鉄道の廃線跡を歩くちょっとしたハイキングに行ってきました。
武田尾駅
大阪駅から丹波路快速で三十数分、JR福知山線の武田尾駅がスタートとなります。
無人駅でした。
近くには武田尾温泉があります。
大阪湾にそそぐ武庫川沿いに歩きます。
武田尾側入り口
廃線敷ハイキングコースの武田尾側の入口です。遠足なのでしょうか、幼稚園児が来ていましたが、この炎天下で一人の小さな女の子が真っ赤な顔していました。
おっさんでも暑いのに~。
廃線敷跡コースは緑に囲まれて、ほんのちょっとですが涼しいような気がしました。是面には枕木が残されています。
福知山線廃線敷とは
かつて機関車が走っていたJR福知山線廃線敷。
武庫川の渓谷沿いに続く約4.7㎞の廃線敷は、長らく立ち入りが禁止されていましたが、2016年に自己責任を原則としたハイキングコースとして一般開放されました。
コース内には6つのトンネルや3つの橋などの鉄道遺構が当時とほとんど変わらぬ姿で残っており、桜や紅葉のシーズンには多くの行楽客でにぎわいます。
コースは平坦ですが、途中に照明やトイレはありません。
特にトンネル内は昼間でも自分の足下も見えないほどの暗闇となるので懐中電灯を必ず持参して下さい。
通行の際にはその他の注意事項も事前に確認の上、ご利用をお願いします。
JR福知山線廃線敷 -ハイキングコースについて | 西宮観光協会
わりと最近開放されたコースなんですね。
私ですが今年は日傘を多用しています。見た目より熱中症にならないことが大事。
(そもそも真夏の炎天下を歩かなければいいんですけどね)
廃線敷コースの管理はJR西日本が行っているようです。
枕木でつまづかないように注意する必要はありますが、よく整備されて歩きやすいです。草刈もちゃんと行われているんですね。
長尾山第3トンネル
廃線敷コースの名物であるトンネルです。まずは長尾山第3トンネルです。
長さは91mで向こう側が見えます。内部もそこまで真っ暗ではないです。トンネルの中はちょっと涼しいです。
トンネル出口から見る木々の緑が美しいです。ハイカーもいなくて静寂そのもの。川の流れの音と鳥の鳴き声だけです。
先に進みます。
廃線敷跡は桜が植えられていて春は花見ハイカーが多く訪れるようですね。
長尾山第2トンネル
次の長尾山第2トンネルは長さ147m。
トンネル脇の銘板は朽ち果てています。
トンネル内照明なしの看板。
そこまで暗くはないですね。
橋を渡ります。
福知山線建設で亡くなった方の慰霊碑みたいですが、名前を見てみると半島か大陸の人ばかりのようです。
枕木よりこちらのほうが歩きやすい。
なにか良くわからないトンネル。
長尾山第1トンネル
長尾山第1トンネルは長さ306mでこれまでのトンネルに比べて長いです。
自己責任で前へ進みます。
暗いよ~。コワいよ~。向こうから人が来たらかなり怖いと思います。(相手もか)
出口です。
第2武庫川橋梁
とてもかっこいい第2武庫川橋梁です。映画のセットみたい。
溝滝尾トンネル
橋を渡るとすぐに溝滝尾トンネルです。長さは149mです。
トンネルを抜けると武庫川の渓谷美が広がっていました。昔は汽車の車窓からこの景色を楽しめたんですね。
でも川の水はそれほどキレイではありません。上流は人の沢山住む三田の町ですね。
これはトンネルには含まれないようです。
北山第2トンネル
この先、長さ413mの北山第2トンネルです。コース中でも特に暗いとされるトンネルです。
暗っ、なんも見えねえ(´;ω;`)ウゥゥ
スマホのフラッシュライトを頼りに歩きました。
出口です。ホッとします。かなり長く感じました。
北山第1トンネル
北山第1トンネルは長さ319m。こちらも特に暗いとされるトンネルです。
暗っ、なんも見えねえ(´;ω;`)ウゥゥ
トンネルはまっすぐではなく、内部でS字になっているようです。それで光が入ってこないんですね。
脱出成功。
家くらいはありそうな大きな石が転がっていますが、どこからやってきたのでしょう。今歩いている右側の山から落ちてきたのでしょうか。
途中ですれ違ったのは、ほぼ手ぶらの男子高校生二人組だけでした。
西宮名塩駅
中国自動車道が見えてきたら、終点の生瀬駅、もしくは西宮名塩駅は近いです。
こちらは生瀬・西宮名塩川の入口にある案内板です。武田尾側より親切です。
国道176号線沿いに西宮名塩駅まで歩きます。緩やかな上り坂です。
道路わきにある電光表示の温度計は35度でした。ふつうに暑い。
ゴールの西宮名塩駅です。時間にして2時間弱のハイキングでした。