冬のオリンピックの日本人選手の活躍をチラッと見て、ウィンタースポーツについてちょっと書いてみたくなりました。
実はこのワタクシですが26〜28歳くらいの頃、冬になるとよくスノーボードに行っていました。
正直言ってあまり似合うタイプではないと思うんですけどね。
しかし私は当時、登山や自転車などを趣味とするアウトドア派だったので、スノボはそれほどハードルは高くありませんでした。
3万5千円くらいの板を買い、ウェアとブーツも合わせて3万くらいで揃えました。安いほうです。スポーツ用品店のヒマラヤだったかな?
スノボに一緒に行っていたのは当時勤めていた会社の同僚たちです。男女混合部隊で青春していました。
スキー場までの足は4駆に乗っている人がいたので、いつも乗せてもらってました。ガソリン代、高速代はもちろん割り勘です。
向かう先は名古屋から近い岐阜のダイナランドや高鷲、野麦峠、長野の御岳や木曽駒などですね。
だいたい金曜夜発の変則的日帰りで、けっこうハードでした。
次の月曜日はパンダみたいに日焼けして出社していました。
あまり運動神経のよくない私ですが、スノボに関しては意外と飲み込みが早く、初日からけっこうブイブイ滑ることができました。
サーフィンとかスケボーとか横ノリ系のスポーツの中ではスノボが一番簡単だと思います。
コブの多いコースはちょっと大変ですが、中級者向けくらいのゲレンデでしたらスイスイ滑っていました。
エッジをきかしての高速ターンはなんとも言えない気持ちよさです。しだいにスノボの面白さにハマっていきました。
ところがある日、滑走中に逆エッジが引っかかり、後頭部から派手にコケてしまいました。
気は失ってはいないと思いますが、その時人生で初めて頭の周りをくるくる星が回るというのを体験しました。
あれは漫画の描写だけではないですね。
ちょっとフラフラしつつ、その日は車に乗せてもらい帰りました。
ロードバイクでもレース中と練習中に転倒して脳震盪になったことが2回あるので、ちょっと心配になり翌々日ですが総合病院に行って頭のCTを撮ってもらいました。
幸い異常は認められませんでした。
その後、結婚し会社を辞め、スノーボードに行くことはなくなりました。
スノボはかれこれ二十年以上やっていませんが、自転車の乗り方を忘れないのと同じで、今やってみても滑れるとは思います。
ただ年齢のせいか、寒いところがかなり苦手になりましたので、ウィンタースポーツは遠慮しておこうと思います。
しかし考えてみると昔はけっこう大学生でもスキーバスに乗ってスキーやスノボに行ったりしていました。
一種のたしなみみたいなものでしょうか。
いっぽう現代の若い人たちのスキー、スノーボード離れは深刻なんですかね。
道具をそろえるのはもちろん、現地までの交通費、リフト一日券もバカにならず、スキー場の食事はボチボチなわりに値段が高い。
取り巻く状況は総じてゴルフと似ていますかね。いや、それ以上に厳しいかも。
スポーツ用品店に行ってもスキー・スノボ用品が縮小した代わりに、冬でもキャンプ用品ばっかりですもんね。キャンプはスポーツか?というくらい。
オリンピックで日本人選手が活躍しても、スキー、スノボ人気の回復はなかなか難しいでしょうか。