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プラスチック製ストロー廃止など、プラスチックごみを削減する試みは各国で進んでいる
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そこには環境保護の意識だけでなく、プラスチックごみの「輸入」を中国が禁じたことへの警戒感をみてとれる
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日本ではこの動きへの反応が鈍いが、プラスチックごみの削減はグローバルな環境保護だけでなく、国土保全の観点からも緊急の課題である
タイの海岸に打ち上げられて死んだクジラの胃の中から大量のビニール袋が発見されたことが世界中で大きなニュースとなりました。
それもあってか欧米各国では海洋汚染の引き金となっているプラスチックごみの削減が大きなトレンドになっています。
スターバックスがプラスチックストローの使用の廃止を決めたり、イギリスやシアトルでは国、自治体レベルでプラスチックストローの廃止の方針が打ち出されています。
個人的にはストローというのは微々たるもので効果はいかほどのモノか疑問はありますが、プラスチックごみ問題のシンボルとして取り組みやすいということなのでしょう。
中国に関してですが、中国の船が中国製品をアメリカに輸出した後、空荷で帰るのはもったいないのでアメリカのゴミを大量に持って帰るという話は聞いたことがあります。
もし米中の貿易摩擦が深刻化してアメリカが中国からの輸入を減らした場合、逆にアメリカは自分たちの吐き出すゴミでにっちもさっちも行かなくなってしまうかもしれません。(笑)
本来なら自分のお尻は自分で拭けということですね。
日本もかなり中国へゴミを輸出していますが、中国のごみ受け入れ拒否は日本にとっても大きな問題です。
日本は環境面では先進国という自負があるようですが、最近そうでもないですね。
リサイクル技術などはあるのでしょうが、ごみの排出のコントロールという点では欧米に劣っていると思います。
近所の海岸を散歩すると冷蔵庫やテレビ、タイヤ、自転車、無数のペットボトルやビニール袋が落ちています。
国道の高架下なんかも不法投棄だらけです。
4月にシドニーに行ったときは周りに400万人が住むシドニー湾がとてもきれいでびっくりしました。
誰が捨てるのかわかりませんがけっこう日本はゴミに関しては垂れ流しかと思います。
うちの近所は本当に汚いです。
なんとかしたいですね。せめて近所だけでも。