長良川鉄道
JR美濃太田駅から長良川鉄道に乗車しました。
長良川鉄道は旧国鉄の越美南線を引き継いだ、第3セクターの長良川鉄道株式会社が運行。美濃太田から北濃までの72.1㎞を結びます。
長良川沿いの景色のいいところでは徐行運転する「ゆらーり眺めて清流列車」1号です。1両編成です。
車内は川の中をイメージしてあるんですね。
オオサンショウウオとアユ。
長良川鉄道は第3セクターですが、路線名は国鉄時代のまま越美南線になっているんですね。
美濃太田から美濃市まで640円です。
ローカル線だからとバカにしていたわけではありませんが、PayPayやクレジットのタッチ決済で運賃を支払うことができるようでビックリ。
美濃太田駅の券売機に並んで紙の切符を買いましたが、無駄なことをしてしまいました。
ポイントがつくのでクレジット払いがよかったですね。
後ろ乗車前下りですが、それぞれタッチ決済用の端末があります。
単線非電化です。
刃物の町で知られる関市の中心にある関駅です。半数くらいの人が下車していきました。
美濃市に到着しました。
ゆらーり眺めて清流列車1号は終点の北濃駅を目指して出発していきました。
美濃市駅の駅舎です。
美濃市は、岐阜県、中濃地方の中央に位置する市。 日本の中心部または岐阜県の中心部に位置し、美濃和紙の産地として有名である。「うだつのあがる町並み」として知られる市街地は1999年5月13日に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された歴史的風致の街である。
美濃市の人口は1.9万人で岐阜の市の中では最下位。
名鉄旧美濃駅
少し歩くと名鉄の旧美濃駅の駅舎が現れました。
廃止されるまでは、岐阜からここまで名鉄美濃町線が運行されていました。
美濃町線(みのまちせん)は、岐阜県岐阜市の徹明町駅から1999年まで岐阜県美濃市の美濃駅、2005年まで岐阜県関市の関駅までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の軌道線。2005年4月1日に全線が廃止された。
路線名は、美濃市の前身美濃町にちなむ。1999年に美濃市内から路線が廃止された後も、2005年の全線廃止までこの線名が使われていた。
私が愛知に移り住んだのは1997年くらいですので、その頃はまだ走っていたわけですね。同時期に名鉄三河線の一部や谷汲線や八百津など廃止されています。
その時乗っておけば良かったと思いますが、後の祭りです。当時は若かったので車での旅行のほうが興味ありました。
こちらは1964年に廃止された鏡島線の車両のようです。
野口五郎のデビュー50周年を記念する歌碑。
旧美濃駅は美濃市出身の歌手 野口五郎の「私鉄沿線」の舞台として五郎ファンからも熱い支持を受けているそう。
※実際は作曲家の方の地元の鉄道をイメージした曲だそうで美濃町線とは関係ないそうです。
「私鉄沿線」は1975年の発売だそうですが私は幼稚園児ですね。知らないです。
ニュー柳屋食堂は美濃名物「とんちゃん」を味わえるお店。
人の気配があまりありません。しーんとしています。
美濃市役所です。トイレを借りました。
うだつのあがる町並み
和紙とうだつのまち美濃市。「うだつが上がらない」は慣用句でよく使いますが、「うだつがあがる」とはあまり使わないような気がします。
美濃市はどの商家もうだつがあがるほど栄えていたということなのでしょう。
謎のうだつキャラクター。
うだつのあがる街並みにやってきました。
肥料屋さんでしょうか。
水曜日の午前10時半、観光客はほとんどいません。
同じ岐阜ですと高山や下呂、馬籠などはインバウンド客でにぎわっていると思いますが、こちらはとても静かです。
うだつです。
もともと火災の延焼を防ぐためのものですが、豪商たちが富の象徴として競い合うように立派なうだつを屋根につけたそうです。
このあたりが観光パンフレットの写真が撮影される場所だと思います。
特産の美濃和紙のお店がありました。
美濃橋
長良川に架かる美濃橋を見に行くことにしました。
大正時代の架橋技術を今に伝える貴重な橋として重要文化財に指定されている美濃橋です。
現存する日本最古の吊り橋です。全長113m。
主塔は鉄筋コンクリートで床板は木製。人と自転車専用の橋となります。
美濃橋周辺は毎年犠牲者が出る有名な水難スポットです。東海地方ではよく知られています。
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