まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

田舎への「Uターン介護」が親のためにならない3つの理由を読んで

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ネットでこんな記事を見つけました。

 

私も親の介護は他人事ではない

 

 

フリーター生活でお金は無いけれどストレスレベルは少ない生活をしている私ですが、気がかりなこととして親の介護の問題があります。

 

私は長男で愛知県在住、両親は大阪に住んでいます。86歳の父親は要介護4で、80歳の母がヘルパーさんなどに定期的に来てもらいながら父親の面倒を見ています。父親はなんとか壁を伝いながらトイレに行くことはできるのですが、それでもおむつは必須です。母が毎日、父のおむつを交換しています。

 

母に頼りきり

 

そんな母は頭ははっきりしていますが、最近は脊柱管狭窄症で腰痛に悩まされ、遠くへの買い物はだんだん行けなくなってきています。普段の食材や日用品の購入は生協のカタログを見て電話で注文し、自宅に持って来てもらっています。

 

また私には妹がいるのですが、結婚しているので実家には住んでいません。電車で3駅離れたところのマンションに住んでいます。何かあったら妹が駆けつける事ができるのですが、妹も仕事をして自分の生活があるので、実家を訪れるのは1週間に1回くらいのようです。

 

月に一回帰省しています

 

私はといえば月1回実家に帰って、主に母や妹ではできないようなことをするようにしています。電球の交換や庭回りの作業、家電製品の購入、かさばるおむつの買い出しに行ったりします。

 

やはり高齢夫婦の二人暮らしなので、両親は施設に入った方がいいのではないかと思うこともありましたが、先の記事を読んで現状のままで良いかと思いました。

 

親の事を思って親切の押し売りをしても親の為にならないという事ですね。記事から一部引用させて頂きます。

 

実際、介護のために正社員から転職した人のうち、その後も正社員になれるのは、男性は3人に1人、女性は5人に1人。そして、男性は年収が約4割ダウン、女性は半減という調査もあるほどです。

失業保険の給付日数はシンイチさんのケースで、330日。「もらう前は、『楽勝』と思っていましたが、実際にはあっという間に終了しました」とシンイチさんは言います。そして、経済的に苦しくなると、ゆとりがなくなります。

シンイチさんの妻も、不安だったのでしょう。ゆとりがなくなった末、義母や夫に対して優しくできなくなるのは、ある意味、当然なのです。

そんな家庭不和の延長線上に、次の「②母親のできる力を奪う」という事象が生じてきます。

シンイチさんの妻はだんだん母親がおっくうになっていき、「お義母さんは、ゆっくりしていてくれたらいいから」と口癖のように言うようになりました。母親としては、義娘が自分が動くことを嫌がっていると敏感に察知したのでしょう。そして、「迷惑にならないように、じっとしておこう」と考えるようになるのです。

結果、母親は「できる力」をだんだん奪われていきましたこれでは、身体能力を衰えさせる原因にもなりかねず、本末転倒です。

そもそも、介護状態の親のための「やってあげる」ことが親のためになるとは限りません。両親が故郷で2人暮らしをしているという男性(60代)から、こんな話を聞いたことがあります。父親は90代。シンイチさんの母親より1つ重度の「要介護2」。その父親が認知症の妻(男性の母親)を老々介護していて、男性は月に2回、実家に遠距離介護をしています。

たとえ、息子が月に2回帰ってきてくれるといっても、ほとんどの時間、両親は2人きりです。普通は、両親のことが不安になるものでしょう。しかし、男性は言いました。「2人で暮らしているから、何とか、彼らなりに、自立した暮らしをできている」、「元気だったときと同じように、自分たちの自力でやるから、気力も体力もむしろ衰えない」と。

  実際、介護の現場ではなんでもかんでも「やってあげる」ことが優しさになるとは限りません。むしろ、安全に行える環境を整え、見守ることこそが、ほんとうの優しさなのではないでしょうか。

 

母には当分今のライフスタイルで

 

うちの母は料理を作るのが大好きです。またそれほど社交的というわけでもありませんが、そこそこの近所づきあいはあります。施設に入ると料理することもないでしょうし、旧知の仲の人とも接することができず退屈してしまうでしょう。確かにできることもできなくなってしまうと思います。

 

記事を読んで、私はしばらくは現状のまま月1回実家に帰って、家の事を手伝うくらいで、可能な限り母を中心に父親の自宅介護をしてもらおうかと思いました。もちろん介護保険を使ってデイサービスや訪問診療や、家の設備の改善などで母の負担は減らすようにしますが、なるべく施設に入らないという選択肢もあるのかと思いました。父の世話をするのがそこまで苦ではないようなので、私の母にはこのスタイルのほうがあっているような気がします。