4月7日からリハビリ型の老人介護施設に、一カ月入所することになった父親の話です。
施設から電話
父はまもなく90歳で、軽い痴ほう症があり、下の世話が必須のこまったちゃんです。
入所してから5日後の4月12日のことですが、介護施設から実家の母の元に電話があったそうです。
「最初の2,3日はご飯を食べたんですが、その後食べないんです。家に帰りたい、帰りたいばかりおっしゃるんです・・」
「このままだと一か月後に帰る時は衰弱しているかもしれませんので、いちおう一週間、14日まではここにいてもらいますが、その後は帰ってもらった方がいいかもしれません・・」
父の性格
これまで2泊3日のショートステイは何回も経験していますが、今回は外泊5日目となって何かいつもと違うぞ・・、と痴呆ながらも本能的に察知しているのでしょうか。
父は昔から性格的に内弁慶で、家では態度がでかいのに外に出るとおとなしく、家から離れるのが大嫌い。
私からみて祖父母ともずっと同居していましたし、90年の人生でひとり暮らしの経験がないんですよね。
つまりアウェイの経験が無いということ。
(いっぽう母は舅姑と暮らしていたわけなので苦労している)
まあ、施設でまわりは知らない人ばかりで、緊張して食事がのどを通らないのかな。
困ったジジイです。
帰宅
そして4月14日、家に帰ってきたそうです。
母の話によると、父は「バカにされている」と言って、ちょっと怒っているそうです。
痴呆で短期記憶を保持できないはずなんですが、嫌なことは頭に残るのでしょうか。
なにがあったのかよくわかりませんが、たぶん人から干渉されることが嫌いなので、施設でのサービスがおせっかいと感じたのかもしれません。
リハビリがメインの施設なので、スタッフさんから構われすぎたのでしょうか。
あるいは何か子ども扱いされるようなことがあったのかも。
どちらかいうと、本や新聞を読んだりニュースを見たりするのが好きなインテリタイプで、ボケているわりにはプライドが残っていると思います。
2泊3日のショートステイに行く施設ではこんなことはなかったと思いますが、おそらくそこは最低限だけの介護で、基本は放置プレイだから?
来週、ふたたび大阪に帰省して、母から詳しく話を聞いて作戦を考えようと思います。困った~😑