まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

海外に行かずに英語を話せるようになる方法

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(この記事は約5分で読めます)

 

私の趣味のひとつの英語学習について書きます。

 

私は通訳のような専門レベルでは到底ありません。しかし海外在住・勤務経験が無いわりには、英語を話すことができます。

  

このような普通の人間がどのように英語を学べばいいのか、私のTOEIC受験歴を交えながら、少しでもどなたかの役に立てばと思って書きます。

 

  

目次

 

まずは私が本格的に英語の勉強を始める前の話です。  

 

1998年(28歳)第1回目TOEIC515点

 

TOEICは英検とともに日本で広く行われている英語検定試験です。英検が主に学生を対象とするのに対し、TOEICは主に就活生を含むビジネスパーソンを対象としています。

 

試験時間は2時間で、満点は990点です。リーディングとリスニング試験です。

 

上記の515点というスコアは私が28歳の時、機械メーカーでエンジニアとして働いていた時に会社からの命令で受けた時のものです。

 

海外にも多数の営業拠点や工場を持っている会社でしたので、社員の英語力アップに力を入れていました。

 

勤務終了後には外国人講師を招いての英会話レッスンも提供されていました。今から考えればありがたい環境でしたが、能力の低かった私は通常業務だけで精一杯でした。

 

その頃は英語に対する意識は低く、特別に勉強したりすることはありませんでした。

 

TOEICのための勉強も昼休みに参考書などを見るくらいで、あまり効果はなかったようです。

 

その後、退職し紆余曲折あって31歳からホームセンター業界で働き始め、41歳まで英語にふれることはありませんでした。

 

2011年(41歳)英語の勉強を本格的にスタート

 

大人のやり直し英語ですね。きっかけは突然やってきました。

 

ある日、クルマの中ですごす通勤の時間がすごい無駄に思えました。

 

どれだけの貴重な時間を通勤という名のもとに車の中で無駄に消費するのだろうか。

 

それまでは好きな音楽を聴いていただけですね。本音を言えば10年早く気づいとけばよかったですけどね。

 

しかし今スタートすれば、定年になるまでには必ず英語が話せるようになると思いました。

 

最初はリスニング教材を聞いたり、シャドーイングと言って英語の音声をまねて発話するトレーニング、瞬間英作文を車の中で行っていました。

 

  

そのうち家でも参考書などで勉強するようになりました。

 

昔と違ってネットには英語の勉強法のサイトが多数ありましたので、いろいろ読んで参考にしました。

 

語学の場合、間違ったアプローチをするとなかなか効果は現れません。たとえばやたらと短期間で英語がペラペラになるとかほぼ100%詐欺レベルです。

 

tamikiti67.hatenablog.com

(怪しいサイトもありますので見分ける能力が必要です)

 

ちなみに当時の職場であるホームセンターでは英語力は求められませんし、評価の対象にもなりません。まったく仕事とは関係なく始めました。

 

英語の勉強をしていることは周囲には秘密にしていました

 

2013年(43歳)オンライン英会話をスタート

 

勉強すれば英語を実際に使いたくなってきます。

 

オンライン英会話はスクールに登録しました。レッスンではスカイプを使ってフィリピン人先生と25分間、マンツーマンでお話をします。

 

外国人とろくにしゃべった経験もない私でしたので、最初のレッスンの時は前夜から緊張しました。もちろん最初は上手く話せません。

 

あたふたしながらもレッスンを着実に重ねていきます。

 

www.hanaso.jp

※最初に学んだオンライン英会話スクールです。お世話になりました。

 

オンライン英会話は国際交流

 

そこで思ったのはオンライン英会話はひとつの立派な国際交流なんですね

 

先生に日本のことを訊かれて上手く答えられないのも悔しいしです。そして英語の能力以上に、そもそも自分が日本の歴史や文化について良く知らなかったことを痛感しました。

 

ふだん当たり前で深く考えもしないことが、海外の人にとってはもの珍しいことだったりするんですね。例えば

 

なぜ日本は多くの優れたアニメを生み出すことができるのか?

なぜ日本人の平均寿命は長いのか?

なぜ日本は女性の首相がいないのか?

なぜ日本は少子化なのか?

なぜ日本はキリスト教徒でもないのにクリスマスを祝うのか?

なぜ日本人はお金ももらえないのに残業するのか?

なぜ過労死するまで働くのか?

なぜ日本は犯罪の発生率が低いのか?

 

などなどです。

 

外国人にわかりやすく説明しようとすると答えに窮します。どれも一言で答えられない質問ばかりで、日本語で答えるのも難しいです。

 

もちろん当時の私のレベルでは上手く答えられません。

 

アメーバブログでブログ仲間と交流

 

当時は私はアメブロで英語に関するブログを書いていました。そしてオンライン英会話についてブログを書いている人たちのグループに入っていました。

 

これは良かったですね。オンライン英会話だけだと孤独な戦いになりますが、同じ日本人学習者の仲間がいるといろいろ刺激を受けたり情報交換できたりします。

 

メンバーの一人がTOEICでいいスコアをとったりすると、自分も負けてはいられないとモチベーションが上がります。

  

2013年(43歳)第2回目TOEIC 710点

 

英語の勉強を始めて3年経過のスコアです。オンライン英会話でも200レッスン以上こなしたあたりです。ちょっと自信がついてきたあたりです。710点ということで3年勉強してこれだけかとがっかりしました。目標は800点でした。

 

しかしこのころになるとオンライン英会話がかなり楽しくなってきます。

 

普段ホームセンターの仕事では口うるさいおばさんパートさんや頭のネジがはずれたヤバイお客としか接点がありません。しかしオンライン英会話では20代、30代の若くてきれいなフィリピン人先生とお近づきになりたくて学習意欲が湧いてきます。(笑)

