まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

昭和の時代には東海の熱海とも言われた西浦温泉を訪ねて

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西浦半島 万葉の小径

 

 今日はバイトが休みだったので快晴の蒲郡市にやってきました。

 

蒲郡市は三河湾沿いの人口約8万人のまちで、三谷温泉、蒲郡温泉、形原温泉、西浦温泉と4つの温泉街を有する、愛知県最大の温泉地です。最近でしたらソフトバンクホークスの千賀投手の出身地として有名ですかね。

 

今日はレンタサイクルで市西部、三河湾に突き出た西浦半島にある西浦温泉に行ってみようと思います。(温泉には入りませんので悪しからず)

 

 

 

   

観光案内所でレンタサイクル借ります

 

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まずは蒲郡駅内にある観光案内所でレンタサイクルを借ります。

 

蒲郡市観光協会「ようこそ蒲郡」【愛知県最大の温泉観光地】

 

レンタサイクルは10台あり、すべて電動アシスト自転車です。利用は予約制ではなく先着順となります。

 

借りられるのは蒲郡市外在住で観光目的に利用する人のみ。ビジネス目的などには利用できません。

 

申込用紙に必要事項を記入し、保証金として1,000円預けます。保証金は自転車の返却時に返金されるので実質無料です。

 

また損害賠償保険には入っていないそうで事故等で自転車破損したら全額利用者負担、また16時30分には必ず戻ってくるようにと説明を受けました。

 

 

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私が訪れたのは午前10時半くらいでしたが、自転車はほとんど残っていました。(しかし午後2時半に返却した時にはすべて無くなっていました)

 

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パナソニック製の自転車です。レンタサイクルとすぐわかるような恥ずかしい看板類はついていません。

 

蒲郡駅ー片原漁港大橋

 

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出発してしばらく市街地を走ります。こちらは蒲郡競艇場。今日はレース開催日ではないようですね。

 

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途中のカインズホームと食料調達に良さそうなベイシア。

 

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春日浦海岸にやってきました。散歩している人が多いですね。

 

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ここから形原漁港大橋を渡ります。

 

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橋のたもとには多くの水鳥たちが羽を休めています。

 

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カモのようです。

 

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青空にゆったりとカーブを描く形原漁港大橋。

 

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多くの漁船が係留されています。形原漁港は沖合底引き網漁と小型底引き網漁がメイン。

 

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橋の上から見る景色はなかなか絶景です。思わず自転車を止めてしまいます。

  

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蒲郡は深海魚を観光の目玉の一つに押していますが、形原漁港でも多くの深海魚が水揚げされるのでしょう。

 

この形原や西浦でも、深海魚のめひかりを扱った店を多く見かけます。その他、伊勢エビよりうまいとも言われる深海海老のアカザエビも名物。

 

参考HP

www.walkerplus.com

 

西浦シーサイドロードを行く

 

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穏やかな入り江です。

 

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アサリなど密漁はいけません。

 

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西浦シーサイドロードのシンボルともいえる椰子の並木。

 

東海の熱海 西浦温泉

 

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東海の熱海とも称された西浦温泉。大規模なホテルが立ち並びます。

 

西浦温泉は 西浦半島の先端に位置し、360度海の全景が一望できる風光明媚な温泉街。 その美しさから万葉歌人に愛され、その歌を集めた「万葉の小径」や「俳句の道」が近くに有ります。 様々なマリンスポーツや海釣りのメッカとしても知られています。

トップページ - 西浦観光協会

 

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トイレもある駐車場に自転車をとめてちょっと一休み。

 

絶景の展望台と多くの歌碑 万葉の小径を歩く

 

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すぐ脇にある万葉の小径という遊歩道を歩いていみます。

 

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急な階段が続きます。

 

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柿本人麿、麻績王、高市連黒人、長忌寸奥麿などの歌碑が遊歩道のいたる所にあります。

 

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遊歩道のいちばん上には稲村神社があります。

 

数えたら石段が102段ありました。息があがります。

 

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稲村神社は雨乞いの神様として信仰を集めてきたそうです。

 

 

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神社から少し下るとなかなか絶景の「朝日の輝く丘」という展望台があります。朝日が昇る時には渥美半島越しに海が赤く染まるようです。

 

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渥美半島、伊良湖岬方面の眺めです。

 

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ここで家の近所のVドラッグで買ってきた、8個税抜198円の稲荷ずしでお昼ご飯とします。深海魚食べてもいいんですけどね、ふだんは節約です。 

 

橋田鼻遊歩道・松島遊歩道

 

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温泉街の目の前に広がる西浦パームビーチ。12月なので静かですが、夏は海水浴客で賑わうのでしょうか。

 

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自転車をふたたびとめて、西浦半島の先端にある橋田鼻遊歩道・松島遊歩道を歩いてみます。

 

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釣り客の姿を多く見かけました。

 

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ここから名古屋城で使われた巨石が切り出されたそうです。戦国大名福島正則の名が岩に刻まれているのが、ここで発見されたそうです。

 

巨石は海路で熱田まで運ばれ、そこからは陸路で現在の名古屋城のある場所まで運ばれたらしいですね。

 

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ミニ東尋坊のような岩場。

 

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既に廃業してしまったらしいホテルがありました。眺めはよさそうなんですけどね。

 

西浦園地

 

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電動アシスト自転車でも立ちこぎしないと登れない、かなりの激坂を上ります。18パーセントくらいあるんじゃないか。

 

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西浦園地にやってきました。

 

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春は桜とツツジの名所となるようです。

 

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先ほど立ち寄った朝日の輝く丘に対して、こちらは夕日が彩る丘。

 

廃業したホテル

 

さきほども廃業してしまったホテルを紹介しましたが、西浦温泉にはまだあります。全国の他の多くの温泉地と同様、昭和の高度成長期にホテルが建てられ、当時は団体や社員旅行の宿泊客でにぎわったのでしょうが、バブル崩壊後は衰退する一方ではないでしょうか。

 

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破産した旨の貼り紙がある富士見荘。

 

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富士見荘は中規模ホテルです。今年の3月に破産したようです。コロナが猛威を振るい始めた頃ですね。新型コロナウィルスによる経営破綻全国第1号とニュースにもなりました。

 

(株)冨士見荘 : 東京商工リサーチ

 

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入り口がベニヤ板でふさがれロープが張られている旧野島苑。1990年代後半に廃業となったようです。

 

富士見荘もそうですが、こういう昔ながらのホテルや旅館は「政府登録国際観光旅館」と肩書がついていることが多いのですが、この肩書はもはや「古いですよ」アピールにしかならないのでは。

 

あまりいい印象が無いですよね。

 

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野島苑の前にはさらに年季の入った廃墟が・・・

 

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裏側から見た野島苑。つる性植物が壁全体を覆っています。心霊スポットと紹介しているサイトもありますね。

 

おそらく今営業している7つのホテルも修繕しながらなんとか営業していくとは思いますが、なにせ築50年以上のところが多いでしょうから大変でしょうね。

 

そして団体客やインバウンドに頼らなくても営業していけるようにしなければなりません。

 

西浦知柄漁港

 

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西浦半島の東側の形原漁港に対して、西側にある知柄漁港。かなり広い漁港です。

 

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こちらも多くの漁船が係留されています。操業は未明から朝にかけてなんでしょうかね。

 

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行きに通過した形原漁港大橋。帰りはほぼ同じルートで蒲郡駅まで戻ります。

 

 

 

 

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