長い石段と松尾芭蕉が訪れたことで知られる山形県の山寺こと、立石寺に行ってきました。山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)清和天皇の勅願によって慈覚大師が開いた、天台宗のお寺になります。
- 山寺へは仙台まるごとパスを利用しました
- 仙山線で山寺へ
- いよいよ石段がはじまります
- どんどん石段を登ります
- 仁王門にやってきました
- 開山堂と納経堂
- 絶景の五大堂
- 日本最小の三重塔があります
- 奥の院 ここがゴールです
- 力こんにゃくで体力回復
山寺へは仙台まるごとパスを利用しました
山寺および仙台市内の観光には仙台まるごとパスを使用しました。仙台まるごとパスは仙台・松島・松島海岸・山寺・白石駅区間のJR、仙台空港鉄道、るーぷる仙台、仙台市営バス、仙台市地下鉄の全線、宮城交通の仙台~秋保大滝路線、阿武隈急行の槻木~あぶくま駅区間が2日間乗り放題のフリー切符です。料金は2,670円です。
仙山線で山寺へ
仙台駅を朝8時18分に出発です。乗るのは山形行の仙石線の電車です。
約55分で山寺駅に到着しました。宮城県は今にも雨がふりそうな曇り空でしたが、県境の面白山トンネルを抜けるときれいに晴れていました。暑くなりそうです。
朝、9時過ぎでしたので観光客は少な目です。
赤い橋を渡ります。
いよいよ石段がはじまります
ここが山寺の登山口のようです。さっそく有名な石段が始まります。
ご親切に石段の段数が記された看板があります。奥の院まで1,070段といわれています。
案内図を見ると上の方までお堂がたくさんあります。
まずは根本中堂が現れます。この先に入山料を払う場所があります。ちなみに入山料は300円です。良心的です。
風流ですなあ。信心深くないので買いませんが・・。ちなみに私は寺社巡りは好きですが、御朱印などグッズ系はまったく興味ありません。
閑や 岩にしみいる 蝉の声
山寺を有名にした松尾芭蕉の像。
どんどん石段を登ります
石段が続きますが規則正しい石段ですので歩きやすいです。春に行った神倉神社に比べれば楽勝です。
大きな杉の木が立ち並び、芭蕉が訪れた時と同じ景色を見ているのでしょうか?当時からこんな立派な石段はあったのでしょうか?
山門から仁王門への途中に立つせみ塚。芭蕉の句をしたためた短冊を納めた記念碑です。
崖は彫られ、卒塔婆が並びます。山寺の岩場は凝灰岩と言われ比較的柔らかく彫りやすいそうです。
さらに石段を登り、見上げるといろいろ建物が見えてきました。
仁王門にやってきました
こちらは仁王門です。嘉永元年1848年再建された、けやき材の優美な門で、 左右に安置された仁王尊像は運慶の弟子たちの作と伝えられています。
仁王門をくぐってもまだまだ階段は続きます。
開山堂と納経堂
振り返ると中央には開山堂と納経堂も見えてきました。
左側の開山堂は立石寺を開いた慈覚大師円仁を祀るお堂で、大師の木造の尊像が安置されていて、朝夕食飯と香を供えているそうです。 向かって左の岩の上の赤い小さな堂は写経を納める納経堂で山内一古い建物だそうです。山寺を代表するお堂ですね。
絶景の五大堂
こちらが五大堂です。開山30年後に建立された五大明王を祀る道場で、断崖に突き出すようお堂が立っています。山中随一の絶景と言われています。
確かに絶景ですね。雲がもくもくして夏らしい景色です。
山寺駅と渡ってきた橋も眼下に望みます。ここまでかなり汗をかきましたが、吹いてくる風は気持ちよく、登ってきてよかったなと思わせてくれます。
日本最小の三重塔があります
さらに進み三重小塔にやってきました。格子の内部に赤く見えるのが三重小塔で、レプリカではありませんと書いてあります。どうやらこれが本物の重要文化財の三重小塔のようです。さすがに日本最小の三重の塔だけあります。内部には三重塔の本尊である大日如来像が安置されています。
奥の院 ここがゴールです
さらに進むとゴールの奥の院にたどり着きました。小休止を入れ写真を撮りながらで約1時間の道のりでした。
ご苦労様ですと気の利いた看板がありました。以下は奥の院周辺にいた虫たちの写真です。
虫もこころなしか秋を感じさせますね。
力こんにゃくで体力回復
下山して名物力こんにゃくを食べました。
タレが良くしみ込んでいて美味しいです。