まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

生きる目的

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私は高校卒業後、関西の某私立大学に入学、大学を卒業後同じく関西の某国立大学の大学院前期課程に進学しました。機械工学専攻です。

 

当時の私は上昇志向が強く、自分はもっとできるはずだと実際はそんなに頭がいいわけでもないのに、猛勉強して運よく大学院に進むことができました。そして2年の修士課程が修了し、学校推薦のおかげでたいした就職活動もせず某重工メーカーに就職しました。(ちなみにこの時の年収が人生史上MAX)

 

でも大学院にいたころもそうですし、会社に入ってからもそうなんですが周りがみんなすごい優秀で自分はすごくバカなんですね。就職してから明らかにお呼びでないところにきてしまった・・と思いました。若い時にありがちな過ちですが、自分の力を過大評価しすぎて自分で自分のハードルを上げすぎてしまいました。

 

その会社では設計の仕事をしていましたが、設計ミスの連発で会社に迷惑をかけ、3年で辞めることを決意しました。そこでやっと気づいたのですが、私は基本的に文系タイプの人間で大学入学時の進路の選択を完全に誤っていました。高校生当時あまり進路に対して深く考えていなかったことが原因です。

 

退職する時、上司の一人からは「辞めても世の中はそんなに甘くないよ」と言われましたが、たしかにその通りで、その後会社を何度か変わり苦労しながら今に至っています。今ではフリーターですので大学院まで出て親には申し訳ない気持ちは多少あります。他人から見ると落ちぶれたなと思われているかもしれません。

 

でも逆に大学院を出たという変なプライドに固執せずに、単純肉体労働の日雇いバイトすらも楽しんでいる自分自身の柔軟性、適応能力を褒めてあげたいなという気持ちもあります。

 

50歳も近づいてきて、さすがに若いころのような上昇志向はありません。ただ大きな病気や事故にあわなければ80歳や90歳まで生きる可能性は高いですし、子供もいないので子育てが生きる目的でもありませんし、漫然と生きるには残り30年、40年という時間は長いです。

 

現在はほどほどにバイトして公私ともに日常生活をエンジョイしていますが、さらなる充実感を得るにはなにかライフワークのようなものが見つかればいいのでしょうが、こればっかりはなかなか難しいですね。

 

普通の会社員なら定年退職後に悩むようなことが、50代前にして悩んでいます。会社を辞めて3年、正社員時代のストレスからは解放されましたが、あらたな悩み発生です。まあ贅沢な悩みです。(笑)