
QRコード表示でも改札口を通過できますし、SuicaやIcocaなどの交通系ICカードを登録すれば、そのカードでも改札口を通ることができます。
私はIcocaを登録して使用しました。
改札口をタッチして通過すると、座席情報が記された紙が出てきます。新幹線はあまり利用しないので知りませんでしたが、最近の自動改札機はこのようなプリント機能もついているんですね。
QRコード読み込みのできる改札口も初めてでした。
(出張などで頻繁に新幹線を利用する方にとっては当たり前なのかもしれません)
ぷらっとこだまには乗車当日に使える1ドリンク引き換え電子クーポンが付いてきます。
駅構内のベルマートで缶コーヒーに引き換えました。
乗車したのは東京行きのこだま732号です。
新大阪始発なので15分くらい前に入線してきました。
東京まで各駅停車で3時間54分かかります。
ガラガラ。
快適~。😃
と思っていたら、まさか私の隣に若いお兄ちゃんが乗ってきました。思わず
「えっ、ここですか」😦
と聞き返してしまいました。
私は誰も来ないだろうと思って、隣の席に荷物を置き、くつろぎの体勢に入っていました。
ぷらっとこだまは3月からシートマップで席を選ぶことができますが、私はE席(2列シートの窓側)しか指定しませんでした。
他に腐るほど席があるのに、JR東海はどういう発券の仕方をしているのかなと思いました。
京都ー米原間を走ります。
東海道新幹線の最高速である285㎞に近いスピードです。
米原ー岐阜羽島間。日本100名山の伊吹山を通過。
約1時間で名古屋駅に到着しました。やっぱり新幹線は楽ですね。