昨夜のオンライン英会話でのフィリピン人先生との話です。
ロシアが通常の臨床試験の一部の手続きをすっとばしてコロナワクチンの使用を開始しようとしているというニュースが先日ありました。
フィリピンのドゥテルテ大統領は「私がフィリピンでのワクチンの実験台第1号になる」とロシアのワクチンの優先提供に期待しているとか。かなり前のめりになっているようです。
フィリピンはこれまでに15.8万人が感染、死者数も2,600人にのぼりアジアの中ではコロナが猛威をふるっている国のひとつです。
特に人口密集地帯であるスラム街のあるマニラを中心にルソン島で被害は深刻なようです。
しかしフィリピンでは先生によると別のワクチン問題があるらしいですね。
蚊が媒介するデング熱のワクチンの副作用で数十人の子供が亡くなっているそうです。(割合では70万件の接種に対して数十人)
ワクチンの開発はフランスの大手製薬メーカーであるサノフィ―社。
現地では裁判にもなっているようですが、日本ではこの件はほとんど報道されていないですね。
なんでもデング熱にかかったことのない人がワクチンを接種したあと、デング熱に自然感染すると症状が重症化して死に至ることがあるそうです。(ワクチンの体をなしてないやん!)
厚生労働省のホームページを見てもデング熱の予防接種は日本でも有効なワクチンがないようで受けられないようです。
なかなかワクチン開発というものは一筋縄でいかないようですね。
デング熱なんか新型コロナウィルスよりずっと前の太古の時代からある世界的に見ても非常にポピュラーな感染症なのにワクチンがなかなか開発できないという事実。
そう考えると新型コロナウィルスのワクチンはどうでしょうか?
私は医者でも何でもないので科学的根拠はありませんが、個人的には様子を見て安全そうだとわかってから接種しようかなと思います。もちろん日本や欧米の場合はロシアと違って十分に手順を踏んでから使用が始まるのでよっぽど大丈夫だとは思いますが。
しかしワクチンうって重症化するより、コロナにかかって無症状か軽症のほうがいいですね。
これって単なるわがままなのかな。
どちらにしても私は高齢者でも医療従事者でもないのでワクチンの提供を受ける順番としては後の方になるとは思います。