帰省で三重県伊賀市周辺を良く走りますが、国道沿いに忍者の里のお漬物伊賀越漬という大看板が何カ所かあります。
こういう昔ながらの看板って効果あるのかなと思っていましたが、何回も通っているうちに脳に刷り込まれたようです。高速サービスエリアの土産物店でみかけて、ついつい買ってしまいました。
あんまり漬物は買わないんですけどね。白菜の浅漬けが好きですが、他には実家でよく出てくる京都名物すぐき菜を使った刻みすぐき漬け。乳酸菌発酵したすっぱいお漬物ですね。これは美味しいです。
話しがそれました。
これがあの忍者のつけもの伊賀越漬ですね。560円でしたが、わりとずっしりした重みがある。
昔から『伊賀の郷』の人々は、特産の小型白瓜のあん(種)をくり抜き、しその葉や実、しょうが、大根などを刻んで詰め、自家製の『玉みそ』に漬け込んでおりました。
昔はお客さまが来られたときに供する高級な漬けものとして、家の子供たちにとっては千客万来を願う夢の味でした。
昔ながらのその味わいは、いまでも酒肴として、またお茶受け、ご飯のおともにも好評です。
公式ホームページより借用
食べやすいサイズに切ってみました。キレイな形のウリですね。函館名物いかめしに見えないこともない。
いかめしです。違うか。
食べてみるとけっこう塩っ辛いので少量でご飯がすすみます。まわりのウリもお隣の奈良漬とは違いますね。やっぱり味噌の味なのかな。
ちなみに伊賀越えは徳川家康が3度経験したとされる命の危機のひとつ。
家臣たちの裏切りに直面した「三河一向一揆」。武田信玄に討ち死に寸前まで追い詰められた「三方ヶ原の戦い」。そして、決死の逃避行「伊賀越え」ですね。
伊賀越えの道は天正10年6月2日(1582年6月21日)に起きた本能寺の変に際して徳川家康が三河国へ帰還する時に通ったとされるルートです。
おそらく来春の大河ドラマ「どうする家康」でも登場するでしょう。