名古屋港ガーデンふ頭にやってきました。南極犬タロとジロの銅像です。
昔、実家で犬を飼っていましたが、ジローという我が家の犬は家から逃げだしたあと戻ってくることはありませんでした。
南極大陸を走った観測用車両です。
名古屋港ガーデンふ頭では、日本では初めての本格的砕氷船である南極観測船ふじが展示されています。
むかし見学したかどうか記憶が定かでないので、見学してみることにしました。
最近そういう曖昧な記憶が多いですね・・
ネットで見たり調べたところが、まるで自分が行ったことあるかのように錯覚することが・・
ポートタワー展望室+港湾博物館+ふじの三施設共通入場券が700円です。
私は名古屋市営地下鉄の土日エコキップを持っていたので割引で590円でした。
入り口です。ふじは昭和40年に誕生し昭和59年に運用を終えました。
昭和60年からはここで展示されているそうですので、現在39年目ですね。
ふじは文部省が発注した船で、日本鋼管鶴見造船所で誕生。運用は海上自衛隊だったそうです。
内部は展示用に一部改造されていますが、ほぼ当時のままです。
こちらは一度に100人が食事できたという大食堂です。
厨房での調理風景です。リアルなマネキンで再現されています。
廊下ですが思ったより船内は広く感じます。しかし乗員200人+観測隊員35人が一度に乗るそうですから、船内はかなりの人口密度だったかもしれません。
これはテーブルもある比較的エラい人たちのスペースでしょうか。
船内には病院もあり、手術にも対応できたそうです。
航海は5ヶ月、医者が倒れたらヤバいですね。
理容室もありました。しかし理容師は乗船せず、手先の器用な乗組員がカットを担当していたそうです。
庶務室で作業する船員です。
間接部門もいろいろあるんですね。
先任海曹士(主だった下士官)の部屋です。10人部屋になっていました。
わりとエラい人の部屋のようです。
衝撃的だったのが、この一般乗組員の部屋です。プライバシー一切なしの簡易ベッドとも言えないようなベッドがずらりと並びます。
荒れた南緯60度の海では船が45度くらい左右に傾くそうで、ベッドから落ちないようにベルトがついています。
このベッドはきっついですね。1日だけなら面白そうなので体験してみてもいいかなと思いますが、5カ月はきついですね。
上から船酔いのゲ〇がふってきたりしないんでしょうかね。
第二居住区というそうです。船内カーストがすごいですね。給料高くないとやってられない。
一部下の階がのぞけるようになっていて、機関室の一部を見ることができます。
観測隊員の部屋です。観測隊員さんは船内カースト上位のようです。大学研究者などが多かったのでしょう。
こちらも観測隊員室です。
上階は南極博物館になっていました。
南極と言えばペンギン。
甲板にはヘリコプター。格納庫にはヘリコプター3台を格納できました。
救命ボートです。
操舵室です。
船体の前部は3層構造の倉庫になっており、観測資材や車両などを収納、クレーンが2基設置されています。
ふじの模型がありました。
砕氷船は全長に比べて船体の幅が大きいのが特長だそう。分厚い氷の時は、出力MAXで氷に乗り上げて、船の重量で氷を割るそう。