まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

京都鉄道博物館に行ってきました その1

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9月12日に京都鉄道博物館に行ってきました。

 

 

京都鉄道博物館とは

 

京都鉄道博物館は2014年に閉館した大阪の交通科学博物館の収蔵物の一部と、2015年に閉館した梅小路蒸気機関車館の収蔵物を展示し、梅小路蒸気機関車館を拡張・リニューアルを行い、2016年にグランドオープンしました。

 

展示面積は開館時点においては、JR東日本の鉄道博物館(さいたま市大宮区)やJR東海のリニア・鉄道館(名古屋市港区)を面積・展示車両数で上回り、日本最大の鉄道博物館になります(2018年7月の鉄道博物館の増床により、面積では日本最大の座を明け渡しています)。

 

わりと新しい博物館なんですね。

 

小学生の頃でしたが遠足や親に連れられて何回か大阪弁天町の交通科学館には行きました。また梅小路蒸気機関車館にも行ったことがありますが、それももう35年から40年前のことになります。それ以来ですね、鉄道の博物館を訪れるのは・・ 。期待が膨らみます。

 

私は鉄道の旅は好きですが、電車、汽車そのものはそれほど詳しくないので以降の説明で間違いがあったら、「しょうがないな素人は・・」と軽くスルーしてください。

 

プロムナード

 

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エントランスで1,200円の入場券を購入し、入場するとまずはプロムナードです。屋根はありますが屋外展示で、メインの展示館に入る前の序章のようなコーナーでしょうか。まずは0系新幹線、C62蒸気機関車、クハ86型が並びます。

  

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C62形26号機 日本最大の旅客用蒸気機関車で、東海道本線や山陽本線で活躍したそうです。さすがに私の子供の頃は蒸気機関車はすでにSL山口号を除いて走っていなかったです。

  

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0系21形1号車 開業当時、世界最速の200km/h以上での営業運転を実現したこの車両は、外観から内部構造に至るまで、当時の国鉄の車両技術を結集したものです。

 

展示予定の4両は、各形式のトップナンバーを付した4両で、約600万kmを走行した後、1978(昭和53)年3月に引退したそうです。

 

これはもちろんリアルタイムで走っていました。何回か乗ったこともあります。小学校の修学旅行が広島だったのでその時にも乗りました。昭和56年くらいのことですかね。

 

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クハ86形1号車 戦後初の長距離電車として登場、東海道本線や山陽本線で活躍しました。この電車ではないですが、このオレンジと緑のカラーリングは私にとっては東海道・山陽本線を走っていた網干行き快速列車です。

 

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クハ103形1号車  1964年に登場した国鉄を代表する通勤型電車です。これは学生時代、毎日のようにお世話になっていました。私の地元の片町線もこれでした。

 

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大阪環状線で数年前まで現役で走っていたんじゃないんでしょうか。なんか引退セレモニーが行われていたような記憶があります。

 

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懐かしい車内です。シンプルですね。

 

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こんな感じでした。扇風機も昔はついてましたね。これはクーラーもありますが扇風機だけの車両もあったような記憶があります。

 

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ナシ20形24号車 寝台特急「ブルートレイン」の食堂車として活躍したました。実際にレストランとして使用されています。列車旅の気分が味わえるということで土日は行列ができ1時間待ちもあるとか。。

 

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この日は平日の午後1時半すぎだったので、そこまで混んでいませんでした。

 

www.kyotorailwaymuseum.jp

 

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 DD54形33号機 西ドイツのエンジンと液体変速機を採用したディーゼル機関車です。

昭和46年製造だそうで、私より1歳下です。

 

トワイライトゾーン

 

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トワイライトゾーンも屋根付き屋外展示で、すでに廃止された豪華寝台特急トワイライトエキスプレスを中心に展示しています。
 

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こちらはトワイライトエキスプレスを引っ張っていたEF81形103号機関車。関西から青森までの直通運転を可能にした交直流電気機関車です。先日、乗車した羽越本線の村上付近にも交直切り替え箇所がありました。

 

tamikiti67.hatenablog.com

なるほど、それで羽越本線の普通列車は電化されているのにもかかわらず気動車なんですね。

 

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昭和49年製造です。

 

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トワイライトエキスプレスはいいなあと思っていましたが、結局のらないまま。基本的に学生時代から私は青春18きっぷばかりで、あまり特急にのったことがありません。新幹線すら最近は無いです。

 

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このダークグリーンのカラーリングが高級感ありますね。左側の車両はスシ24形1号車
で寝台特急「トワイライトエクスプレス」用として改造された食堂車です。

 

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スロネフ25形501号車 1989(平成元)年に登場した寝台特急「トワイライトエクスプレス」のA個室車両です。「スイート」1室と「ロイヤル」4室の客室を備え、特に「スイート」は眺望のための大きな窓があり、大変人気がありました。価格もさぞ高かったことでしょう。

