12月29日、30日と年末のあわただしい中、1泊2日で広島と山口へ行ってきました。おきまりの青春18きっぷを使ったケチケチ旅行です。2019年最後の旅行となります。
家から尾道までの道のり
愛知県の地元の駅を朝6時半過ぎに出発です。まだ夜明け前です。
東海道本線、山陽本線を乗り継いで10時49分に姫路駅到着。ここまで乗換えは米原駅の1回だけで、米原―姫路間は最高速度130㎞/hで爆走することで有名な新快速でしたので、快調にやってきました。姫路駅で播州赤穂行に乗り換えます。
相生駅で岡山エリアを走る黄色い電車に乗り換えます。関西ではこの色の電車はみないですね。クハ115型というのでしょうか、かなり年季の入った車両です。
出発して6時間経過、岡山駅に12時38分到着です。
相生―岡山間は青春18きっぱー&帰省客で混雑していてずっと立ちっぱなしでした。しかも相生―岡山間の景色の単調なこと。小さな集落が点在する過疎地の山間部を走ります。あらためて思いましたが私の苦手区間ですね。
14時14分、尾道に到着しました。どこも途中下車せず、最短でやってきました。
とりあえず尾道ラーメン
まだ昼ご飯を食べていないので、駅の近くの商店街に入り尾道ラーメンの店に行きます。
グーグルマップで目星をつけていた日乃出食堂。満席で入れませんでした。尾道滞在は約3時間半と短いので待つのは時間の無駄です。
すぐ近くの麵屋響さんへ。後からネットを見るとここもかなり高評価の店でした。
私はラーメンについてあまりこだわりがなく、語れるほどの知識もありません。以下ネットからの受け売り情報です。
背油の浮いているのが尾道ラーメンの特徴のようですね。天かすのように見えるのがそうです。このお店は日本料理のプロが作るラーメンということで、豚の背油に加え各種香味野菜、鰹節からスープをとっているそうです。
麺はお店の壁にハセベ製麺所の平麺仕様と書いてありました。ハセベ製麺所は尾道ラーメンと言えばハセベというくらいの有名な麺です。社長の長谷部さんは麺を作るだけでなく、いろいろな面で個人事業主である多くのラーメン屋さんをサポートし、今の尾道ラーメンの隆盛の礎をつくった人物です。
完食です。麺の良し悪しはわかりませんが、スープはうまかったです。
渡し船乗船記
乗り物好きなので渡し船に乗って向かいの文字通り向島へ渡ります。本土と向島との間の尾道水道は幅300メートルくらいしかありません。私は泳げないですが、泳ぎの得意な人だったら余裕で泳いで渡れると思います。
尾道ー向島間はピーク時には渡し船が7路線あったそうですが、そのうち現在は3路線残っています。
12分毎にピストン運行しているのでほとんど待たずに乗ることができます。料金は大人100円です。自転車もそのまま乗車できます。尾道はしまなみ海道の玄関口なのでサイクリストの利用も多いようです。
航行中にシルバー人材センターのようなおじいさんが乗客から運賃を回収していきます。乗船前に料金回収していたらたぶん手間取って、高頻度での往復ができなくなるんでしょうね。
造船所の横を進みます。
到着しました。みんな下船します。
向島は島と言っても島らしくなく普通の街のようです。
大きなスーパーもありました。ちなみに写真中央にあるイトウゴフクという衣料品の激安店で防寒用のズボン下を買い、スーパーのトイレですぐはきました。この日はめちゃくちゃ寒い一日でした。
イトウゴフクは大阪にもあるんですが、岡山が本拠地で広島や香川にも何店舗もあるようです。助かりました。イトウゴフク、愛知県にも来ないかな~。安いです。
ホームセンターもあります。初めて見るホームセンターですね。広島県東部地域が地盤のホームセンターのようです。
向島はあまり島の感覚がしません。ふつうに尾道市の続きのようです。人も車も民家も多いです。
帰りは別の渡し船で帰ります。船がやってきました。これに乗ります。
本土に到着です。料金はさっきと同じ100円、所要時間3分? あっという間です。
確かに日本一短い船旅かもしれません。
ロケにも使われたそうです。
尾道の観光スポット 本光寺へ
下船後は商店街を抜けて・・・・
観光スポットの本光寺へ向かいます。
尾道らしい階段の道を歩きます。
登るにつれて景色が広がります。晴れてたらいいんでしょうけど、この日はあいにく今にも雨がふりそうな寒空でした。
ネコも寒そうです。
しかし階段を登っていると徐々にですが寒さを感じなくなってきました。
振り返ると造船所。尾道と言えば大小さまざまな造船所があり造船業のまちですね。これはさっき歩いた向島です。
本光寺にやってきました。尾道は「恋人の聖地」で売り出しており、若いカップルや女性だけのグループも多く、ちょっとオッサン一人はいたたまれません。あ、写真は男2人ですね。
暗くなってきました。そろそろ尾道を出る電車の時間なので山を下ります。
広島へ向かいます
尾道からはまず一駅先の糸崎に向かいます。
糸崎で乗り換え、広島駅にやってきました。広島地区になると電車がやたらと新しくなります。レッドウイングという名称のこの車両をやたらと見ます。差別的ともいえるくらい、岡山と広島でえらい差です。
広島駅では今日二つ目の広島グルメ、広島焼を食べるはずでしたが、駅ビル内の広島焼のお店はどこも大行列で食べることができませんでした。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
山口県に入ります
先に進みます。広島からはまず岩国へ向かい、岩国で厚狭行の今日最後の電車に乗り換えます。また黄色の電車に戻りました。山口地区は岡山と同じく、こちらが主力のようですね。
徳山駅に22時34分到着です。かなりの長い一日でした。徳山を今日の宿泊地に選んだのは単に安いホテルがあったからです。
明日は早朝6時55分発の電車に乗って広島に戻るので、山口県はただ宿泊のためだけに来たようなものです。