大阪市生野区です。大阪市の中で住民の外国人比率が最も高く、生活保護率は7.09％とダントツ23％の西成区に次いで第二位です。
大阪市：生活保護の適用状況など （…>福祉>生活保護適正化の取り組み）
近鉄の今里駅で下車し、駅の南側を歩いてみました。
多国籍な街
かなりカオスな街並みです。ベトナム料理のお店。
キムチのお店。このあたりは観光客がたくさん押しよせるコリアンタウンからも近く、多くの韓国籍、朝鮮籍の人が住んでいると思われます。
中国食品、韓国食品のお店。
韓国料理のお店もたくさんあります。
ベトナムも負けてないですね。
中華料理のお店もあります。でもハングルがありますね。韓国系中華料理のお店もあります。ティンホアってどういう意味なんでしょう。
韓国料理のお店。
ベトナムですね。ビア・ホイはベトナム語でビールのことみたい。男の人も女の人もビリヤードのキューを持っていますが、ベトナムではビリヤードが流行っているようですね。
中でお酒を飲みながらビリヤードを楽しむことができるのでしょう。
他にも1軒、ベトナム人向けと思われるビリヤード場がありました。
チングは韓国語で「友達」という意味みたいですね。
アジアン・カリー・ハウス。インド、ネパール料理のお店ですが、今里界隈では少数派のようです。
ちなみに隣の麵や福はらは、大阪でもかなり上位に来るラーメンの人気店だそう。店先で待ちのお客が何人かいました。
韓国料理店。
この界隈では昔、犬鍋を提供していたお店もあったそうです。さすがに今は無理ですね。
米線は米粉で作った麺の中国語みたい。今里は韓国・朝鮮と中国、ベトナムが幅を利かしているみたいです。
ちょっと利用してみようかと思っていた紫金城は定休日でした。韓国系中華料理で特に中国の東北地域の料理が食べられるそうです。
今里新地
ちょっと古そうな建物が残る一角に出ました。
通りに「杉田」とか白い看板があります。これはもしやして・・・
規模こそ違いますが飛田新地と一緒ですね。
来るまで知らなかった。
ここは「桜花」。
このような料亭が何軒かありますが、料亭は料亭でも料理は出てこない料亭ですね。代わりに特殊サービスが行われる料亭です。
条例で〇ープランドを作れない大阪は、隠れ蓑にお客と女将さん？仲居さん？との間で自由恋愛が行われる料亭が何軒も存在するんですね。自由恋愛と言っても、もちろんお金を介してですけど。
とてもグレーな存在ですね。
前大阪府知事の橋下さんが昔、飛田新地の料理組合の顧問弁護士やっていましたっけ。
今里花街組合の提灯がけっこう飾られています。
ここ今里は飛田、松島、滝井、信太山とともに大阪五大新地のひとつ。ここがまさに今里新地ですね。
外国人は多いし、色街でもあるし、かなりディープな今里。自転車乗っている東南アジア系の人がとても多かったです。
PHỞ VIỆT IMAZATO
今里にはミャンマー人もいるそうですが、東南アジア系の中ではベトナム人が最大勢力なんでしょうね。
ちょうどお昼の12時なので、PHỞ VIỆT IMAZATO という店で、ランチにすることにしました。
お店は若い感じのいいお姉さんのワンオペでした。
ベトナム人の店は日本人の店と違ってけっこう開店準備もアバウトですね。お客さんが来たら、テーブルの上にのせてあった備品をどけて、席をあける感じ。
先客はベトナム人の若いカップルで、私のあとから日本人のおじさんが一人やってきました。
ランチはAからEと、スペシャルの6種類。私は牛肉のフォーとチャーハンとサラダと揚げパンのBセット（税込1,150円）にしました。
その他にもいろいろあります。こちらはおつまみメニューみたいですね。
じゃ～ん。
こちらのフォーですが、今まで食べたフォーの中でも一番美味しいかもしれないです。
スープが鶏ガラと野菜のダシなんでしょうか、すごい優しい味で、飲み干してもいいくらいです。
麺もツルツルシコシコでスープとの相性バッチリ。これ食べるために、また今里に来てもいいくらい。
揚げパンはどうやって食べるのか知らなかったのですが、フォーのスープに浸して食べると美味しかったです。実際、ベトナムでもそうやって食べるみたいですね。
最初、バキバキとそのまま食べたり、チリソースをつけて食べちゃった。
店員さんが見ていたら「日本人、わかってないわー」と思っていたかもしれないですね。
チャーハンも中華料理のチャーハンと違いますが美味しかったです。味付けがナンプラーみたいな魚醤なんですかね。異国の味です。
あとからグーグルマップの口コミみましたが、クチコミ書いているのはベトナム人ばっかり。
しかも絶賛していますね。確かに日本人の私が食べても、むちゃくちゃ美味しい。
