基山駅
鹿児島本線の基山(きやま)駅です。佐賀県基山町にあります。
ここから第3セクターの甘木鉄道が出ています。
最初は吉野ケ里遺跡に行こうと思っていたのですが、乗換案内の車内放送を聞いて甘木鉄道乗車に気が変わってしまいました。
行き当たりばったりです。😀
1両編成のワンマン気動車です。
甘木鉄道はもともとJRの甘木線で、基山駅から甘木駅までの13.7kmを結びます。
終点の甘木は旧甘木市かと思いますが、平成の大合併で朝倉市になっています。
時節柄メリークリスマスのヘッドマークでした。
英語表記がかっこいいですね。
ワンマンなのでバスのように整理券が発行されます。降りるときに支払いですが、交通系ICカードは使えません。
ニコニコ現金払いですが、両替機はあります。
車内もクリスマスの飾り付けですが、100均で買ってきたようなモールで飾られ手作り感が微笑ましいですね。😀
基山―甘木間は370円です。佐賀県内の駅は基山駅だけで、残りは全て福岡県内です。
そのため佐賀県は第3セクターの経営にはまったく関与しておらず、お金も出していないそうです。
途中の小郡駅で西鉄大牟田線に乗り換えることができます。小郡駅は福岡県小郡市になります。
古い人間なので小郡駅と聞くと、SLやまぐち号の起点だった山陽本線&山陽新幹線の小郡駅を思い浮かべますが、あちらはいつの間にか新山口駅に名称が変わっていますね。
山口の小郡駅があった小郡町は現在は山口市に合併。
松崎駅
松崎駅で対向の汽車とすれ違いです。朝の時間帯なので学生さんが多く乗っていました。
大刀洗駅
太刀洗駅で対向列車とすれ違い。懐かしい旧国鉄っぽいカラーリング。
太刀洗は武将が戦のあとに血が付いた太刀を洗ったことから生まれた地名だそうです。近くにはキリンビールの福岡工場もあります。
小雪の舞う中、汽車は単線の線路を甘木に向けて軽快に進みます。
甘木駅
30分ほどで終点の甘木駅に到着しました。
乗ってきた汽車は基山へ折り返すようです。
長く伸びたホームの先端には一両の汽車がとまっていました。
けっこういろいろなカラーリングがあって楽しい甘木鉄道です。
ホームから線路を渡って駅舎へ。
線路の先は車庫につながっていました。
甘木鉄道で唯一の有人駅です。甘木鉄道の本社もこちらにあるようです。
ちなみに甘木鉄道は全国でも珍しい黒字経営の第3セクター鉄道だそうです。
国鉄時代は西鉄にお客を渡してはいけないので、小郡駅での乗り換えもなかったそうですが、第3セクターになってから国鉄時代の縛りも無くなり、西鉄小郡駅の近くに新駅を設置。福岡市への通勤通学客の利便性が向上し乗客数も増えたそうです。
小京都の秋月はこちらが玄関口となります。
雪が舞い温暖な九州とは思えない寒さです。😆