新春1月7日に京都市内を寺社を巡りながらガッツリ歩きました。そのパート2です。
北野天満宮
菅原道真公を祀る北野天満宮。新春1月8日、初詣および学問の神様ということで合格祈願で賑わっていました。
桜門には大きなウサギの絵馬が飾られていました。
重要文化財の三光門を入ると本殿(国宝)ですが、参拝の人々で長い行列ができていました。並んでまでは参拝せず。😛
北野天満宮は長らく行われていた改修工事も最近終わったようで、久しぶりにカバーの掛けられていない本殿を見る事ができました。
北野天満宮は神社建築として、個人的に大好きな神社です。檜皮葺屋根が素晴らしいです。
豊臣秀頼公により1607年に造営されたもので、桃山建築としてこれだけの規模で残っているのは北野天満宮だけになるようです。
平野神社
北野天満宮の北西にあるのが平野神社です。
奥に屋根が見える本殿が重要文化財指定を受けています。内部ではちょうど御祈祷が行われていました。
京都市北部、平安京大内裏(平安宮)から北方の平野の地に鎮座する神社である。平安京遷都頃まで創建が遡るとされる神社で、近年の研究によると、元々は桓武天皇生母の高野新笠の祖神(桓武天皇外戚神)として平城京に祀られた神祠であったが、それが平安京遷都に伴って大内裏近くに移し祀られたことに始まると推測されている。
古代には皇太子守護の性格を持ち、平安時代には例祭「平野祭」において皇太子自らにより奉幣が行われた。また、多くの臣籍降下氏族から氏神として歴史的に崇敬された神社としても知られる。
現在の本殿は4殿2棟からなり、いずれも「平野造」とも称される独特の形式の造りで、重要文化財に指定されている。
そのほかに拝殿・中門・南門・摂社縣神社は、京都府から文化財指定・登録を受けている。境内は桜の名所として知られ、夜桜の様子は「平野の夜桜」と称されることで知られる。
わら天神
京都市バスの行き先案内でよく登場する「わら天神」。名前はよく聞いていましたが、実際に訪れるのは初めてです。
わら天神の正式名称は敷地神社。安産の神様で信仰をあつめています。安産御守として藁が授与されることから「わら天神」と呼ばれているようです。
小さな子供を連れた家族連れを何組か見かけました。
金閣寺
金閣寺に近づくと五山送り火の左大文字の火床が見えました。
金閣寺も入場に長い行列ができていました。工事が終わった金閣寺のまばゆい姿を拝もうかと思っていましたが、早々に退散決定。😅日曜日ということもあって京都は行列ばかりです。
三条天皇陵
鷹峯に向かって歩きますが、その途中にあるのが三条天皇陵です。まわりは豪邸の立ち並ぶ高級住宅街でした。
高級ホテル
ここから先は天神川に沿う谷間で、高級ホテルが点在しています。左手にはロク キョウト エルエックスアール ホテルズアンドリゾーツがあります。(名前長スギ)
ヒルトン系列の最高級ホテルのようです。
京都で最高級ホテルと言われるアマン京都の入口。一泊20万円~だそうです。奥に警備員さんがいらっしゃいました。
いつも安いとこばかり泊まっているから、来年にやってくる25回目の結婚記念日にでも泊まってみようかな。😎(ウソです)
洗濯坂
学生の頃、自転車仲間のあいだで洗濯坂と呼ばれていた平均斜度21パーセント、最大斜度はそれ以上の激坂を歩いて登ります。名前の由来は洗濯板状のギザギザが路面にあるからですね。
自転車だと一番軽いギアにしても後ろにひっくり返りそうなくらい登るのが困難な坂でした。車でもマニュアル車の場合は途中で停止すると再発進は難しそうです。
光悦寺
京見峠へと続く鷹峯街道沿いにある鷹峯地区。渋いお寺が点在しますが、こちらは光悦寺。本阿弥光悦ゆかりのお寺で、秋の紅葉で有名です。
参道の写真撮影不可と立て看板がありましたので、入口から撮影。ちょっと敷居が高そうです。
御土居
国の史跡の御土居。御土居は豊臣秀吉によって京都を守るために作られた土塁です。もともとは京都の中心部をぐるっと囲むように作られたそうですが、現在は市内に8か所が残っているのみ。
鴨川の反乱と外敵の来襲から守るとありますが、外敵とは誰のことだったのでしょう。
今宮神社
今宮神社へやってきました。創建は長保3年(1001年)で、祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)。
何やらすごい人だかりがありました。
今宮神社名物のあぶり餅に並ぶ行列でした。門前には平安時代から続くと言われる一文字和輔と江戸時代初期創業の「かざりや」の2軒があります。どちらの店も大行列。
20年近く前ですが一度食べたことがあります。行列に並ばずにふつうに食べられました。
しかしSNS全盛の今どきは、映える食べ物やスポットは、やたらと人が集中するんでしょうかね。お店の人も忙しそうです。
あぶり餅(あぶりもち)は、きな粉をまぶした親指大の餅を竹串に刺し、炭火であぶったあとに白味噌のタレをぬった餅菓子、または串に刺してあぶったおかきや煎餅のこと。
京都市北区の今宮神社や同右京区嵯峨の清凉寺、石川県金沢市金沢五社の神明宮などにある、和菓子屋が知られる。
特に今宮神社の店は、平安時代頃からある日本最古の和菓子屋とされ、今宮神社参道で応仁の乱や飢饉のときに庶民に振る舞ったといういわれがある。また、あぶり餅で使われる竹串は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)であり、今宮神社で毎年4月の第2日曜に行われるやすらい祭の鬼の持つ花傘の下に入ると御利益があるのをたとえとし、食べることで病気・厄除けの御利益があるとされ、親しまれている。
これだけ観光客が押し寄せると、元々あぶり餅を食べていた地元民は気軽に口にすることができなくなっちゃいますね。
京都ほど観光と地元民の生活が隣り合わせの場所はないと思います。なかなか両立は難しい。
混雑しすぎる市バス問題とか・・