安城七夕まつりで有名な愛知県安城市。
名鉄西尾線の南安城駅から徒歩5分ほど、フィリピン料理のPALAYOK(パラヨック)さんです。
本場のフィリピン料理を賞味
平日ランチは850円。さっそく入ってみましょう。
雑居ビルの狭い階段を2階へと上がると入口があります。
思ったより広々した店内です。
メニューです。ランチは本日のメイン10種ほどの中から2品選んで、ライスはお代わり自由というシステムです。
10種の本日のメインは、お店のレパートリーである130種ほどの料理から、日替わりで選ばれるそうです。
なお土日のランチはバイキングのようですね。8種類の料理とライスが食べ放題です。
その他にもフィリピンらしいバナナの葉にのせて提供されるコース料理もあります。
フィリピンの焼きそばパンシットなどアラカルトメニューもあります。
ドリンクもサンミゲルやレッドホースなど現地のビールもありますね。
ご主人の説明を受けながらメインの品を選ぶのですが、私たちが選んだのはすべて豚肉料理になってしまいました。(あとで野菜料理を一品サービスしてもらいました)
豚モツの豚の血煮込み
まずは豚モツの豚の血煮込み。おそらく現地名ディヌグアン。(本日のメニューの写真撮るの忘れた)ほんとはもっとシチューぽいと思います。
店のご主人はチャレンジメニュー(日本人にとって)と言ってましたね。好き嫌いが分かれるそうです。
でも豚の血といっても臭くはありません。酢が入っているんでしょうね。ホルモンがモニョモニョしてけっこう美味しいです。塩気もありご飯がすすむ一品です。
アドボに似た豚肉料理
こちらはフィリピンで広く食べられるアドボに近い料理と言っていましたが、こちらも豚肉の煮物です。醤油味でこちらも酢が効いてますかね。
ふつうの日本人にもウケる一品ではないでしょうか。
ルンピア
ルンピアですね。見た目の通り春巻きです。外はパリパリ、中は豚の粗挽き肉でしょうか。ご主人は日本人にはこれが一番人気とおっしゃってました。
食べても春巻きですので、日本人にもまったく違和感ないでしょう。チリソースの他、バナナケチャップで頂きます。
皮パリパリ豚肉料理
これも豚肉料理ですが皮がついています。茹でてから焼くとおっしゃってましたかね? レチョンと似ていますがレチョンは丸焼きなので調理方法が違います。
皮がパリパリで、これもご飯がすすむ君です。
味変用調味料各種
このような調味料を小皿に出して適宜料理につけて食べます。一番右が海老の味がする味噌のようなもの、二番目がバナナケチャップ、三番目がチリソース、一番左が豚レバーの辛くてスパイシーなソースです。
フィリピン人は調味料を駆使して味変して食べることが多いようです。
お米はコシヒカリ使用
日本人は基本的に口中調味ですが、フィリピンの人は皿の上のライスにどんどんおかずを混ぜてスプーンで一緒くたに食べるスタイルです。
お店は料理は日本人向けにアレンジしていない本場の味だそうですが、ライスだけは日本のコシヒカリ使用とのこと。そしてお米大好きなフィリピン人向けに昼も夜もお米食べ放題にしているとか。
私は毎日食べるわけではないので、フィリピンの長い粒のパサパサの米でも大丈夫なんですが、それをすると日本人客は見込めなくなるんでしょうね。
でもフィリピン人にも日本のお米は評判がいいとのことです。
定年退職後にお店をオープン
そしてこちらの店はご主人が日本人でサービス担当、奥さんがフィリピン人で調理担当のようです。
ご主人はもともと機械エンジニアで会社勤め、その後設計会社を起業して社長業、さらにトヨタ関係の会社に技術グループの管理者として再就職。フィリピンにも仕事の関係でよく行ってらっしゃたそうです。
そして定年後にこのお店を始めたそうですね。なかなか思いきった転身ですね。
オープンが昨年の2月でいきなりコロナに大当たりで大変とおっしゃっていました。
もともとお店を出すのは奥さんの夢で、ご主人も奥さんをサポートしつつ日本人にもっとフィリピン料理を知ってもらいたいそうです。
(直接ご主人のお話を伺いましたが、メニューの背表紙にも自己紹介が書かれて誰でも見ることのできる状態にありましたので、こちらで書かさせていただきます。)
まだまだフィリピン人の客が多いようですが、比較的日本人でも入りやすい店だと思います。
ハロハロ
追加でフィリピンのかき氷、ハロハロ(500円)を頼みました。プリンやあんこ、芋に豆など入ってボリュームたっぷりです。
ハロハロがフィリピン発祥ということもあまり知られてないでしょうね。ミニストップのオリジナル商品と思っている人も多いのでは。
フィリピン料理にも、タイ料理のガパオライスやトムヤムクン、インドネシア料理のナシゴレンのような知名度の高い料理がひとつでもあるといいんですがね。なかなかフィリピン料理をポピュラーにするのは難しそうです。
ごちそうさまでした。また機会がありましたら別の料理をトライしようと思います。