名古屋を高速バスで前夜出発。早朝6時に大阪駅に到着しました。
大阪駅
これから普通列車のみで高知に向かおうと思いますが、四国に入ってからの土讃線の普通列車が本数が少なく、それを基準にすると1時間ほどあとの電車でも間に合います。ただ、あまりお店の開いていない大阪駅でやることもないので、予定より早い電車で大阪を発ちます。
朝霧駅
山陽本線を西へ。朝日を拝もうと明石手前の朝霧駅で途中下車しました。明石海峡大橋を撮影。日の出はまだでした。
瀬戸大橋
岡山で快速マリンライナーに乗り換え午前10時20分ごろ、瀬戸大橋を渡り四国に入りました。
多度津駅
坂出駅で乗り換え、予讃線の各停で多度津駅に到着。ここから土讃線に乗りかえて高知に行きます。ここで1時間弱の乗換え待ちが発生しました。ここから先は乗ったことが無いので楽しみ。
土讃線(どさんせん)は、香川県仲多度郡多度津町の多度津駅から高知県高知市の高知駅を経て、同県高岡郡四万十町の窪川駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線(幹線)である。窪川までの路線距離は198.7㎞。
高知駅までは126.6㎞。ちょうど東京ー沼津くらいの距離になります。距離的にはそれほどではないですが時間がかかります。4時間27分かかるので時速にすると28㎞くらい。
多度津から乗るのは阿波池田行きワンマンカーで1両の気動車。11時39分の発車です。次の乗換駅の阿波池田までは1時間9分の乗車です。
讃岐財田駅
土讃線は琴平までは電化されていますので、琴平終着の電車も多いです。
途中、善通寺といった比較的大きな町もあります。高校野球ファンには懐かしい尽誠学園のある町です。
香川県最後の駅となる讃岐財田。ここから讃岐山脈越えの山岳ルート。
讃岐財田駅ではアンパンマン仕様の特急南風(高知行き)に追い抜かれました。普通列車の本数は非常に少ないですが、特急は頻繁に走っています。高知ー高松・岡山の都市間輸送がメインの路線なのかなと思います。
坪尻駅
県境の長い猪鼻トンネル(3845m)を抜けて、徳島県最初の駅である坪尻駅は珍しい推知バックの駅。土讃線にはスイッチバックの駅はここと高知県の新改駅の2か所あります。
汽車は一度通り過ぎた後に停車し、方向を変えて引き込み線に進入、駅に停車します。駅からは再び進行方向を変えるので、運転士さんは前後の運転台を行ったり来たりです。
坪尻駅では岡山行の特急南風が通過していきました。特急はスイッチバックをしないんですね。
周りに人家があるとは思えないここに駅がある理由は、こういう特急列車とのすれ違いの役割もあるのでしょうか。
急坂を登る力強い特急南風。
阿波池田駅
12時48分に終点の阿波池田駅に到着しました。
乗ってきた電車の左隣りは徳島行の各駅列車です。
ホームには祖谷かずら橋のミニチュアがありました。
阿波池田駅では1時間ほどの乗換え待ちがあり、今度は13時49分発の高知行き普通列車に乗ります。
大歩危・小歩危
汽車は吉野川の峡谷沿いを進みます。四国山地を南北に横断。
有名な大歩危・小歩危のあたり。対岸の国道33号は高松ー高知をロードバイクで走った時に使いました。個人的には懐かしい風景です。
むかしは自転車でよくツーリングにでかけていました。
落石除けのロックシェードが多く、意外と峡谷の景色が見られない土讃線。それだけ険しい場所なんでしょう。
大歩危駅に停車。平家落人伝説のある祖谷の玄関口になり、ここにもかずら橋のミニチュアがありました。
崖にへばりつくように家が建っています。
繁藤駅
吉野川の支流、穴内川沿いにある繁藤駅は、四国で最も高いところ(標高347m)にある駅です。非常に雨が多いエリアで1972年は大雨による地滑りで、この駅付近で60名が死亡する繁藤災害が発生しました。
繁藤駅で特急南風に追い抜かれます。
南風だと多度津ー高知間の所用時間は約1時間50分です。さすが特急料金の価値はありますね。
繁藤を出ると汽車は一気に山を下ります。その途中にふたつめのスイッチバックとなる新改駅がありました。それだけ急こう配だといえると思います。
後免駅
15時50分、汽車は南国市の中心駅である後免駅に到着。写真の車両は土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線です。
ここで気が変わって、ごめん・なはり線に乗って香南市夜須にある手結港可動橋を見に行くことにしました。
高知駅
手結港可動橋を見物した後、土讃線乗り入れのごめん・なはり線に乗り、後免駅を経て高知駅に到着しました。
寄り道しなければ16時06分に到着するはずでしたが、すでに18時31分です。
すっかり真っ暗です。
夕食は駅舎1階の餃子の王将で食べました。高知まで来て王将です。安定の味。(笑)