以前にもこのような研究結果が発表されていたかもしれません。
全米経済研究所(NBER)が発表した論文によると、人生における幸福感が最も薄れるのは先進国で47.2歳、発展途上国で48.2歳となった。すべての国で幸福感の度合いは中年層が最も低い「U字カーブ」を描き、中年が最も強く憂鬱を感じる傾向を示すことが分かった。
先進国も発展途上国も差がなく、世界的に同じ傾向というのが面白いですね。日本だとサラリーマンがほぼ9割かと思いますが、47~48歳の会社員というと出世レースも勝負がついて、あとは枯れていくだけ、でも60歳の定年まではあと10年以上もあるという感じでしょうか。
私のどん底は40歳~45歳でした。
しかし私の場合は46歳になるときに自分で自分をリストラ、中途解雇したので、いまや出世レースも定年も関係なしです。あまり普通のサラリーマンの気持ちはわかりません。
またこの年代だと子供は高校、大学受験くらいでしょうか。なにかと物入りの時期だとは思います。経済的に余裕がないのも一因かもしれませんね。
40代後半でどん底になる幸福度も、50代になると上向きになって来るらしいです。40代だとまだ若い時に思い描いていた自分の人生と現実とのギャップに苦しみますが、50代になってくるとありのままを受け入れる悟りの境地になるのかもしれません。
私ももうすぐ50歳ですが、幸か不幸か46歳で会社を辞めた時点からその悟りの境地に入っています。平均よりは早いかも。人の人生との比較、自分の理想の人生との比較をやめて、日々一生懸命シンプルに生きていくのが一番いいと思います。