制作元の許可なく、映画やドラマを再編集して10分程にまとめ動画サイトに投稿する「ファスト映画」が問題になっているようですね。
逮捕者も出たようです。
私も恥ずかしながら、そのような映画やドラマのダイジェスト版があったらいいのになあと、このブログでも書いたことがあります。
本当にそんなモノがあったんですね。
ファスト映画のニーズはある
私は映画はたまに映画館で見ますが、テレビドラマはまったく見ません。
ただ世の中で話題になっているドラマは話についていくため、あらすじだけでも知りたいと思うことはあります。
でも2時間で終わる映画ならまだしも、連続ドラマをずっと見るのは時間がもったいので、ダイジェスト版があればなあ~と考えてしまいます。
Wikipediaを見ればあらすじは分かりますが、文章を読んでもおもしろくありません。
映像あるなしでは理解度がまったく違うと思います。
大谷選手の活躍も
また最近、MLBの大谷翔平選手の活躍が目覚ましいですが、おそらくNHK-BSの映像を切り取って、大谷選手の活躍のシーンだけまとめて再編集し、テロップ付けてユーチューブにアップする動画が無茶苦茶多いです。
ぜったい映像の使用許可はとっていないと思います。
ただ私もBS料金払ってダラダラと試合を最初から最後まで見るわけにいかず、良くないとは思いつつも、ついついその類の動画を見て満足してしまいます。
いっぽうサッカーはdaznが公式のダイジェスト版を作ってくれてユーチューブにアップしてくれてありがたいです。
この場合、まだdaznに広告収入が支払われるだけマシなのかなと思います。
あわよくばダイジェスト版を見て、これはおもしろいと正式に視聴契約してくれる人が出てくるかもしれません。
根本的対策は?
ということでファスト映画を駆逐するには、映画だったら公開終了と同時に制作元がダイジェスト版を公開したらいいのではと思います。
しかしスポーツと違って映画は芸術作品で、最初から最後まで視聴して初めて良し悪しを語るべきものでしょうし、制作側からするとそんな継ぎはぎ版で鑑賞してほしくないという思いでしょう。
よって根本的対策はユーチューブなどのプラットフォーム側が、ファスト映画には報酬を支払わないようにすることでしょうか。そうすると誰も作ろうとはしないでしょう。
ただファスト映画から本当にDVDを買ったり、レンタルする人もいるかもしれません。
ファスト映画経由で作品の存在を知る人もいるでしょうから、一般大衆に作品を知らしめる機会そのものがなくなってしまうリスクはあります。
グレーな部分もたくさん
あと気になるのはユーチューブに多い、本の要約チャンネルですね。確かに見てみると本を読まずして内容がわかったような気がして満足してしまいますが、これも著作権の侵害なんですかね。
それを言ってしまうと新聞の書評コーナーは? こちらは全部種明かししているわけではないですが、線引きの面でいろいろ難しい問題がありそうです。
私もブログ書くときは著作権に注意しよう。
たまにはお金払って見る
なんでもファストばかりになってくると、文化が育たなくなってしまうので、やはりスポーツならスタジアムで、映画なら映画館で見ることも大事かも。
コンテンツ制作側にお金が流れるような利用の仕方を意識しないといけないですね。ユーチューブならなるべくオフィシャルのチャンネルで見るとか。
無料サービスは便利でありがたいですが、あまり無料ばかり利用して金ばなれが悪いと、人としてダメになっていくかも。(無料で満足する自分への戒め)
なんでもほどほどにしておくのが良いですね。