まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

スポーツと怪我のリスク 自転車レース事故から考える

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学生の時、自転車競技にのめり込んでいた私ですが、9月4日の鹿児島で行われていたインカレロードレースでの落車事故はショッキングでした。

 

亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、今後の安全な大会運営を願います。

 

(正直言うと安全な大会運営といっても、競技の性質上難しいです)

 

ロードレース中に落車、意識不明の法政大選手が死亡 インカレ自転車 南大隅 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com

 

ニュースが入った段階では詳細がわからず、私の後輩が巻き込まれたのではないかと気をもんでいました。

 

私も30年ほど前、インカレのロードレースに参戦したことがありますが、自転車競技は危険と隣り合わせのスポーツです。

 

50歳も過ぎた今、若い頃のような運動神経や体力もないし、いろいろ怖くなってきて再びロードバイクに乗ろうとは思いませんが、若い頃はこれほど楽しいものはないと思っていました。

 

風を切って走る爽快感、自分の力だけで峠を登り切る達成感、山を越え谷を越え目まぐるしく変わる美しい風景。

 

競争相手だけでなく自然を相手にしたスポーツというのが魅力度高いですね。

 

 

そんな自転車競技ですが、親は心配したでしょうね。一度私も落車して意識を失って救急車で運ばれ、親が病院まで駆け付けたことがあります。

 

私が親で子供が自転車競技やると言ったらおそらく反対するでしょうね。

 

スポーツは人々を惹きつけますが、安全面から考えるとどうなんでしょうね。

 

ちょっとリスクごとに分類してみようと思います。

 

(わたしのイメージだけですので何の裏付けもありません。悪しからず)

 

 

リスク度0(怪我の心配なし)

 

カーリング

アーチェリー

グランドゴルフ

ウォーキング

 

カーリングでケガをするシーンが想像できません。手が滑ってストーンを自分の足の上に落としてしまったりはあるのでしょうか。

 

アーチェリーや弓道なら他人の放った矢が当たることはあるかも。

 

ウォーキングはスポーツとは言えないかもしれませんが運動ではありますね。

 

リスク度1(肘や膝など部分的な怪我の可能性あり)

 

卓球

水泳

テニス

剣道

バドミントン

ゴルフ

陸上(長距離)

ソフトボール

ハイキング

 

このあたり他人との接触プレイが少ないスポーツが多いですかね。

 

ゴルフは睡眠不足や酒飲みながらやれば突然死の危険性はあるかも。

 

卓球もやりすぎは怪我が発生するんですかね。

 

リスク度2(骨折やじん帯の損傷はあるかも)

 

陸上短距離・投てき・跳躍

サッカー

フットサル

クロスカントリースキー

スピードスケート

野球

バスケットボール

バレーボール

器械体操

フィギュアスケート

登山

スケートボード

 

一般的なスポーツはこのあたりのリスク度かと思います。器械体操は次のリスク度3でもいいかもしれませね。

 

 

リスク度3(重度後遺障害・稀に死亡することも)

 

アメリカンフットボール

ラグビー

柔道

相撲

レスリング

ボクシング

自転車競技

競輪(公営ギャンブル)

競馬(公営ギャンブル)

登山(悪天候時)

 

自転車に関しては何もない時は比較的怪我の少ないスポーツですが、落車すると擦過傷や鎖骨を折ることは珍しくありませんし、練習中の交通事故もあります。

 

自民党元総裁の谷垣さんもえらいことになりました。自転車をやっていただけに、自転車は安全とは言いがたい。

 

 

リスク度4(リスク度3の発生頻度が高い)

 

マウンテンバイクダウンヒル(エクストリーム系)

アルペンスキー滑降

スキージャンプ

登山(熟練者向けコース・冬山)

ロッククライミング

スノーボード(エクストリーム系)

ボートレース(公営ギャンブル)

オートレース(公営ギャンブル)

 

ボートレースとオートレースの死亡事故は残念ながらかなり多いですね。

 

アルペンスキーはニュース映像で見たことのあるウルリケ・マイヤー選手の事故が印象に残っています。

 

エクストリーム系は見ててよくやるなと思いますが、危険度が高いだけ血が騒ぐというか人を惹きつける魅力があるんですね。

 

コワイコワイ。

 

 

リスク度5(きわめて危険)

 

フォーミュラ1

MOTO GP

ヒマラヤ登山

 

F1全盛期に発生したアイルトン・セナ選手の事故は私の20代で最も衝撃的な出来事のうちのひとつかも。生でテレビ見ていました。ラッツェンバーガー選手の事故もありましたし。

 

登山もヒマラヤの難易度高い山になると相当危険みたい。アンナプルナは死亡率30%らしいし、K2やナンガ・パルバットも20%台。

 

こうなるとスポーツの域じゃなくて、まさしく生死をかけた冒険。

 

私は低山ハイクで満足。

 

 

自転車ロードレースの安全対策

 

自転車競技に話を戻します。

 

先ほどの自転車レースの事故を伝えるニュースには自転車競技経験者じゃない人からもいろいろコメントがついていました。

 

多いものはバイク並みにフルフェイスヘルメットにして、脊椎プロテクターをつけて、レーシングスーツ着ろという意見ですが、自転車はなにせエンジンが自分の体ですので、エンジンは冷却しないといけません。

 

落車の衝撃から体を守る前にオーバーヒート(熱中症)でバタバタ死ぬ選手が出てきそう。

 

そしてこんな苦行みたいなスポーツなら誰もやらなくなってしまいますね。そもそもルールを決めるのはUCI(世界自転車競技連盟)です。

 

マススタートのロードレースは落車の可能性は常にあるので安全対策は難しいかも。少なくとも開催場所だけは、いざという時の医療体制が整う場所が良いかと思います。

 

その点、今回の大隅半島の先端部はなかなか厳しい場所で、ドクターヘリが飛ぶこととなりましたが、できるなら通常の救急医療で対応できるところがよかったのかも。

 

あとはロードレースのコースをすべてヒルクライムにすれば深刻な落車事故は少なくなると思いますが、世界的に見ればヒルクライムもダウンヒルもあるのが通常のロードレースですので、世界と戦うことのできる選手が少なくなってしまいます。

 

それとも日本は自転車ロードレースを捨てるかですね。やりたい人は幼少期から海外に行くとか。うーん。

 

そんな国はないですね。