JR東海道本線の大垣駅です。
タイムズカー
駅近くのタイムズカーのステーションで車を借りました。
この日借りたのは日産の軽自動車ルークスです。15分220円、1時間880円です。オドメーターを見ると、1万6千キロ程度の走行距離で、まだまだ新しいです。
いちおう4時間で予約しました。
私は座高があるので、こういうハイトワゴンのほうが頭上空間が広くて好きです。
アプロ―チ
目的地は揖斐川の上流にある日本最大級のダムである徳山ダムです。2008年の完成以来、一度行ってみようと思いつつ、いつの間にか16年経過していました。
徳山ダムは大垣から北に45kmの山中にあります。走りだすとカーナビが徳山ダムまで1時間半かかると教えてくれましたが、45㎞でそんなにかかるのかと思ってしまいました。
途中、信号はありますが田舎道なので渋滞もなくおおむねスムーズに走ることができました。
揖斐川町役場付近です。目指す徳山ダムは揖斐川町の北部にあります。
ゴールデンウィークの5月3日。天気も良くツーリング日和です。バイクがたくさんいました。
昨年、徳山ダムの先の福井・岐阜県境に冠山峠道路が開通したこともあり、岐阜と福井は単純に距離的には名神・北陸道を使うより短縮されました。
新しい道路を走ってみようというバイク乗りやドライバーも多いのだと思います。
横山ダム
揖斐川沿いにトンネルやくねくね道を山の奥へ奥へと入っていきます。国道417号線(一部303号線と重複)はおおむね2車線で、そこまで走りにくいわけではありません。
ただ調子に乗って対向車線にはみ出すと、対向車とぶつかることになるの、でわき見運転やスピードオーバーはご法度ですね。
写真は途中の横山ダムです。こちらも十分に大きなダムです。
横山ダムのダム湖は奥いび湖とあります。
徳山ダム
さらに15分ほどトンネルとくねくね道を走らせ徳山ダムに到着しました。大垣を出発して1時間15分くらいです。駐車場は30台くらい駐車可能ですが、観光客で賑わっていました。
これが日本最大級の徳山ダムです。
総貯水容量6億6,000万 m3は阿賀野川水系の奥只見ダムを上回って日本一。ダムの高さでは黒部ダム(黒部川)の186 m、高瀬ダム(高瀬川)の176mに次いで日本第3位であり、ロックフィルダムとしては高瀬ダムに次いで第2位、多目的ダムとしては日本一の高さです。
上から見下ろすとかなりの高さがあります。
ダムの放水口だけでもかなりの大きさです。
徳山ダムは洪水調節、発電、農業・工業用水確保と言った多目的ダムになります。
ダム建設には90トン級ダンプカーが用いられ、そのタイヤが展示されていました。人の背丈よりずっと大きいです。
しかし90トン級ダンプが途中のクネクネ道を自走してきたとは考えられません。おそらく現場組立なのでしょう。その組立にも重機が必要なはずですから、ダム建設は大変です。
管理事務所です。ダムカードが貰えるようですが、収集癖はないのでパス。でもトイレはお借りしました。
堰堤の上も巨大です。長さは500m弱あります。
ロックフィルダムですので、岩が敷き詰められています。この岩は現地調達でしょうか。
よく水が漏れないものです。
徳山湖
ダム湖は徳山ダムと呼ばれています。むかしこの場所に徳山村があり、ダム湖に水没してしまっています。ダム建設前に650人ほどいた住民は移転を余儀なくされました。
門入(かどにゅう)集落
徳山湖の西部に門入地区という徳山村で唯一水没しなかった集落が残っているそうですが、ダム湖を船で行くか坂内川上集落からホハレ峠という廃道のような峠を越えていくようです。
住民もいるようですが、冬場は豪雪地帯なので生活はさぞかし大変でしょう。
※こちらの動画はボートで実際にいってみた滅茶苦茶貴重な映像ですね。歴史資料になりそう。
景色はきれいです。
紅葉シーズンにはダム湖のまわりの山々が赤に黄色に染まるそうです。
その頃にもう一回行ってみようかなと思いました。(覚えていれば・・)
帰りは来た道を引き返しました。20分ほどの見学を入れて往復約3時間でした。タイムズカーの料金は2,640円でした。ほぼ100㎞走り、燃費はリッター18.5㎞だったのでガソリン代は900円くらいでしょうか。これも利用料2,640円に含まれます。