最近たまに見る意識高い系?ユーチューバーたちの動画をみて思ったことを書きます。
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成功したければ好きなことを仕事にしろ
どなたとは言いませんが、就活生や20代男性サラリーマンに人気のありそうな意識高い系のユーチューバー(複数)がよく言っている言葉です。そして好きなことをして稼いでいる自分の稼ぎを自慢げにチラチラとアピールするわけですね。
うーん、なるほど。
大当たりを狙うなら、それもアリかと思います。プロ野球選手やミュージシャン、誰もが知る成功している会社の経営者なんかもそうですね。
そしてそこまで大当たりではありませんが私の視聴する鉄道系、旅行系ユーチューバーの人たちも、「好き」を仕事にした人たちです。
でもいくら好きな事でも仕事となってくるとやはり大変かと。ユーチューバーでも売れっ子になると企業案件もあります。そう自分の思い通りにもいかないでしょう。そして芸能人と一緒でいつ世間から飽きられるかというプレッシャーもあります
突き抜ける存在になれればいいですが、それ以外の大多数は常にリスクと隣り合わせです。成功者の陰には多くの敗者がいます。
妥協する能力も立派な能力
で、世の中のたいていの人は好きというよりも、適性を考えて最も自分の力が発揮できそうなところ、最もストレスなく働けそうなところ、最もリスクの少なさそうなところを狙うわけです。
そしてそれほど好きでもない仕事を無難にこなし、たまの休日に趣味の世界に生きるわけです。(ブラック企業ではそれも保証されていませんが)
大人になるということは、いい意味で妥協ができるということでしょうかね。いつまでも夢追い人ではね~。
あれっ、なんかこれって今88歳のオヤジが35年前に言っていたこととよく似てるぞ・・('ω')
成功者は成功者、自分は自分。そもそも成功の形は人によってそれぞれ違うものかと思います。お金の多寡だけが成功をはかるものさしではありません。
起業して成功する人もいれば、サラリーマンとして素晴らしい仕事をする人もいるし人それぞれです。サラリーマンだから終わっているというわけでもないでしょう。
好きなことを仕事にするならメインの仕事は別にあって、副業でやるくらいがちょうどいいと思います。
みんなが好きなことをはじめたら
先に紹介した成功している意識高い系ユーチューバーの人たちも、世の中のみんなが好きな仕事を始めたらきっと困りますよね。コンビニでジュースも買えない、家から出たゴミも持って行ってくれない、お米も魚も食べられない、電気もガスも来ない・・・。どうするんでしょうね。
みんなで彼らの動画の視聴を全部やめて収入の道を断ってやったら、そういう泥臭いところから働く覚悟はあるんですかね。
雇われて普通に働いているだけで、人を資本主義社会の負け組みたいにいうのはどーかなと思います。
あなたたちの方がよほど資本主義社会の犬(しかも小型犬)だと思います。
まあ、この人たちも頭はいいので役に立つことも言いますが、基本的に人気商売なのでキャッチ―なフレーズでカモを引き寄せます。
カモは成功したいと願う世間知らずの意識高い系の若者たちです。いいとこどりだけして、あとはこの人たちに搾取されないように気を付けないといけません。
以上、おせっかいな資本主義社会の負け犬の遠吠えでした。お粗末様です。