播但線に初めて乗ってきました。
播但線は姫路駅と和田山駅65.7㎞を結び、全線単線ですが途中の寺前までは電化されています。
姫路駅

播但線の下り始発電車、5時55分発の寺前行きに乗車しました。
播但線といえば赤い103系という古い電車ですが、大和路線でも走っている比較的新しい車両でしょうか。
びっくりしたことに6両編成でした。

寺前方面に行く人は少ないですが、折返しの姫路行きでたくさんの人を乗せるのでしょう。

朝日が出てきました。

姫路駅を出てしばらくは高架線なので姫路城がよく見えます。


二豊野駅で列車交換です。やっぱりこの赤い103系が播但線のイメージです。

だんだん家が少なくなってきます。

福崎駅です。神崎郡福崎町の玄関口です。
寺前駅

姫路を出て約1時間、終点の寺前駅に到着しました。ここは神崎郡神河町になります。
ここから和田山までは電化されておらず、乗り換えとなります。
対面乗換なら便利なのですが、階段を登って下りて別のホームに移動でした。

待っていたのはキハ40系の赤いディーゼルカーでした。

窓が上下に開くタイプで、かなり古さを感じさせます。
昭和50年代に製造されたそうです。私より若い。

寺前を出ると、沿線はかなり山が深くなってきました。

少し山が開けてくると生野の町です。

生野駅に停車しました。生野銀山の最寄り駅になります。
生野駅を出るとすぐ、大平洋と日本海の分水嶺を越え日本海側に入ります。
竹田駅

日本100名城のひとつで「天空の城」で知られる竹田城の最寄り駅、竹田駅に停車しました。

特急はまかぜの一部も竹田駅に停車するそうです。さすが人気の城です。
播但線沿線では姫路城を除き最大の観光地でしょう。

竹田城は秋の雲海が有名ですね。

竹田駅の駅舎です。
写真では分かりにくいですが、肉眼だと駅の背後の山の頂上に竹田城の石垣がはっきりと見えています。
和田山駅

竹田駅から一駅、播但線の終着駅である和田山駅に到着しました。

山陰本線との乗換駅で、大阪や京都に向かう特急きのさきやこうのとりも停車する駅です。
播但線に乗車していたほとんどのお客が京都方面ではなく、豊岡方面に乗り換えようとしていました。

駅の脇には明治45年に建てられた旧和田山機関庫の建物が残されています。
屋根は抜け落ちていますね。

これはかつての蒸気機関車用の給水塔でしょう。

和田山駅の駅舎です。

朝来市の市役所が近くにありますが、駅前はこれといった店もなくあまり発展していない感じでした。
朝来市は人口2.9万人。市ですが山間部にあり過疎の町ですね。

豊岡行きの山陰本線普通電車に乗りました。
超がつくほどではありませんが、かなりの混雑ぐあいでした。
今回播但線を乗ったことにより、近畿のJRは姫新線の佐用ー上月間を残して全て乗車しました。😄