南海天王寺支線廃線跡を歩きました。
なかなかディープな散策となりました。🙂
天王寺駅

大阪の南の玄関口、天王寺駅です。

西に向かって歩きました。

旧大阪市立大学附属病院、現大阪公立大学付属病院です。
小学生の頃、親父に「姿勢が悪い。大丈夫か?」と言われて検査に連れてこられたことがあります。
虚弱体質で猫背気味だったからだと思います。
オヤジの心配は杞憂に終わるのですが、成長に異常があるとでも思ったのでしょう。
ただ、当時はこんな立派な建物ではなかったと思います。

東横インですが、今はなき南海天王寺支線の跡に建てられたそうです。
天王寺支線(てんのうじしせん)は、大阪府大阪市西成区にある南海本線の天下茶屋駅から分岐し、同市天王寺区にある天王寺駅までを結んでいた南海電気鉄道の鉄道路線。このうち天下茶屋駅 - 今池町駅間が1984年に廃止され、残る区間も1993年に廃止された。

有刺鉄線が上部に取り付けられた物々しいフェンスで囲まれた空き地はまさしく廃線跡でしょう。😀


山王みどりの公園

少し進むと一部は整備され、公園のようになっていました。
山王みどりの公園です。
ふつうの公園とは違い、入口出口があり、公園に入れるのは日中のみで、夜は入れないようカギがかけられるようです。
このあたり住所不定無職の方が多いからですね、きっと。
飛田本通駅跡

少し歩くと「ここで覚せい剤売るな」の看板?落書き?がありました。

動物園前一番街商店街ですが、グーグルマップによるとこのあたりに天王寺支線の飛田本通駅がありました。

フェンスの中は廃線跡です。

天王寺支線は西成のあいりん地区を横切るように通過していたんですね。
住宅やら私有地があるので、ずっと廃線跡に沿って歩くのは難しいですが、なるべく近くを歩くようルートを考えました。

「男になりたいならホストと闇バイトはするな」😀
この看板のあるフェンスも廃線跡に入れないようにするための物だと思われます。
廃線跡は交差するいくつもの道路、時には商店街で寸断されています。
大阪関帝廟

路地を行くと中国風寺院のような建物がありました。大阪関帝廟です。

福建省出身者中心に建立されたそうで、三国志の桃園の誓いで有名な真っ赤な顔をした関羽将軍が商売の神様として祀られています。

このあたり中国人向けと思われる民泊の密集地帯です。
このあたり路地も狭く昼でも違法薬物の取引があるとグーグルマップの口コミに書かれていました。
写真をとりながら歩くのも若干緊張しました。😳
松乃木大明神

路地の奥にある鳥居は松乃木大明神です。
明治34年(1901年)、当時三味線の胴にはる皮の原料になっていた猫の供養のために立てられた神社だそうです。
三味線は飛田遊郭など、このあたりに多く住んでいた芸者さんが使っていたんですね。
境内に猫塚があります。
ちなみにオス猫の皮はネコ同士のケンカで傷ついていることも多く、三味線の原料としては若いメス猫の皮が最高級だそう。😮
ただし動物愛護の面から現在ではカンガル皮や合成皮革もメジャーになってきているそうです。

大明神の隣も廃線跡です。
スーパー玉出

今池本通り商店街です。

堺筋に面するスーパー玉出。
交差点の角の建物先端が削られているように見えますが、これは店の前を天王寺支線が通っていたからだそうです。

店の前にフェンスで囲まれた不自然な三角地帯があります。
きっとその先の銀色のフェンスも廃線跡ですね。

少し歩くと人だかりがありましたが、様子をみていると古着の配給をしているようでした。
三角公園

あいりん地区の中心、三角公園です。
敷地が三角形だから三角公園ですが、三角の理由は敷地の一角を天王寺支線が通っていたからです。
地図を見ると天王寺支線と現在の大阪メトロの堺筋線はほぼ同じ位置を走っていたのがわかります。
地下と地上ですが、何か関係があるのかもしれないですね。
そう思ってWikipediaで堺筋線を調べると下のような記述がありました。
1993年に開業した動物園前駅 - 天下茶屋駅間においては、用地確保のため南海天王寺支線天下茶屋駅 - 今池町駅間の廃線跡を利用しているが、この区間では複線トンネルとしては空間が不足していたため、単線による上下2層式トンネルとなっている。
やはり廃線後の大阪メトロ建設だったんですね。
しかも上下二層式のトンネルとは知りませんでした。

テントが並ぶ三角公園。
かつてあいりん地区は労働者の街でしたが、現在は日雇い労働者はいるものの高齢化が進み生活保護受給者が多く住む福祉のまち。

公園横には衣料品店がありました。
おじさん向けの商品がたくさんありました。


このフェンスも廃線跡をふさぐためのものですね。



こちらもです。

ここでは廃線跡の土地は今宮ふれあい会館(公民館?)として利用されていました。

廃線跡ですね。

野良猫の三毛を見かけましたが、哀愁ただようネコちゃんですね。
警戒心はありますが、まったく人馴れしてないわけでもないです。
建物と建物の間はゴミだらけ。🥺

こちらの廃線跡にはアパートが建てられていました。

高架の南海本線が現れ天下茶屋駅が近づいてきました。
このあたりも天王寺支線だったと思うのですが、支線廃線当時は天下茶屋駅も地上駅だったんですかね。
Wiipediaで天下茶屋駅を調べると高架化したのは1994年ですので、やはり天王寺支線があったころは地上駅だったんですね。

ゴール地点の天下茶屋駅です。