1泊2日で名古屋から関ケ原まで歩いています。その2日目の記録です。
岐阜羽島駅をスタート
朝8時半の岐阜羽島駅です。2日目のスタートです。
大野伴睦夫妻の像
駅前にある、新幹線駅を岐阜羽島に誘致したとされる大野伴睦代議士(1890-1964)夫妻の有名な銅像。自民党議員です。岐阜県は自民党王国だもんな。
利益誘導とか言われてますが、岐阜市ではなくて関西への最短コース上の岐阜羽島に駅を設けたのは当時の国鉄の望み通りだったとか。そして三重県経由ではなく、北陸への玄関口でもある米原を経由できますので、ふつうにメリットが大きく利益誘導でもなんでもないのでは。
ほんとうは名古屋から近すぎる羽島市ではなく大垣が望ましいのでしょうが、駅を建設するには地盤が弱かったそうです。
羽島大橋
長良川にかかる長さ564mの羽島大橋にさしかかります。(岐阜羽島から1.4㎞地点、名古屋から29.1㎞)
新幹線と並行します。
シャッターのタイミングがちょっと早かった。
橋は朝の通勤ラッシュで軽く渋滞していました。
安八町
パナソニックソーラーアーク
橋を渡り終えると見えてくる巨大な物体。
新幹線の車窓からも良く見えるパナソニックのソーラーアークです。もとは三洋電機の太陽電池をアピールする施設だったんですが、三洋が消滅するときにパナソニックが引き継いだようです。
中に入って写真を撮りたいところですが、守衛さんに聞くと門扉のレールの外から撮ってくださいということでした。レールの中は私有地で立ち入り禁止です。
ということでレールの外から撮影します。何台かのトラックが出入りしていましたが、中で何やっているんでしょうかね。(岐阜羽島から2.3㎞地点、名古屋から30.0Km地点)
大垣市
大垣大橋
揖斐川を渡る手前で、これより大垣市の看板が現れました。
揖斐川にかかる長さ460mの大垣大橋です。(岐阜羽島から4.6㎞地点、名古屋から32.3㎞地点)
揖斐川は長さ112㎞で木曽川、長良川とともに木曽三川のひとつ。下流に見えるのは新幹線の揖斐川橋梁。しばらく新幹線とは違うルートを歩きます。
揖斐川は木曽川、長良川に比べると幅が狭く水量が少ないですね。
大垣城
大垣市内を歩きます。
商店街のアーケードの隙間から、今日の経由地のひとつ、大垣城が不意に現れました。
もともと国宝にも指定されていた名城でしたが戦争で焼け落ち、今の大垣城は戦後の再建です。(岐阜羽島から9.2㎞、名古屋から36.9㎞)
水都とも言われる大垣の町。
奥の細道むすびの地記念館
奥の細道結びの地記念館を見学することにしました。(入館料300円)(岐阜羽島から10.1㎞、名古屋から38.8㎞)
松尾芭蕉の奥の細道に関する資料が多く展示されています。
3Dメガネをかけて映像でも松尾芭蕉を知ることができます。(3D映像をスマホで撮影したので画面が二重になっています)
当時のコートのようなもの。和紙を柿渋で染めて強度と防水性を持たせているそうです。
松尾芭蕉は奥の細道で2,000㎞旅したそうですが、私は名古屋から1日半歩いただけでかなり疲れています。
そして俳句はともかく、コンビニもない時代、どうやって旅をしたのか気になります。食料調達はどうしたのか。
またATMもないのでお金も引き出せないし、じゃらじゃら大量のお金を持って歩いたんでしょうか?
そういう疑問はわいてきます。
まだ今日は10㎞しか歩いていませんが、このあたり疲れのピークです。
ホテルのベッドが体に合わなかったのか腰が痛いです。また昨夜、きちんとストレッチをして体をほぐしてから寝ればよかった。どーにもしんどいです。
マサラマスター
お腹も減ってきたので記念館近くのマサラマスターというカレー屋さんで昼ごはんにします。特に事前に調べてあった店というわけではありません。
無難に日替わりランチにします。
ベジタブルスープカレーとナンとサラダで680円。お値打ちです。
お腹がふくれると途端に元気が復活してきました。先を目指します。雲がかかっていますが、前方に見えるのは伊吹山。(岐阜羽島から11.7㎞地点、名古屋から39.4㎞地点)
垂井町
垂井町に入り、グーグルマップさんのナビのもと、ひたすら田園地帯を歩きます。雲がかぶさる養老山地。
再び新幹線が見えてきました。(岐阜羽島から17.9㎞地点、名古屋から45.6㎞地点)
南宮大社
美濃國一之宮である南宮大社にやってきました。(岐阜羽島から19.0㎞地点、名古屋から46.6㎞地点)
家内安全、疫病退散、商売繁盛(バイトで楽により多くの給料を稼げるように)を祈願します。(賽銭10円)
南雲大社の大鳥居。(岐阜羽島から19.6㎞地点、名古屋から47.3km地点)
予定を変更して関ケ原はあきらめ近くの垂井駅をゴールとすることにします。(本当は大垣付近でそうしようと思っていました。でも一時は大垣でやめようとも考えていたので、よくここまで来ました)
グルマンヴィタル
国道21号線沿いにあるグルマンヴィタルというパン屋さん。けっこう人気らしいですね。(岐阜羽島から20.2㎞地点、名古屋から47.9㎞地点)
妻をほったらかしで2日間遊びに来たこともあり、妻の御機嫌取りのためパンをお土産に買って帰ります。5個で1,340円。この手のパン屋さんにしては高くない方だと思いますが、昨夜のホテル代より高い。
せっかくなのでレジ袋も購入。5円。
垂井駅
終着の垂井駅です。お疲れさまでした。(岐阜羽島から21.2km地点、名古屋から48.9㎞地点)
ちなみに垂井から関ケ原まではあと5.4㎞の距離です。頑張れないことはないですが、帰宅が名古屋の夕刻の帰宅ラッシュと重なってしまいますので、やはりやめておくことにします。
マンホール
大垣市のマンホール。
安八町のマンホール。
羽島市のマンホール。
垂井町のマンホール。