今回の北海道旅行では6月11日、13日と2日間星野リゾートトマムに宿泊しました。
トマムリゾートはバブル期に開発され、バブル崩壊後は運営会社が二転三転し、その後星野リゾートが運営しています。現在は運営こそ星野リゾートが行っていますが、2015年からは100%中国資本が入っています。
目次
トマム・ザ・タワー1・2
トマム・ザ・タワー1・2は36階建てのツインタワーでトマムリゾート初期からあった古い建物です。内外装はポップに模様替えされています。こちらのタワー1が私たちが宿泊した建物で後述するリゾナーレより安価で宿泊できます。
広大なトマムリゾートの中心にあり、飲食店や周囲の施設に移動するには便利ですが、多くの宿泊客が行きかい若干騒々しい感じがします。
夕方6時までにチェックインすればラウンジでスパークリングワインを含むウェルカムドリンクを頂けます。
リゾナーレトマム
同じ星野リゾートトマムでもリゾナーレは32階建てのツインタワーで、1フロア4室のみで全室スイートルーム仕様です。宿泊代金はザ・タワーとくらべると2倍くらい違いますが、 静かな環境を求めるならこちらですね。
冬場でも施設間を移動できます
森の中に点在する各施設はトンネルウォークやチューブウォークという名の通路で結ばれており、冬場や雨天時でも施設間を濡れることなく歩いて移動することができます。
こちらはリゾナーレトマムからザ・タワー方面へと続くトンネルウォークです。
こちらはザ・タワーからホテルアルファトマムに続くチューブウォークです。
また広大な敷地内は無料の巡回バスも走っていて、こちらを利用することもできます。
森のレストラン ニニヌプリ
星野リゾートはビュッフェレストランから、海鮮居酒屋、ジンギスカン料理、ステーキハウス、しゃぶしゃぶ、ラーメン店など10軒以上のレストランがあります。
こちらのニニヌプリはビュッフェスタイルのレストランで、朝食で一度お世話になりました。写真は午前10時頃に撮影したのでガラガラですが、午前8時くらいに行くとほぼ満席で賑わっていました。
ニニヌプリでは和洋中の各種料理をチョイスすることができます。朝食ビュッフェでは自分で好きな具材を選んで海鮮丼を作れるのがウリとなっています。
ホテルアルファトマム
1983年、トマムリゾートで最初に開業したホテルです。ザ・タワー1・2とはチューブウォークで結ばれています。こちらにあるビュッフェレストランHalで二回食事ました。
いちばん古いだけあって、たしかに建物の意匠は少し古いような気がします。
レストランHalでの朝食です。パンは5種類ほどありました。
こちらはふわふわのフレンチトーストにたっぷりクリームをかけて食べるのが名物になっています。おいしいんですが太りそう。
和食も選べます。
朝食ビュッフェは2,500円ですが、星野リゾート宿泊者は朝食券が宿泊代に含まれていますので、特にお金を払うことなく利用することができます。
雲海テラス
トマムリゾートを冬のスキーシーズンだけでなく通年型のリゾート施設に生まれ変わらせた立役者が雲海テラスです。今では似た施設が本州の各地でも誕生してきています。
雲海テラスについては先日の記事で詳しく書きました。
クラブメッド
リゾート内にはクラブメッド・トマムもあります。トマムリゾートのある占冠村の人口は1,300人程度ですから、これまで見てきたリゾート全体の宿泊客数のほうが村の人口を軽く上回りそうです。
ちなみに占冠村は日本でもっとも外国人居住者数の割合が高い市町村だそうです。リゾートで働く外国人従業員が住民登録しているからだと思われます。
クラブメッドの近くにはミナミナプールと呼ばれる巨大な温水プールと木林の湯という温浴施設があり、星野リゾート宿泊者は雲海テラス同様、無料で利用できます。
まとめ
冒頭にも書きましたが星野リゾートトマムは中国資本も入っていることもあり、私の印象だと宿泊者の7割近くは外国人でした。その多くが中国人で、残りは台湾人や、香港人、韓国人です。そのためホテルの雰囲気もガヤガヤした印象があり、気になる人は気になるかもしれません。
おそらくリゾートは中国本国と太いパイプがあり、現地の旅行会社が中国人旅行者をどんどん日本へトマムへと送り込んでいるのでしょう。これぞインバウンドの最前線の様相を呈していました。
よってホテルの従業員も半数が日本人以外で占められています。ただ運営は星野リゾートなのでスタッフのサービスレベルは一様に高いように感じられました。
肝心の価格ですが、星野リゾートというと一泊一人2~3万円という印象がありますが、トマムに関しては異なると思います。(リゾナーレは別)
私の場合、バイト先の福利厚生倶楽部経由で予約して一泊一人あたり8,150円でしたので、大江戸温泉物語か湯快リゾートクラスの価格でかなり庶民的です。閑散期の平日宿泊ということもあるでしょう。これに無料の朝食券、雲海テラス、みなみなプール、温浴施設が利用し放題ですからコストパフォーマンスはかなり良いと思います。私のような貧乏フリーターでも手の届かないレベルではありません。
思うにトマムは器が相当デカいので、値段を多少下げてでもまずは宿泊者を集めて稼働率をアップさせないといけないのではと思われます。あとはそこからどうやってリゾート内でお金を落としてもらうかなのでしょう。
最後に星野リゾートをたっぷり楽しむなら、可能であれば連泊した方がいいと思います。広大な敷地内を散策するだけでもおもしろいですし、お金はかかりますが乗馬やラフティングなど様々なアウトドアアクティビティが用意されています。