このところグーグル検索から最も多く私のブログに流入してくるのが、この「NHKから国民を守る党」（以下N国）に関する記事です。
ブログのネタがなくてたまたま政見放送を聞いたのをテキトーに記事にしたのですが、先の参議院選でN国が実際に議席をとったこともあって今だによく読まれています。
N国は「NHKをぶっ壊す」という印象的なパワーワードで議席を勝ち取りましたが、受信料スクランブル化の議論はともかく、NHKを実際に解体するというのはまったく生産的ではありません。
そもそもNHKが好きで納得して受信料払っている人も相当数いるわけですから、そちらの方の声にも耳を傾けないといけません。不満を持っている人の声は目立ちますが、満足している人はあえて声を上げる必要が無いから上げていないだけだと思います。
よってただ壊すだけでなく両者が満足するように問題解決の落としどころを丁寧に議論、国民に説明していってほしいと思います。
さて、そんなN国におっぱい戦争発言の丸山穂高議員が入党することになりました。節操ないですよね。
しかもパワハラ問題で自民党から離党勧告を受けることが確実な石崎氏の入党も噂されています。まるで掃き溜めのようになってきています。
そんなN国にマツコも・・・
マツコは同党の印象について「これからじゃないですか。本当これだけ（NHKをぶっ壊す）の目的のために国政出て、それで税金が取られたら、受信料もそうだけど、そっちの方が迷惑」と私見。「何をしてくれるのか判断しないと。今のままだと、ただの気持ち悪い人たちだから」と語った。
私もですがマツコの言うように気持ち悪さを感じている人も多いと思います。
その気持ち悪さはどこからくるのかというと、NHKをぶっ壊すは議席をとるためだけにお題目としてかかげているだけで、裏では例えば日本核武装化とか大日本帝国復活とかヤバイことを企んでいるかもしれない、何を考えている人たちなのかよく分からないところにあります。
今の選挙制度だとシングルイシューでこういった人たちも選挙で選ばれてしまうわけですが、今後この人たちが憲法改正問題だとか社会保障制度改革などNHKよりもっと重要な議題に関しても国会での採決に参加するわけです。その判断材料も有権者に示されないまま、今回のように当選してしまうのは、いかがなものかと思います。
