大阪観光をお考えの方、シェアサイクルのHUBchariはいかがでしょう。このたび、私はHUBchariを一日借りてみて、その使い勝手を試してみました。
私の住んでいる愛知県はシェアサイクルは無いわけではないんですが、そこはトヨタのお膝元、なにせ車社会ですのでシェアサイクル後進県です。
ということで私にとってはシェアサイクル初体験です。
目次
HUBchariとは
HUBchariはDocomoのシェアサイクルシステムを使用しています。大阪のほかには東京、仙台、横浜、川崎、奈良、広島、大分などでもサービスの提供があるようです。一度会員登録すると同じIDでそれぞれの地域で自転車を借りることができます。
大阪のHUBchariはこう紹介されています。
HUBchariは2011年から大阪で始まったシェアサイクル。
大阪の2大問題といわれる、自転車問題とホームレス問題を解決しようと生まれました。
HUBchariによる収入は全て、ホームレスの人への路上脱出のサポートに使っています。
また、お客様にとっても、大阪府下に広がる複数の拠点内なら自転車の乗り捨てができとっても便利。三方良しのシステムです!
公式HPより引用
HUBchariは大阪市内を中心になんと150ポート。いろいろなところで借りて乗り捨てもできる便利なシェアサイクルです。
まずは会員登録から
利用するにはHUBchariのホームページから事前の会員登録が必要です。料金の支払いに必要なクレジットカードは会員登録の時に一緒に登録しておきます。
料金は最初の30分150円、30分以降100円/30分です。また一日料金1,398円/日もありますが、これは会員の種別が異なり前日までにマイページからどちらかを設定しておかないといけません。変更は自由です。
予約方法です
予約は20分前から可能です。マイページの「自転車を借りる」というところから
「駐輪場から選ぶ」で借りる予定の駐輪場を選びます。この画面から駐輪場の地図がダイレクトに見ることができればいいのですが、場所がわからないときはグーグルマップを開いて調べないといけません。
※ドコモ・バイクシェア・ポートナビアプリをスマホにインストールしておくとこの問題は解決できます。地図上で全国のポートを選択することができ、そこから予約画面に進むことができます。
今回HUBchariを借りた大阪市此花区西九条駅近くのホステル・ジンさんのサイクルポート。(写真撮影時は5台あり)
駐輪場を選ぶとそこにある自転車の車番一覧が表示されます。ここにあるのは現在4台のようです。
自転車はすべて同じタイプの電動自転車です。どれを選んでも基本的に変わりません。この画面から車番をタッチするといきなり予約になるので少しびっくりします。
予約しても20分以内に現地で貸し出し手続きしなければ自動的に予約はキャンセルされます。またマイページからキャンセルすることも可能ですので慌てる必要ないでしょう。
バッテリー残量に注意
自転車はすべて同じと書きましたが、それぞれバッテリーの残量が異なります。それは予約画面からはわかりません。
もし長い距離を乗る予定でしたら、予約せずに現地に行って、現地で一台一台バッテリーの残量を調べてからその場で予約を入れるといいでしょう。バッテリーの残量はハンドル左側の主電源操作部のボタンを押せば確認することができます。
この日、私は長い距離を乗る予定でしたので、できるだけバッテリー残量のある自転車を希望していました。そこで確認したところ一台目50パーセント、2台目60パーセントと中途半端な残量でしたが、3台目で運よく100パーセントのものを発見しそれを予約しました。
実際に乗ってみます
マイページから予約すると、eメールで貸し出し手続きに必要な4桁のコードが送られてきます。ICカードは事前にSuicaなど交通系を登録しておけば鍵代わりに使うことができますが、ヘビーユーザーでなければ特に必要ないと思われます。4桁のコードさえあればOKです。
コードを自転車のサドル下にある弁当箱のような形をしたボックスについてあるボタンで入力して鍵が電動で開錠、乗ることができるようになります。
泥除け部にも必要な操作方法が書かれていますので、こちらを見れば大丈夫でしょう。
一時駐輪する場合は
一時的に駐輪する場合は、手動で鍵をかけます。
鍵はよくある馬蹄形のカギですね。解錠は貸し出し予約の時にもらった4桁のコードを入力することでできます。したがって鍵を持ち歩くことはありません。とても便利です。この鍵、自分の自転車にもつけたいくらいです。
一時駐輪の場合も鍵の開け閉めごとに確認のeメールが送られてきます。
返却方法
返却はサイクルポートで電波を受信していることを示す緑ランプを確認してENTERボタンを押すだけです。返却手続き完了のe-mailが送られてくるので、これを確認してからその場を離れるのがいいでしょう。
返却できないときはサイクルポートからの電波が届いてないところに自転車があると思われます。場所を変えて緑ランプがつくことを確認してからもう一度トライするといいでしょう。
自転車の返却手続きが完了しました。
【ユーザID】〇※△■◇
【自転車番号】OSK00337
【貸出時刻】2020/02/06 09:51
【返却時刻】2020/02/06 15:30
こんな内容のメールが送られてきます。
料金を確認する
料金はマイページから確認することができます。今回は一日利用ではなく一回利用にしましたが、もうすぐで一日利用料金を越えそうになりました。実際越えたらどうなるのかはわかりません。一日料金で打ち止めになるといいのですが。
まとめ
HUBchariは大阪市内を中心に150ポートあり、違うポートにも返却OKで使い勝手はかなりいいと思います。
自転車は小径車で女性や子供でも扱いやすいでしょう。バッテリーは私の乗った自転車に限ればかなり持ちがいいです。距離にして20㎞くらい乗りましたが、まだ70パーセント残っていました。
料金は安くはないですが、電動自転車であることを考えると妥当なところだと思います。ホームレス対策にも使われていますし、社会貢献、寄付感覚で利用するのもいいでしょう。
ところで疑問に思ったのですが、これだけのポート数と台数があるのでバッテリーの充電はどうしているのだろうかと考えました。
おそらく本部に予備バッテリーがそれなりの数があるはずです。そして本部でフル充電した予備バッテリーを満載した軽トラックが各ポートをまわり、係員がバッテリー残量の少ないバッテリーと交換しているのではないのでしょうか。
その作業に元ホームレスさんがあたっているのではないかと想像します。
今回HUBchariを利用した目的
今回HUBchariを利用した目的は大阪市内に残る公営渡船、全8航路に乗船するためです。原付、バイクは渡船に乗せることができないんですが、自転車はOKなんですね。またこの時の模様は後日、記事にしたいと思います。