兵庫県西宮市にある酒蔵通り。
酒蔵通りは阪神電車の今津駅から西宮駅にかけての南側にあり、日本酒メーカーの工場が集中しています。
灘五郷と呼ばれるうちの西宮郷、今津郷にあたります。
家ではお酒はほとんど飲まないのですが、工場はお酒に関わらず、どの分野でも興味ありますので、ぶらぶら散策してみます。
今津駅から国道43号線を越え、少し歩くと大きな日本盛の工場があります。
こちらは黒松白鷹で知られる白鷹酒造の工場。
お酒造りに水が欠かせません。宮水と呼ばれていますが、六甲山から流れてくる伏流水を組み上げる井戸が集中するエリアがあります。
各メーカー、自社の井戸を持っています。
写真は白鹿酒造の井戸のようです。
こちらは日本盛の井戸。けっこう厳重に管理されています。
近くにはネコにエサをあげないようにという看板もありました。猫の💩やオシッコが混入して、宮水が汚染されてしまうからでしょう。
井戸らしきものが見えます。
特に配管設備もないですが、どうやってくみあげるのでしょう? タンクローリーが来るのかな? でもそんなスペースもなさそうだし・・
こちらは櫻正宗の井戸です。
ステンレス製の蓋がされています。
こちらも井戸です。
大関酒造の井戸です。
また日本盛の井戸。第三宮水井戸場とありますね。
菊正宗の井戸です。
43号線沿いにある沢の鶴の井戸です。
せっかくなので日本盛の酒蔵通り煉瓦館に立ち寄ってみます。ここは自社製品の直売所と、日本酒にあう料理を提供する和食レストランが入った施設です。
エントランスです。
おしゃれな缶の日本酒ですね。これも日本酒のイメージを変えようということなのかな。一升瓶やワンカップで飲んでるとアル中みたいですもんね。
こちらは甘酒みたいです。
日本酒の試飲ができるようです。(有料)私は徒歩なので飲んでも問題無し。
試飲台です。
いろいろありますが、高級品の獺祭(だっさい)大吟醸磨き二割三分を試すことにしました。60mlで500円です。
市販品だと720ml入りで、5000円くらいですね。瓶で買うのは躊躇する。
最初、私に味がわかるのかな? と思いましたが、
何、コレ? うまい ! 😆
これはヤバいです。
爽やかな香りに始まり、口に含んだ2〜3秒はキレ味があるけど、そこまで辛口ではなく、中盤からフルーティーともいえる甘さ。でもやっぱりそこは米の味で、喉を通過したあとも爽やかさの余韻が残ります。
当たり前ですが、酔っ払うための酒ではないですね。高級ワインのように料理とともに味わう酒ですね。
それもそんなにたくさんはいらない。グラス一杯でじゅうぶん。
最初に獺祭を楽しめば、あとは安い酒でいいかな。
獺祭は山口県の旭酒造で作られていますが、なぜ日本盛で?と思われるかもしれません。
今の旭酒造の社長さんは日本盛の出身で、旭酒造と日本盛の間には深い関係があるようです。