堂ヶ島を観光したあとの続きです。
国道136号線
堂ヶ島から松崎へ国道136号線を南下します。
相変わらずどよよんとした雲の多いお天気。
途中にあった美味しそうな看板。
花とロマンの里、松崎温泉郷。
松崎海岸
国道から離れて海岸へと続く道。
ボートの廃棄場所? 大波が来たら全部沖に流れていきそう。
松崎漁港
松崎漁港です。
なまこ壁
松崎と言えばなまこ壁。さっそくなまこ壁の住宅が現れました。
なまこ壁は盛り上がった部分がナマコのように見えるから、そのように呼ばれるそうです。
壁面に平らな瓦を貼って目地をしっくいで盛っているんですね。
別のなまこ壁発見。
明治商家中瀬邸
こちらのなまこ壁は明治商家中瀬邸です。
内部は無料で一般公開されています。
明治20年、呉服商家として建てられた中瀬邸。わずか数代のうちに財を成した大地主の建物は、現代では考えられない程贅沢な木造建築です。太い柱や梁、贅沢な素材や細工をはじめ当時を忍ばせる道具や調度品の数々。パネル、モニターによる町内案内もあります。
www.town.matsuzaki.shizuoka.jp
呉服屋のようすが再現されています。
二間続きの立派な和室。
生け花が飾ってありましたがけっこうお上手。
別の部屋には昔の調度品が飾られていました。
船底天井の渡り廊下の先はギャラリーになっています。
松崎町がロケ現場となった映画やドラマが紹介されています。
「真夏の方程式」と「とんび」は映画館で見ましたね。見たことないですがドラマ版の「世界の中心で愛をさけぶ」も松崎町で撮影されたみたい。
別の部屋は昭和の品々が展示されていました。
ジュースの中身も昭和のまんま?
昔なつかしいホーロー看板。
ダイヤル式でなくプッシュ式だからまだ新しい?
珠のれんというんですかね。実家にもこんなのがあったなあ。
松崎町役場
中瀬邸のほぼ隣に松崎町役場がありました。
松崎町は、静岡県賀茂郡にある町。伊豆半島南西部の海岸沿いに位置する。町のキャッチフレーズは『花とロマンの里』。町の64%は山林であるが、町中心部に流れる那賀川・岩科川により、流域に約500haの耕地をもつ伊豆半島西側最大の平野となっている。 町内には史跡も多く、なまこ壁造りの建物が特に印象的である。
松崎町の人口は5,651人だそうです。(令和5年2月1日現在)
桜餅に使われる桜葉漬けは、全国の約7割が松崎町で生産されているそうです。
桜の木
那賀川沿いを歩きます。
見た目より暖かくフリース1枚で大丈夫でした。
色が薄い桜は河津桜じゃないのかな。そうだとするとずいぶん早咲き。
近藤平三郎生家
薬学者の近藤平三郎の生家。知らない人です。
なまこ壁の住宅は基本的にお金持ちの家だと思いますので、なまこ壁の多い松崎町は昔はとても栄えた町だったんでしょうかね。
近藤平三郎生家の側面はなまこ壁スポットになっています。
伊豆の長八美術館
帰りのシャトルバスまでまだ時間があるので、江戸時代から明治にかけて活躍した伝説の左官職人兼工芸家である、入江長八の作品を集めた「伊豆の長八美術館」を見学することにしました。
美術館の建物が独特。入館料は500円ですが、ホームページの割引券をスマホで提示して450円になりました。
左官職人の美術館ということで、建築系の左官技術を解説した展示をイメージしていましたが、まったく違いました。
漆喰を使って鏝で立体的な絵を描いたり、塑像を作ったりするんですね。
一部の作品は写真撮影OKになっていました。美術館ではなく所有権が個人にある物が多く、そういう作品はだいたいNGになっていました。
期待とは違っていましたが、こういう世界があるというのは勉強になりました。
シャトルバスで土肥へ
無料シャトルバスの最終便で土肥へ戻ります。行きも一緒だった老夫婦と帰りも一緒でした。
今夜は土肥に宿泊するそうです。ゆったりとした旅行でうらやましい。
伊豆の西海岸を進むシャトルバス。
松崎から土肥港までは約40分。
駿河湾フェリーで帰ります
シャトルバスを下りて、フェリーの乗船券を買っていたら、朝に乗ったフェリー「富士」が近づいてきていました。
土肥では後ろから車も人も乗船しますので、弧を描くようにして方向転換。
本日の最終便になりますが、乗船客も車も少なめでした。
サンセットクルーズとはいかず、日はすでに水平線の下に隠れてしまったようです。17時40分出航です。
御前崎の方向になります。
清水港
まもなく清水港到着です。乗用車が4台しか乗っていなかったんですね。
18時55分、すっかり暗くなった清水港に到着。
駅までのシャトルバスに乗車したのは私も含め3名。
JR清水駅
清水駅に到着しました。駅西口の吉野家で牛丼を食べてから愛知に帰りました。