三重県亀山市にある亀八食堂さんはB級グルメ亀山味噌焼きうどん発祥の店として有名です。国道1号線、名阪国道などを走るトラックの運転手さんたち御用達のメニューが、いつしか地元の味として親しまれ、今では県外からも客が訪れるようになりました。
私と嫁が訪れたのは昼の2時前で、さすがにこれくらい遅いお昼になると駐車場も空いていました。トラックが何台も駐車できる広大な駐車場です。
店内は数組のお客がいました。ちらっと見える白い服を着たおじさんが店主のようです。お水はセルフでグラスはワンカップ大関の空き瓶がこの店のスタイルです。
オーダーの方法はまず肉を頼みます。肉はカルビ、牛バラ、トンテキ、豚バラなどいろいろな種類があります。店のスタンスとしてはみそ焼きうどん屋ではなくあくまで焼肉屋ですので、メニューにはみそ焼きうどんという文字はありません。肉とうどん、ライス、漬物などの単品が並びます。
お肉を頼むと自動的に大量の野菜と味のキモとなる味噌ダレがついてきます。運んできた店員さんがガスコンロの上の熱くなった鉄板にバサッとそれらを無造作に投入していきます。野菜の山が大迫力です。そして自分で肉と野菜、味噌ダレをぐちゃぐちゃに混ぜ焼いていきます。見た目はあまりよろしくないですね。
肉に火が通り野菜がしんなりしてきたらうどん玉を投入します。うどん玉はスーパーで売っているような袋そのままです。鈴鹿市の玉屋製麺所さんのモノです。
うどん投入しました。(*^▽^*) 焦げ付かないように肉、野菜、味噌ダレに絡めます。
全体に水分がとべば完成です。火をとめて食べ始めます。しかし私たちは火を止めたつもりでいましたが、実は全開で火がついていて(ガスコンロのコックの位置を勘違いしていた!)、あとでかなり鉄板を焦がすことになりました。
さてお味の方ですがとてもおいしかったです! ご飯がすすむ味ですね。私たちはライスを頼みませんでしたが、隣の人たちはうどんをご飯にのせて食べていました。炭水化物ON炭水化物ですね。味は濃いめでいかにもトラック運転手や現場の人たちが好みそうな味です。
店のおすすめとしては肉2に対しうどん1がバランス的にいいということでしたが、味噌ダレがけっこうピリ辛なので肉:うどんの比率は1:1でも個人的にいいような気がしました。この日、私たちは肉3に対しうどん2です。料金は肉の種類によって変わってきますが、二人でトータル1950円でした。
食べ終わって一息つくと、店主さんが他のテーブルの鉄板の焦げをモクモクとヘラでこそぎ落としています。たぶん毎日毎日この作業を何年もやってきているのでしょうね。かなり鉄板を焦がしてしまって申し訳なくなりました(´;ω;`)ウゥゥ。