まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

【映画】グレタひとりぼっちの挑戦

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環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんのドキュメンタリー映画を見てきました。

 

映画は15歳で始めた学校ストライキから、2019年のニューヨークの国連本部での演説までを、実際の映像をつないで制作されています。

 

大きなストーリーの変化があるわけではないので、途中ちょっと寝てしまいそうになりましたが、いろいろ考えさせられることもありました。

 

 

グレタさんの主張

 

現在18歳の彼女 ( まだ18歳!)はスウェーデンのストックホルム出身で、学校ストライキを始めたのが3年前の15歳の時。

 

地球温暖化対策に消極的な政治家や国に対して歯に衣をきせぬ発言で、メディアに取り上げられることも多く、環境保護活動のアイコン的存在です。その強烈な発信力から支持者をどんどん増やしていきました。

 

彼女の影響もあって欧州では環境保護活動は若者を中心に大きなうねりとなっています。

 

tamikiti67.hatenablog.com

 

彼女の主張は「今、大人たちが地球温暖化対策に真剣に取り組まなければ地球の将来はない。影響を受けるのは現在子供である私たちだ」というものですね。

 

彼女自身も飛行機に乗るのをやめたり、環境負荷の大きい畜産物の摂取を避けるためビーガンになったり、環境にやさしいライフスタイルを実践しているようです。

 

アスペルガー症候群

 

映画でも紹介されていますが、彼女はアスペルガー症候群です。

 

彼女自身はそれをスーパーパワーと肯定的に捉えているようです。

 

ひとつのことに興味をもつと徹底的に突き詰めるアスペルガー症候群の特徴で、11歳の時に気候変動の問題を知って以来、地球温暖化について考えを深めていきます。

 

熱心さがゆえの空気を読まない率直すぎる彼女の発言はアスペルガー由来でしょう。

 

尖っているからこそ多くの熱狂的な賛同者の心を捉えているのでしょうね。

 

彼女の葛藤

 

彼女はインフルエンサーとして世の中で注目されるにつれ、各国政府の首脳に招かれたり、多くの国際会議に招待されスピーチを求められるようになります。

 

しかし政治家たちは彼女を利用して環境問題に取り組んでいる姿をアピールをするだけ。

 

みんな彼女の活動を称賛するものの、誰も具体的かつ有効なアクションを起こさないことに、彼女はしだいに虚無感といら立ちを感じます。

 

さらにアンチからはSNS上でさまざまなネガティブコメントが寄せられ、中には「殺すぞ」と脅迫のメールが送られてきたこともあるそうです。

 

ティーンの少女には重すぎると思いますが、彼女にとってはネガティブコメントや脅迫より、将来よりひどくなる地球温暖化のほうが怖いそうです。

 

それが彼女の活動の原動力となっています。

 

私の感想

グレタさんの印象

 

報道などで知る私の彼女に対する元々の印象は「いつも怒っている少女」ですかね。それは映画を見てもあまり変わりませんでした。

 

アスペルガーと聞いて、それは納得。

 

そして彼女の言っていることは正論で、議論を焚きつけるような彼女の存在は世の中に必要だと思います。その点では尊敬します。


ただ率直に言うと、人に行動を変えてほしいと訴えるのなら、怒り口調は抑えてもう少し下から出たほうが、共感を得やすいんじゃないのかなと思います。

 

そう考えるのは私が大人だからかな?

 

でも家族に囲まれて、時折見せる笑顔はかわいいところもありますね。

 

地球温暖化に関して

 

世の中には「地球温暖化でっちあげ論」もありますが、最近の夏の酷暑、暖冬や世界的な異常気象は温暖化でないと説明がつきません。

 

私は人間活動が温暖化の主原因だと思っています。

 

そして温暖化は今の子供世代の将来の問題とは言っていられません。

 

というのも仮に私が今の父と同じ90歳まで生きるとすれば、あと38年もあります。2060年です。

 

何も対策がされなければ、そのころには温暖化はより深刻になっているだろうと思います。

 

温暖化対策はありとあらゆる分野の取り組みが必要ですので、難しい問題ですが冷静で慎重かつ速やかな議論が必要ですね。

 

地球環境の危機が訪れても人類は生きていけませんが、経済活動がストップしても生きていけません。

 

どの地点を落としどころにするのか妥協点をさぐっていく必要があります。

 

菅元総理の2050年カーボンニュートラル宣言や、この前のグラスゴーでの COP26 での議論が記憶に新しいところです。

 

個人でできる温暖化対策は限られますが、節約生活と親和性は高いのでふだんの生活を大事にしたいですね。


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ということで、電力消費量の少ないLED電球を購入しました。(^^)/ 

 

映画を見たからというわけではなく、ホームセンター行ったら、たまたま安かったからですけどね。

 

 

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