私は長年ホームセンターに勤めていましたが、会社が嫌で4年前に辞めました。
辞めたんですが、今になってよくよく考えると悪いことばかりでもなかったかなと思うようになってきています。その良かった点を考えてみたいと思います。
私の考える良かった点
- 作り笑いがうまくなった
- 謝るのがうまくなった
- 嘘をつくのがうまくなった(お客様を傷つけずにことを丸く収める事)
- 耐えることを学んだ
- 怒りをおさえることがうまくなった
- 感情を押し殺すことがうまくなった
- 世の中不条理なことがたくさんあることを身をもって経験した
- 世の中とんでもない思考の持ち主もいることを学んだ
- いい人とヤバい人の見わけが瞬間でわかるようになってきた
- パートのおばさんに嫌われない術を学んだ
- 給料が少ないので節約精神を学んだ
あまりメリットでもないか・・・(笑) これは冗談です。
本当の良かった点
まじめに考えます!
- 世間から比べれば少ないが安定して給料はもらえた
- 厚生年金・社保加入
- 勤め先の名前をいうとほぼ誰でも知っている
- 楽しく仕事をしていた時期もあった
- 商売の基本は学べた(いろいろな管理)
- いろいろな意味で社会勉強になる
- とりあえず夜勤はない
- そこまで長時間労働はない
- 失業中の私でも簡単に入社することができた(間口が広い)
- 雰囲気はあまり良くなかったが、そこまでブラックでもなかった
- 平日休みは好都合
- フォークリフトの免許を会社のお金で取れた
- 自転車整備士の資格を会社の金でとった(今は失効)
- 実生活にも役立つDIYに関する知識を学べた
- 電動工具は一通り使える
- 網戸の網の交換、水道の蛇口交換ほかいろいろできる
- あらゆる商品の価格(相場)が頭に入った
- 土木・建築系の知識も多少身についた
- 花や植物に興味が持てるようになった
- オカムラやチューニチなど陳列什器組ませたら早い
- 会社という組織は嫌いだが、同僚はいい人もそれなりにいた
- お客さんから感謝されるのはうれしい
- 老若男女いろんな人と接することができた
- 若い時にあった女性に対するコンプレックスが無くなった
- 表面的なコミュニケーション能力はアップした
- 底辺ではあるが世の中になくてはならない仕事をしている自負
- 社員割引も利用できた
- 今の仕事先で物品購入することが多いが当時の商品知識が役に立っている
- ある程度の力仕事もやれる自信がついた
- いろいろ失敗から学ぶこともあった
管理職クラスになってくるとまた違うのでしょうが、私はヒラですのでこんなものです。
辞めたけど後悔はない
私は会社を辞めたことに関して後悔はまったく無いです。しかしちょっと矛盾しているようですがホームセンターで働いていたことに対する後悔もないです。
過去の自分をキャリアを全否定しても自分がかわいそうなので、会社から何を得ることができたかを考えてみるのも悪くないと思います。
(私の最大の後悔は大学に進むときにいろいろあって理系を選んでしまったことです。あとから気づきますが私は根っからの文系人間だと思います。これにより20代は適性のない会社に入ってキツイ思いをしました。これはこれで経験ですが。)