近鉄四日市駅から名古屋行急行に乗車しました。
近鉄富田駅で下車。
一度改札外に出て、三岐鉄道の窓口で一日乗車券を購入しました。
三岐鉄道1日乗り放題パスという名称で1,200円です。駅の改札では係員さんに今日の日付を見せないといけません。
地方私鉄だから無人駅が多いのではないかと思いましたが、意外にも西野尻駅を除いてすべて有人駅です。
次の三岐鉄道西藤原行は8時49分の発車です。
ホーム上には近鉄⇔三岐鉄道乗り換え用のためにICカードをタッチする機械がありました。
ちなみに三岐鉄道はICカードに対応していません。切符は車内で車掌さんが販売していました。あるいは駅窓口になります。
三岐鉄道の沿線案内の看板です。近鉄富田から終点の西藤原駅まで約26㎞の路線で、途中駅は13駅あります。
もともと沿線の藤原岳で産出されるセメントを運ぶ目的で誕生した鉄道で、現在でも三岐鉄道の筆頭株主は太平洋セメント。
貨物輸送の割合が高いそうですが、旅客輸送の需要も高まっているとのことです。
先日、四日市港にある国の重要文化財の末広橋梁を見学しましたが、三岐鉄道で運ばれてきたセメントを港まで運ぶための橋梁でした。
三岐鉄道の車両が入線してきました。
鮮やかな黄色とオレンジ色の車両です。2両編成です。
2両ともロングシートです。
近鉄富田を出て一駅目の大矢知駅でさっそく列車交換です。
最高速はこれくらいだと思われます。
保母駅には車両基地があります。
途中の梅戸井駅です。
こちらでも列車交換です。貨物列車との交換も見たいですが、この日は日曜日からなのか、貨物列車とは遭遇しませんでした。
雨漏り?
窓が壊れて閉まらないようでした。
藤原岳が近くに見えてきました。
丹生川駅には貨物鉄道博物館があります。月に一回、第一日曜にだけの開館です。ここで若者の鉄道マニア4人組が乗り込んできました。
こちらも博物館の展示物のようです。
伊勢治田(いせはった)駅です。線路がたくさんあり貨物駅ぽくなってきました。
列車交換を行います。
東藤原駅です。太平洋セメント藤原工場の最寄り駅で、セメント貨物列車の総本山みたいなところです。
たまりませんね。この光景。
セメント採掘の為に半分くらい山肌がえぐり取られた藤原岳です。
私の住んでいる愛知県からも良く見えるおなじみの山ですが、日本三百名山で関西百名山、標高1,171mです。私は一度登ったことがあります。
太平洋セメント藤原工場の横を通過します。
近鉄富田を出て約40分、終点の西藤原駅に到着しました。
もともと三岐線は名前の通り三重と岐阜の関ケ原を結ぶ計画でしたが、線路はここまでです。
機関車の形をした駅舎でした。
日曜日で閉まっていましたが郵便局が入っています。
藤原岳に登る人のために登山届入れが設置されていました。
駅には昔の機関車が展示されていました。