
横須賀線の北鎌倉駅で下車しました。
狭いホームに15両の電車が止まるのがすごいですね。😮
円覚寺

駅を下りてすぐにあるのが臨済宗円覚寺派の大本山である円覚寺です。鎌倉五山第2位の古刹です。

鎌倉時代の弘安5年(1282年)に鎌倉幕府執権・北条時宗が元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建されました。
北条得宗の祈祷寺となるなど、鎌倉時代を通じて北条氏に保護された寺です。

拝観料は500円でした。建長寺と同額でした。

谷戸(やと)と呼ばれる鎌倉独特の地形の谷あいに堂や塔頭が並びます。
山門

階段の先にあるのは山門です。

天明5年(1785年)に再建されたものと言われています。
仏殿

仏殿は関東大震災で倒壊し、のちにコンクリートで復元したものだそうです。

天井には迫力のある白竜図が描かれています。
方丈

唐門です。

方丈庭園です。
舎利殿

国宝があるようです。

唐破風のある門の後ろだと思いますが、神奈川県唯一の建造物としての国宝である舎利殿です。鎌倉時代の禅宗様建築の代表例として知られています。
途中に門があり、残念ながら近づけるのはそこまででした。
佛日庵

塔頭のひとつで北条時宗公御廟所の佛日庵です。

佛日庵の隣にある開基廟です。
黄梅院

いちばん奥、高いところにあるのが黄梅院です。

国宝洪鐘

円覚寺にあるもうひとつの国宝の洪鐘を見に行ってみることにしました。

鐘は弁天堂にあり、ちょっとした石段を登った先にあります。

登ると視界が開けてきました。

弁天堂です。

これが国宝の洪鐘ですね。
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、国宝に指定されています。円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3年(1301)、国家安泰を祈願して寄進したものです。

ありがたやありがたや。
なかなか見どころの多いお寺でした。暑さのせいか日本人観光客は少なめ、外国人が目立ちました。