まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

京都散歩 渉成園と風俗博物館

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京都の五条大橋です。愛知に帰る前に京都に立ち寄りました。

 

 

旧五条楽園


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鴨川の西側を並行して流れる高瀬川です。

 

この一角は以前、英語ガイドさんが案内する外国人向けのウォーキングツアーにお邪魔した時に訪れたことがあります。8年ぶりの訪問ですね。

 

あまり日本人観光客が訪れないエリアかと思います。


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菊浜と呼ばれるこのあたりは江戸時代から明治にかけて、京都最大の色街だった五条楽園がありました。(2010年くらいまで現役だったらしい)


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8年間で何か変わっているかな?と、ぶらぶら歩きます。


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往時を偲ばせるそれっぽい建物がありました。


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特徴的な唐破風屋根を持つ玄関です。

 

サウナの梅湯


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レトロなサウナの梅湯さん。午後2時からの営業らしく、私が立ち寄ったときはまだ閉まっていました。

 

梅湯 | 【公式】京都銭湯 京都の銭湯100軒以上をご紹介

 

五條会館


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五條会館(旧五条楽園歌舞練場)です。歌舞練場もあったので売〇の方だけではなく芸妓さんたちもいたんですね。


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五條会館は近々リノベーションされるようです。

 

特殊喫茶


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こういうタイル貼りの外壁をもつところは、昔は特殊喫茶(女性が隣についてサービスする喫茶。純喫茶は特殊喫茶と区別するための言葉)だったようです。

 

今のキャバクラみたいなものなのかな?

 

ところどころにこのような建築が残っています。

 

今だとレトロな印象を持ちますが、当時は最先端の建築だったんでしょうね。


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この場所には三友楼という五条楽園最大のお茶屋さんがありましたが、昨年解体されたそうです。新しい住宅の建築が行われていますね。

 

※三友楼の雄姿はこちらの素晴らしいサイトの中にあります。

京都最大の旧色街「五条楽園」の遊郭建築と下町レトロ散歩路 - SMILE LOG

 

丸福楼


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私は子供の頃にゲームウォッチ、大人になってからはWiiで一瞬だけしかお世話になっていませんが、誰もが知る任天堂の旧本社ビル。


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玄関ドア横にはレトロな看板が掲げられていますね。


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この任天堂旧本社ビルは建築家の安藤忠雄のもとにリノベーションされて、丸福楼というホテルに生まれ変わっています。今年の4月1日オープンだそうですから、まだホヤホヤですね。

 

今度泊まってみよう!と思いましたが、一泊10~25万円するそうです。お呼びじゃなかった。😂

 

www.ikyu.com

 

渉成園


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五条楽園を離れ、渉成園にやってきました。JR京都駅から歩いて10分ほどの場所です。


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訪れるのはたぶん3回目、20年ぶりくらい。


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東本願寺に関係する庭園なんですね。

 

東本願寺の飛地境内地とびちけいだいちの庭園。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約1万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三景」と称されています。1936(昭和11)年には、文人趣味にあふれる仏寺庭園として、国の名勝に指定されています。

www.higashihonganji.or.jp


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入園料は500円。庭園維持寄付金という名目になっています。凄い立派なパンフレットを頂きました。でも徒歩だからちょっと荷物になるんですね。


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京都駅に一番近い庭園かもしれませんね。


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緑の向こうにビルが見えるからか、ちょっと東京の六義園に似ているような気がする。


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おびただしい数のアメンボ。


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つがいのカモがいました。


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ホタルブクロの花。


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早くも紫陽花の花。初夏ですね~。この日はとても暑い一日でした。

 

東本願寺


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浄土真宗大谷派の総本山、東本願寺にやってきました。実家も浄土真宗だったはずですがここなのかな?


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巨大な御影堂。重要文化財ですね。外国人向けツアーの時に中に入らせてもらいました。


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阿弥陀堂です。(重要文化財)


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西本願寺へと向かいます。

 

風俗博物館


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西本願寺近くにある風俗博物館です。このビルの5階に入っています。

 

風俗というとちょっと???となってしまいますが、まじめな博物館です。英語ではcostume museum (コスチューム・ミュージアム)となっていました。

 

www.iz2.or.jp


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十二単をはじめとする平安時代の衣装の展示のほか、


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人形で源氏物語の世界を再現しています。ビルの一室にある博物館でちょっと不思議な雰囲気。平日ですので予想通りお客は私だけ。BGMもなくシーンとしています。見学料は500円です。


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人形の写真を撮るのはなかなか面白いです。館内撮影はすべてOK。(そうじゃないと500円は高いかな)


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でも人形を見ていると、不思議と癒されますね。


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囲碁に興じる平安女性。

 

平安時代は顔は多少ブ〇イクでも、長い黒髪を持つ女性が男性からモテたらしい。確かに人形の髪の毛はみんな長い。長いというか身長より長いのですが本当にこんな長いのか?


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曲水の宴。偉い人には流れてくる盃をとってくれる家来がついたらしい。それくらい自分で動いたらいいのに。


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季節毎に変わる装い。

 

解説を読んでいるとけっこう時間がたちます。端午の節句や七夕なんかの今も伝わる季節の行事は平安時代まで遡るらしい。

 

西本願寺

 

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浄土真宗本願寺派の総本山、西本願寺です。新選組ゆかりの鼓楼。


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西本願寺も東本願寺に負けず劣らず立派ですね。右が阿弥陀堂、左が御影堂で両方とも国宝。

 

唐門


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国宝の唐門。最近、修復が終わったようで極彩色です。二条城の唐門が豪華ですが、こちらもなかなかのもの。


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鐘楼


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重要文化財の鐘楼。


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飛雲閣


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豊臣秀吉が建築した聚楽第を遺構といわれる国宝の飛雲閣(非公開)。安土桃山時代の代表的建築として高校日本史にもでてきたような気がしますが、昨今ではその説は否定されてきているみたい。江戸初期などもう少し後で建てられたという説が有力です。

 

チラリと見えているのがいやらしいですね。公開されるのなら、ぜひそれに合わせて見に来たい。

 

www.hongwanji.kyoto

 

東本願寺と西本願寺を比較した場合、規模では東の方が勝りますが、文化財及び建築としての価値は西の方がありそう。

 

事実、西本願寺は世界遺産として登録されているが、東本願寺は対象外。

 

京都駅


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帰りも高速バスで名古屋まで。


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多賀SAに停車する名鉄バス運行の名神特急号です。超特急号は新名神高速経由で名古屋までノンストップでしたが、特急号は途中の停車バス停が多かった。