インドネシア
一カ月限定でレッスンを受けているDMM英会話ですが、この日はインドネシア人講師でした。
インドネシア基本データ
面積 191万9440㎢(世界第15位)
人口 2億7020万人(世界4位)
首都 ジャカルタ
公用語 インドネシア語
R先生は28歳で現在はオンライン英会話の仕事しかしていないそう。ゲームやアニメが趣味のひきこもり系の先生です。
先生はジャワ島東部の東ジャワ州マヤンという町に住んでいるらしい。
インドネシアについていろいろ聞いていみました。
言語
インドネシアの公用語はインドネシア語。
インドネシアの英語教育は日本と同様、読み書きが中心で、先生はスピーキングは英語メディアに触れること、大学時代にスペイン人の友人がおり、英語で会話していたことから上達したと言っていました。
バリ島以外の観光地
バリ島はよく知っていますが、インドネシア人はそれ以外の観光地はどこをお勧めするのか聞いてみました。
ジョグジャカルタだそうです。インドネシアの古都で、有名なボルブドゥール遺跡もジョグジャカルタの近くにあるんですね。
交通機関
交通機関のそれほど発展していないインドネシアでは、タクシーアプリのGojekがメインの交通機関になっているそう。東南アジアのGrabみたいなものですね。
サッカースタジアム事故
インドネシアと言えば記憶に新しいサッカースタジアムでの暴動事故。先生に聞いてみたら、先生の住んでいる町で発生したとのこと。
Bonek という暴力的サッカーファンがいるそうで、日本のヤクザみたいなものと言っていました。
日本のヤクザはリッチだけど、インドネシアのヤクザは貧乏ねと言っていました。
ギャンブル
熱くなる国民性なのかインドネシア人は大のギャンブル好きなよう。基本的にイスラム教国家なので、ギャンブル禁止のはずですが、なんにでもお金をかけるらしい。もちろんサッカーも対象。
先日のワールドカップはもちろん、バイクレースのMOTO GPなんかもギャンブルの対象になるらしい。先生は中国系インドネシア人ですが、先生のおじいさんは毎週末に掛マージャンをやっていたそう。
女性でもギャンブルする人はするらしい。
首都移転
インドネシアの大きな問題、課題としては首都移転の問題だそう。ジャカルタが過密しすぎているので、ボルネオ島に首都機能を移転する計画が持ち上がっていますが、今の大統領の任期はあと1年、その後どうなるかは不透明と言っていました。
ボルネオ島というのもすごいですね。地理的にはインドネシアの中心になりますが、うーん、ジャワ島からボルネオ島に引っ越す人はどうなのかな?
日本でいうと首都機能をいきなり東京から北海道に移すようなもの。新首都候補地はジャカルタから1,000㎞は離れている。
料理
私はあまりインドネシア料理を食べたことがなくて、ナシゴレン以外にどんな料理が人気ですかと聞いたらRawonをお勧めしてくれました。
牛肉の入った真っ黒なスープです。東ジャワが発祥の、今や国民食らしいです。
宗教
国民の60%はイスラム教徒。モスクはそこらじゅうにあり、ラマダンシーズンになるとインドネシアのモスリムもラマダンをするらしい。
先生は仏教徒と言っていましたが、そんなにまじめな仏教徒ではなく、多くの日本人と同じようなものと言っていました。
バングラディッシュ
バングラディッシュ基本データ
面積 147,000K㎡
人口 1億6500万人
人口密度 1,265人/K㎡
首都 ダッカ
公用語 ベンガル語
Wikipediaより引用します。
国名のバングラデシュとはベンガル語で「ベンガル人の国」を意味する。国内最大の都市は首都のダッカであり、他の主要都市はチッタゴン、クルナ、ラジシャヒがある。バングラデシュは南アジアにおけるイスラム圏国家の一つである。バングラデシュの人口は1億6,468万人で、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国であり、人口数は世界第8位となっている。
元々はインドの一部であったが、インドが1947年にイギリスから独立するに当ってイスラム教徒とヒンドゥー教徒との対立が深まり、イスラム教徒地域を「パキスタン」として独立させる構想が浮上した。これにより1955年に東パキスタンとなったが、パキスタン本土とは遠く離れた状態であったことや国教たるイスラム教のみで両地域を統一しておくこと自体が困難である点から分離独立が叫ばれ、1971年にパキスタンから独立した。
今日の講師はH先生でした。28歳でオンラインで英語を教えるほかにプロのミュージシャンでギタリストとして活動しているそうです。4曲のオリジナル曲を持っているとのことでした。
(あれっ、少なくない?)
イスラム教について
当然ながらイスラム教徒ですが、そんなに厳しくないと言っていました。ときたまアルコールを飲むそうですし、豚肉も食べたことがある、美味しかったと言っていました。
アルコールは多くの人がちょくちょく飲んでいるようで、日本と同じ接待などのビジネスシーンで飲まれるそうです。人気のお酒はスコッチとビール。
ラマダーンはバングラディッシュでも行われるそうで、昼間は何も食べず、水さえも飲まず、夜は家族と食事すると言っていました。それはそれで楽しいそうです。ラマダーン明けのお祭りが楽しみだそう。
スポーツは一番人気がクリケットで二番人気がサッカー。サッカーは若い子に人気で、同じくクリケットが盛んなインドとの試合はむちゃくちゃ盛り上がるそうですね。
インドとの関係
もともとはパキスタンと同じ国だったバングラディッシュですが、いつもインドとドンパチやっているパキスタンに対して、バングラディッシュとインドの関係は良好だそうです。
なにやらバングラディッシュはパキスタンからの独立時に、インドから支援(武器供与)を受けたそうで、それ以来関係は良好。インドとの争いはスポーツだけと言っていました。
食べ物について
主食はもちろん米。基本的にインドと非常によく似ているそうです。先生は個人的にビリヤニは好きではないと言っていました。味が苦手だそうです。
また、ダッカにはけっこう多くの日本食レストランがあるそうで、先生は寿司が好きだと言っていました。人気の寿司ネタはマグロとサーモン。このあたり日本と変わらないですね。
なお世界ではびこる中国料理に関しては、authentic(本物の)中国料理レストランは少なく、Bangla-chinese(バングラチャイニーズ)と呼ばれるバングラディッシュ風にアレンジされた中華料理の店が多いそうです。
言語について
基本的にベンガル語が話されますが、若い人の間でかなり英語も通用していて、ベンガル語と英語のミックスで話されることが多くなってきています。
英語教育は小学校から始まります。
その他
この先生としゃべっただけですが、バングラディッシュはかなりの親日国の印象を受けました。
なおバングラディッシュの国旗は日本とよく似ていますが、当時の首相が日本の国旗にあこがれを持っていたそう。ただ地の緑はイスラム教の色で、赤は独立戦争に流れた血の色だそう。