まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

JR東海の英語車内放送のレベルは確実に向上していると思う

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今日取り上げるのは京都大学の偉い先生の少し古いブログ記事です。昨年ちょっとした議論になっていたようですね。

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目次

  

JR東海の英語車内放送はそんなにひどいか

 

blogos.com

 

短い文章なので全文引用させていただきます。

 

以前にも書いたが、JR東海の車内アナウンスが酷いことになっている。何かというと、車掌による英語のアナウンスである。笑いを通り越して、ついに怒り始めてきた。日本の大恥でもある。

 

次は右のドアが開くとか、左やとか、さらには定刻通り運行していて次の駅まで10分やとか、それを車掌が英語で喋る。これが酷い。

 

飛行機の場合も、国内線のアテンダントの英語は大したことはないものの、でも「そんなもんやろ」、「僕とええ勝負か、それよりは上かな」と許せる。

 

JR東海の場合、そんな許せる、許せないの域を超えてしまっている。英語にカタカナのルビがふってあって、それを読んでるんとちゃうやろかという、英語もどきのアナウンスさえ多い。

 

近くにいたある日本人は、そのアナウンスを聞いて噴き出していた。でも、たまに聞くのやから噴き出すだけで済むのであって、しょっちゅう聞かされている者の身になってみろと思ってしまった。

 

そもそも、そんな変な英語を外人に聞かせるのは「日本の恥」である。と、書きながら思い直したのは、ネイティブな外人の場合「訳の分からん、また別の日本語の案内をしてるのかな」としか思わないかも。英語圏以外の外人にとっては、「何か英語的な単語が聞こえるけど、何のこっちゃろ」と首をかしげるだけかも。

 

意味の分かる日本人だけが、噴き出したり、憤慨したりする。と、傍にいる外人が、「何のジョークや」とか、「何の異常事態のアナウンスや」と思うかも。

 

「もっとまじめに車内アナウンスを考えろや、バカたれJR東海」というところだ。

 

 京都大学大学院経営管理研究部教授の川北英隆という人の意見です。ずいぶん乱暴な文章で、言いたいことはともかく大学の教授が書いたとは思えない作文ですね。日本の恥×2に最後はバカたれJR東海ですからね。酒飲みながら書いたのかな。(笑)

 

そもそもきれいな発音の英語が必要?

 

この人が言及しているのは東海道新幹線のことですかね。私は在来線はよく利用しますが、在来線でも日本語の車内放送に続いて英語の車内放送が流れます。主に次はそこそこに停車して、どちら側のドアが開くとかいったことです。

 

この教授のブログは1年前のものです。おそらく車掌の肉声による英語放送が始まって1年以上経過していると思いますが、今はそんなにひどくないですよ。みなさん噛むこともなくスラスラしゃべっています。

 

明らかにレベルが向上しているのではないでしょうか。よく頑張っているなあと思います。

 

個人的には日本人は英語ネイティブではないので、ちょっとくらい発音悪くてもいいのではと思いますが、こういう他人の発音をバカにする人ほどえてして英語が不得意だったりします。

 

英語なんて習うより慣れろで、使わないことには上達もしません。まあ上記の文章が書かれたのは肉声による英語車内放送を導入してすぐのことだったのかもしれません。

 

しかし外国人も機械的な音声より、肉声の方が微笑ましく感じるのではないでしょうか。(何を言っているのかわからないほどひどい場合は問題ですが)

 

なぜJR東海は車掌の肉声による英語車内放送?

 

個人的に気になるのはこちらです。多くの鉄道会社は自動音声による英語車内放送を提供していますが、なぜJR東海は肉声にこだわるのか。

 

調べてみたらこのような記事がありました。

 

www.news-postseven.com

 

この記事によると、JR東海が英語肉声アナウンスを始めた理由は、やはり増加する来日外国人(コロナで今は減っているが)への対応とのこと。

 

特に肉声にこだわっているわけではないが、機械音声、肉声の両方の良い点を生かして最適なサービスを提供するということらしいです。

 

乗務員の英語訓練は社内で集合研修をおこなっているほかに、定期訓練も実施。また、職場単位でも勉強会を催し、オンライン英会話で訓練することもあるとのことですね。

 

素晴らしい。車掌さんも頑張っていますね。

 

導入時はいろいろ言われましたが、やはり「やる」と「やらない」では大きな違いがあります。

  

すべて機械にまかせてしまうと・・

 

個人的には、特に観光業や交通事業者で英語によるコミュニケーションをすべて機械にお任せというのは、外国人に対し「話しかけてくるな」と心を閉ざしているのと同じことだと思います。それは発音がちょっと変なのと同様に、ちょっとした「日本の恥」なのではないでしょうか。

 

私が仮に海外旅行でそういう国に行ったとしても、歓迎されていないようでおそらく旅行の楽しみは半減してしまうと思います。

 

また仮に列車事故や遅延などが発生した際、普段からトレーニングしている人とそうでない人の対応には雲泥の差が出てきますね。やはり機械にはイレギュラーな対応はできないと思います。

 

ひとつだけ心配なこと

 

英語アナウンスを肉声で行うことにより、安全運行に影響はないかだけは少し心配です。英語を上手に話すことに集中するあまり、安全確認に漏れがあったりとか。車掌さんもやることが多くてけっこう忙しいですよね。よほどそういうことは無いように取り組んでいるとは思いますが。