まーきちの人生暇つぶし

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

江戸時代の河内国における新田開発の歴史 鴻池新田会所跡

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かなりのローカルネタになります。大阪府民でもその存在を知っている人は少ないかもしれません。

 

東大阪市にある鴻池新田会所跡にやってきました。

 

あまりよく覚えていないけど、今から40年前の私が小学生の頃、オヤジに連れられて来たことがあります。

 

最近では映画るろうに剣心のロケ地になったそうです。


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入場料300円。門を入って左側にある受付で支払います。


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立派なパンフレットがついてきました。


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このあたりは江戸時代は頻繁に洪水の発生する低湿地帯でしたが、豪商の鴻池氏が洪水対策などを行い、鴻池新田を開発しました。

 

会所跡は今で言うところの管理事務所ですね。


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かなり立派でいくつかの建物は重要文化財指定です。こちらは本屋。メインとなる建物です。


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太い梁が立派な土間。


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ここで農民たちに炊き出しが行われていたそうです。

 


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庭園もあります。


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こちらは重要文化財の屋敷蔵です。


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内部は鴻池新田成立に関する説明資料が展示されていました。開発者の鴻池善右衛門宗利は「いらすとや」のイラスト。

 

ちょっと調べるとこの鴻池家は、現在のゼネコンの鴻池組や運輸倉庫業の鴻池倉庫とは違うんですね。同じだと思っていました。


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鴻池新田から現在の大東市にかけては新開池、深野池という大きな池でした。深野池は確かに現在も一部残り、その周囲は深野緑地という洪水時に水をためる遊水地になっています。

 

また現在の大阪市と堺市の間を直線的に流れる大和川は、江戸時代に洪水防止のために掘削して誕生したもので、もともとは河内平野を北上し淀川に合流していたんですね。

 

おもしろい。

 

ja.wikipedia.org


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こちらは道具蔵です。


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昔の農具が展示されていました。


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こういう展示は各地で見ることができるので、そんなに珍しくはないでしょうか。


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井路川舟と呼ばれる新田内の水路で、穀物や荷物を運んでいた川船です。


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会所の周囲は現在は市街地ですが、昔は田んぼに囲まれていたそうで、敷地の北側に船着き場があったそうです。


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こちらが出口です。午後4時半以降は出口はこちらだけ。後ろに見えるのはJR学研都市線の高架線路です。


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線路の横を歩きます。


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JR鴻池新田駅です。