 

そしてたまには仕事の愚痴も聞いてもらいます。

 

フィリピンのセブに行く

 

この頃、実際にスクールのあるセブ島に3泊4日で旅行に行き、10人くらいの私のレギュラー先生たちと食事をしたり、市内観光に連れて行ってもらったりしました。

 

(※オンライン英会話はスクールの管理下以外で先生と生徒の接触を禁止しているところは多いです。先生と生徒の個人的関係になると先生が学校を離れて生徒を連れて行ってしまうからです)

 

初めて訪れたフィリピンはかなり衝撃的でした。街はなかなかのカオスっぷりでしたが、どこに行っても子どもや若い人が多く、日本と人口ピラミッドの構造が全く違います。

 

これから発展していくんだというパワーをひしひしと感じました。

 

tamikiti67.hatenablog.com

 

  

2014年9月(44歳)第3回目TOEIC830点

 

そして3回目の受験。このころでオンライン英会話レッスン歴は1,000回を超えています。

 

毎日レッスンするのはもちろんですが、このころはオンライン英会話のレッスン料も今ほど高くなく、1日最高11レッスン受けたりしていました。どこかのスクールではありませんが、本当にお茶の間留学といった様相です。

 

会社をやめることを考え始める

 

またこのころ勤めていたホームセンターが別の大手ホームセンターに買収されました。仕事のやり方も上司も環境も大きく変わり大きなストレス。そのストレスを英会話で発散していました。

 

当時いろいろなセミリタイアブログに出会い、良いのか悪いのかはわかりませんが(笑)、会社を辞めることを真剣に考え始めました。

 

そして英語のスキルがもしかしたら辞めた後に役に立つかもしれないと、学習の真剣度が増しました。

 

英会話サークルに行ってみる

またこの頃、英会話サークルというものにも数回顔を出していました。名古屋で開催されるのですが、英語を学んでいる日本人が集まり、レベル別に4~6人くらいのグループに分かれ、2時間ほどいろいろなトピックについて英語で話すというものです。

 

これで何かを学ぶというわけではないです。しかし他の人からいろいろ刺激を受けて学習のモチベーションを上げるのには効果的でした。

 

また意外と日本人の前だと喋りずらいんですよね。変に意識してしまうと言いますか。場慣れするという点でも良かったですね。

 

www.nagoyaenglish.net

 

  

2015年12月(45歳)第4回目TOEIC915点

 

正社員をやめる3か月前に受験しました。オンライン英会話のレッスンは通算2,000レッスンを越えていました。

 

受験の3か月前くらいからは休みの日は近所の市立図書館の学習室にこもりました。中高生にまじり参考書についている模試などを朝から晩まで解いたりしてTOEIC用のトレーニングをしましたね。

 

おかげで試験当日は落ち着いてのぞむことができました。膨大な問題量で時間が足りないとよく言われるTOEICですが、この時は初めて時間が10分余りました。

 

手ごたえはありましたね。

 

900点を超すと受験者の上位2%に入ってきます。受験する教室の中でほぼ1位となります。

 

マークシートを塗りつぶす鉛筆を置いてまわりを見てみると、自分より頭の柔らかそうな若い人たちがまだ必死に問題を解いていました。

 

ちょっといやらしいですが、この時の優越感はなかなか言葉で言い表せません。(笑)

 

この時点で英語学習にかけた総費用はオンライン英会話のレッスン代や参考書代、試験受験料などで30万円くらいだと思います。

 

学習をスタートしてから4年半という時間はかかっていますが、オフラインのスクールに行ったり留学することを考えれば格安だと思います。 

 

英語学習はまだまだ続く

 

しかし通訳者や翻訳者などの英語の専門家になるにはTOEIC915点はスタート地点にやっときたレベルです。学習塾の先生くらいなら大丈夫でしょうが。

 

私は専門家になるわけではないのでそこまで高度な能力は必要ないですが、仕事や海外旅行の時のコミュニケーションに不自由しないくらいのレベルは常にキープしたいです。

 

今、オンライン英会話のレッスン数は通算で3000レッスンを越えてきています。始めてから8年経過しました。おかげで一通りの話題において話したいことはほぼ話せるようになってきています。

 

今後も英語は一生の趣味として学んでいきたいすね。英語は先日訪れたマレーシアもそうですが、アジアの国々でもかなり広く通用します。

 

あとそれを補完する意味でもう一つ中国語やベトナム語も学びたいですが、こちらはなかなか重い腰が上がりません。

 

外国語を学ぶメリット

 

語学を勉強すると視野が広がるような気がします。たとえば日本ではあたりまえのことが海外ではありえないことだったり、その逆もあります。物の見方がひとつにならずに多角的に見られるようになることが語学を学ぶ最大のメリットです。

 

この視点は海外旅行などでも得ることができますが、語学を学ぶとさらに深堀りすることができますね。

 

勉強法のまとめ

・最初に参考書などを使って中学英語の復習をする

・次に瞬間英作文をやってオンライン英会話に移行するための発話練習をする

・オンライン英会話スクールで毎日レッスンを受講する(本気でやるなら毎日でないとダメ)

・オンライン英会話と並行して参考書などでさらに文法やボキャブラリーなどをインプット

・腕試しでTOEICなども利用し学習のモチベーションをキープする

・英語でブログ・日記を書いてみる

・できれば一緒に高めあうような学習仲間がいるといい(傷をなめあうような関係は逆効果)

・実践として短くてもいいので海外旅行に行けるといい 

・さらにオンライン英会話を継続する

 

 

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