 

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EF65形1号機 1965年から製造された直流電気機関車で全国で活躍しました。さくら、はやぶさ、みずほ、ふじなどの往年のブルートレインも牽引していました。展示車両にヘッドマークを付けてくれるとカッコいいんですが、それをやっちゃうと一つの編成だけにイメージが固定されてよろしくないんでしょうか。

 

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オロネ24形4号車 寝台特急「あかつき」「彗星」などで活躍したプルマン式のA寝台車です。 特急日本海青森行きは大阪始発でしたね。懐かしいです、乗ったことはありませんが(笑)

 

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内部はこんな感じです。これとは違いますが、私は大阪―東京間を走っていた寝台急行銀河には一度だけ乗ったことがあります。今から30年くらい前です。その時は楽しくて寝れなかったですね。

 

本館1階その1

 

広大な吹き抜け構造となる本館では、500系新幹線電車、寝台特急でも活躍した581形電車、ボンネット型の489形電車というJR西日本を代表する車両をはじめとして多数の車両を展示しています。

 

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 1800形1801号機 イギリスから輸入された勾配線区用の蒸気機関車です。明治14年製造です。

 

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230形233号機 国産初の量産型蒸気機関車で、国の重要文化財に指定されています。機関車が重要文化財とはすごいですね。明治36年製造だそうです。うちの30年前に死んだ爺さんが明治38年生まれでした。こんな蒸気機関車を子供の頃見てたのでしょうかね。

 

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機関車とともに鉄道の歴史を解説するコーナーです。

 

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EF52形1号機 国産初の大型の直流電気機関車で、本機は阪和線などで活躍しました。昭和3年製造です。うちの家族と比較して申し訳ないですが、オヤジは昭和7年生まれです。

 

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歴史コーナーは昭和をイメージしたものもあります。

 

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車両の他に駄菓子屋さんのディスプレーや昭和の駅舎などもあり、このあたりが新しい博物館として見せ方の上手いところですね。

 

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キハ81形3号車 1960年に登場した国鉄初の特急用ディーゼルカーです。このくろしおは私の記憶にはないですね。

 

ボンネットのないキハ82形は特急まつかぜとか大阪駅で良く見かけましたがこれは知りません。

 

個人的にはこれよりキハ82形の展示が見たいです。

 

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100系122形5003号車 0系新幹線電車の後継機として活躍した新幹線電車です。運用開始は1985年ですので昭和60年、私にとってはもちろんリアルタイムです。300系を用いたのぞみの登場は平成4年ですので、もう少しあとになります。

 

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クハネ581形35号車 座席と寝台で両用可能な設備をもった世界初の特急用交直流電車です。特急月光は大阪駅に停車しているのを昔見たような気がします。上野から東北方面の寝台特急としてもよく使われていたんじゃないでしょうか。

 

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この電車式寝台車は一度乗ってみたかったんですね。たしかA寝台は2段で、B寝台は3段だったと思います。個人的には3段のB寝台にすごく興味があります。昼間は普通に4人掛けのボックスシートなのにそれがどうやって3段の寝台に変身するのか・・。

 

中に入って確認できればいいんですが、ちなみに鉄道博物館の展示の車両は内部に入れないものが多いです。これは展示だけでなく良好な状態で保存する使命も博物館が持っているからですね。

 

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クハ489形1号車 国鉄を代表するボンネット型の特急用交直流電車です。やっぱり北陸本線の特急はサンダーバードでなく雷鳥ですよ。英語にすればいいってもんじゃありません。

L特急全盛期を感じさせますね。今の特急はカッコいいですが、関空特急はるかみたいにゲゲゲの鬼太郎のぬりかべみたいなのも多いです。

 

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画像引用元 Wikipedia

個人的には特急と言えばキハ183系です。京都鉄道博物館には展示車両はないですが、もう使用されていないようですので、早く鉄道博物館に来てくれないですかね。

 


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500系521形1号車  当時世界最速の300km/hでの営業運転を実現した新幹線電車です。乗ったことあるかな~?

 

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断面はほぼ円形なんですね。航空機のようでかっこいいです。500系は好きなんですが、運用期間としては短かったような気がします。1997年から2011年までですので14年ですね。700系とそのあとのN700系に完全に取って代わられましたかね。技術的に攻め過ぎちゃったんでしょうかね。

 

 

 軽量化と高強度化を両立すべくアルミニウム合金の銀ロウ付けによるハニカム構造を車体に採用するため、製造費が高価であった。徹底して高速性能を追求したために、製造コストや居住性の問題、特に東海道新幹線内での他系列との定員の違い、車両性能を持て余すなどの点が問題となった。

新幹線500系電車 - Wikipedia

 

追記 山陽新幹線でこだま専用車両としてまだ活躍中のようです。

 

 

長くなりそうなので、ここでいったん区切りとしその2へ続きます。