ネットの記事に目がとまりました。マスコミによる第2のビッグモーター探しですかね。怖い怖い。😆
話を要約してみます。
都内で一人暮らしをするA子(20代)さんは、「キャバリア」と「ビションフリーゼ」のミックス犬を半年ほど探していた。ぬいぐるみのような可愛らしさが特徴で、ミックス犬の中でも希少価値が高い犬種と知られる。
粘り強く探し続けるうちに、今年の5月末、クーアンドリクのホームページで入荷情報を見つけお店へ。ようやく辿り着いた目当ての子犬はケージの中で汚物まみれになっていた。
店長曰く輸送疲れから下痢をしていたとのこと。
1週間後店長から元気になりましたと報告を受け、その場で50万円で購入。
家に持って帰ると再び下痢を始め、心配になって動物病院に連れて行くと、2種類の寄生虫が大量にいて、助かるかどうか五分五分とのこと。
A子さんは店に電話を入れ治療費はどうしてくれるんですか?とクレーム。
店長は調子の悪い犬を売ってしまって申し訳ないと詫びたが治療費の支払いは拒否。交換は対応できると説明。
犬は治療の甲斐あって元気になったものの、13万円の治療費はA子さんが支払うことになった。A子さんは命あるものの交換とは何だ?と怒っています。
ということで、デイリー新潮の記事になってしまっています。
ヤフコメだとペットショップ側を非難するコメントばかりで、記事も一方的にペットショップ側に問題があるような書き方です。
女性の気持ちも分からないわけではないですが、読んでみてちょっと腑に落ちないところがあるんですよね。
コンディションの悪い生体を売った店に非があるのはもちろんですが、あえて言うと女性側にもいろいろ問題があると思うんですよね。
第一にそこまでピンポイントの犬種指定でないといけなかったんですかね。
なんかシャネルやエルメスの限定バッグが欲しいと言っているのと一緒のような気がします。
で、目の前に現れた理想のバッグ(犬)に、言葉は悪いですが目がくらんでしまったのではないかと。
もう少し選択肢を広げていれば、コンディションの悪い犬を掴まされることはなかったのでは。違う店に行ってたかもしれないです。
第二に病気など不測の事態に対応する覚悟は本当にあったんですかね。ペットショップを離れれば、基本的にすべて自分の責任で世話しないといけないです。
ペットショップ側の対応として治療費を払えないのは普通だと思います。それを認めると際限なくなってしまうし、ぶっちゃけ治療費より犬の仕入原価のほうが安いことが多いと思います。
交換での対応はそんなに珍しくないと思います。
(交換という言葉をそのまま使ったのはちょっとまずいですが・・。交換した後の犬はどこかで注射打たれて死んじゃうんでしょうが・・ペット業界の闇)
第3に、女性は交換と言われたことに腹を立てているようですが、お客に治療費を要求されたら店の次の手としては(契約事項にもあるようですが)交換対応しかできなくなってしまいますよね。
女性はペット保険に入っていなかったんですかね。
ペットショップも中古車屋と同じで売るタマは一匹一匹違いますし、潜在的に不満を感じている顧客も多いでしょう。
叩きやすいですよね。デイリー新潮も一方的にクーアンドリクを悪者にするのはいいですが、この問題は闇が深すぎます。
需要があるからペットショップが存在するのでしょうが、ほんとフランスのようにペットショップは規制されるべきですし、飼い主も免許制にすればいいと思います。
ペットショップでの購入はペット取得税30%を課したらいいんじゃないでしょうか。
どうしても犬や猫を飼いたい人は保護犬、保護猫優先で飼うべきで、アクセサリー感覚でペットを飼うのはやめて欲しいですね。
究極的に、不幸なペットを生み出さないためにできる一番いいことは、ペットを欲しがらないことじゃないですかね。
マスコミも極端な例ばかり報道しなくてもいいのにと思います。