アイシン精機と言えばトヨタ系の部品メーカーです。部品メーカーと言っても売上高4兆円近い巨大企業で、三菱重工業や富士通と同規模、同じ車業界のマツダやスバルより上をいっています。
トランスミッションやドア周りの部品、エンジン部品など多様な製品を製造し、国内メーカーのみならず海外メーカーにも輸出しています。トヨタ、デンソーとともに私の住んでいる愛知県西三河地区では超有名企業ですが、全国的知名度はいまひとつかもしれません。
そんなアイシン精機の本社敷地内(愛知県刈谷市)にある企業ミュージアム、コムセンターに行ってきました。と言っても行ったのは1年ほど前なんですが、ブログ書くネタがないので古い写真を持ち出してきました。
最初はパネル展示によるアイシン精機の歴史の説明です。 おおざっぱにはアイシン精機は愛知工業と新川工業という会社が合併して生まれた会社です。
次のコーナーに行くとトランスミッションなどのカットモデルがあり、年代毎の技術の進歩を見ていけるようになっています。でも電気自動車の普及とともに複雑な構造を持つトランスミッションが不要になってくるかもしれません。
初期のころは車の部品以外にもミシンなどいろいろな製品を作っていました。
2Fにあるアルファードを使用したドア周りやシート回りなどの実物展示です。アイシン精機ではスライドドアなども製造しています。
電動シートのカットモデルです。私はこんな豪華装備の車を運転したことないのでピンとこないです。
アイシンコムセンターの売りのひとつ、3Dマッピングシアターです。
実物大の自動車型3次元スクリーン+背面、地面にいろいろな映像が映し出されます。
ホイールが回転し景色が後ろにながれ、まるで車が実際に走っているかのように見えます。
アイシン精機のスローガンがあらわれて5分ほどのプログラムが終了します。子供も喜びそうです。
アイシン精機はベッドも作っています。車のシートのクッション技術を応用したものです。ちなみにお値段はけっこうします。
住宅設備も扱っていますが、こちらはそれほどメジャーではないと思います。
こういうジョールーム的な展示は女性ウケが良さそうです。
アイシン精機はコムセンターをそれほど積極的にPRしていません。誰でも見学することができて入場料も無料ですが、オープンは平日のみになります。私が訪れた時はガラガラでした。主として取引先や海外からのお客様を案内することを想定しているのだと思います。